越後・奥利根
 十字峡〜丹後山〜越後沢山〜本谷山〜十字峡
〜春の越後の山を少し登ってみた〜
2009年5月2日〜5月3日 

GWは飯豊連峰の縦走の予定だったが、急用が入ってしまい近場での山行に変更した。丹後山から巻機山へ、さらには谷川方面へと欲張ってみたが結果的に1泊2日の敗退山行になってしまった。
 しかしながら、思わぬ出会いを果たすことができて良かった。

アプローチ

東京駅17:52〜越後湯沢駅19:22/19:43〜六日町20:00〜ゲート20:45〜十字峡小屋21:15頃

コースタイム

5月2日

十字峡小屋4:04〜丹後山登山口5:05〜3合目7:00〜7合目9:20〜シシ岩9:35〜稜線10:03〜越後沢山12:46〜本谷山14:25〜テン場14:35
5月3日
テン場6:19〜雨量観測小屋8:21〜内善落合9:53〜丹後山登山口10:45〜十字峡11:45
〜野中バス停13:10
 


5月2日
コースタイム
十字峡小屋4:04〜丹後山登山口5:05〜3合目7:00〜7合目9:20〜シシ岩9:35〜稜線10:03〜越後沢山12:46〜本谷山14:25〜テン場14:35

 六日町駅から十字峡小屋へ向かうべくタクシーに乗り込む。今年は雪が少なかったので、タクシーの運転手さんも多分通れるでしょうとのこと。
 実際行ってみると、釣堀キャンプ場の先の所でゲートで封鎖されていた。ならばと、運転手さんが機転をきかせて対岸側のルートへ転進したものの、すぐにゲートで封鎖されていた。結局最初のゲートに戻ることにした。タクシーを降りると、親切な登山者がこの先のルートは一箇所土砂崩れで悪いとアドバイスしてくれた。
 ヘッドランプを装着して進むと、アドバイスどおり土砂崩れで足元が悪い。ここを通過すると無事十字峡小屋が見えてきた(ゲートから徒歩約30分)。
 小屋は1階入り口から入ることができた。2階へ上がると床が虫(主に越冬したカメムシとテントウムシ)だらけなので一通り掃除するが、天井や電灯に張り付いているのは届かずしかたなくそのままにして寝ることにした。
 最初は静かだったが、そのうち「ブーン・・・・[なんか近くに飛んできた気がする・・・(不安)]」、「ポト(すぐ近くだよ!)」「カサカサ(頭のそばじゃないか!!!)」という音に悩まされる。
モコモコさんにいたっては顔に来たらしく、本能で振り払った為に手がカメムシくさくなりほとんど寝られなかったらしい。
 そんなこんなで予定していた起床時間(3:30)になったが、やっと眠りに付いたモコモコさんは「あと30分」といって全く起きない。4:00頃になると3人パーティーが小屋に到着し、おかげでモコモコさんもやっと起きた。少し話をすると、「もしかして、山人さんと、モコモコさんですか?」と我々の正体を言い当てられてしまった。お話してみると、たびたびのJOさんでした。知人を通じて噂は伺っていたので、もっとお話したかったのですが、出発することにした。

涼しいうちに登ってしまおうと薄暗いうちに出発。
例年ならば、連休の頃は林道は残雪の片斜面のトラバースをしないといけないらしいが、今年はそういったところが全くない。一昨年の下津川山(5月中旬)ぐらいの残雪状況かなと思った。

順調に丹後山登山口に到着。最初から急な登りで先が思いやられる。途中、奥利根側をスキーしてきた男性にお会いして雑談。稜線からは遥か彼方の巻機山まで見渡せる。丹後山はパスして先に進む。まずは最初のピーク越後沢山を目指す。残雪のお陰で藪の影響はほとんどない。荷物が重いのと、寝不足の為かペースが上がらない。越後沢山まで2時間で行けるだろうと踏んできたが、約2時間45分もかかってしまった。今日の到達目標である、下津川山はこの時点で諦めた。

 もう少し頑張ろうということで、本谷山まで足を伸ばす。意外と、越後沢山から本谷山までも時間がかかってしまった。体力がだいぶ低下している感じだ。天気は良いのに気持ちが湧かない。このような時は、無理をしないのに限る。本谷山から少し下った所で幕営することにした。

 モチベーション低下と巻機山までの遥かなる稜線の相乗効果でモコモコさんも山人もすっかり弱気になってしまい、明日中尾ツルネ経由で下山ということになった。お酒と食料はたくさんあるのでまったりモードで、下津川山を見ながらの宴会となった。



5月3日

コースタイム
テン場6:19〜雨量観測小屋8:21〜内善落合9:53〜丹後山登山口10:45〜十字峡11:45〜野中バス停13:10

 朝起きると天気は相変わらず良かったが、昨日の打ち合わせ通り下山することにした。雪は柔らかかったが急坂のところで念のためアイゼンを装着して下った。
  ネコブ山と桑ノ木山を見ながらのんびりと下山。十字峡小屋に立ち寄って、バスの時刻表を確認するとそうはのんびりできない。黙々と歩いて、無事バスの時間に間に合った。


モコモコさんが登る 4合目
落ち着く場所 中ノ岳
越後沢山方面 中ノ岳方面
越後沢山 下津川山方面
奥利根川側 越後沢山方面
本谷山直下のテン場 下津川山方面
中尾ツルネ 急坂ポイント 土砂崩れポイント

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