吾妻連峰
大滝沢
〜久しぶりの沢〜
2009年10月18日

 昨日に続き、Iさんと大滝沢へ。
ここは初めてではないが、5年ぶりなためすっかり忘れてしまい、これもIさんに案内されての遡行となった。

アプローチ


コースタイム
橋下入渓点9:00〜大滝下9:45〜桶木沢出合13:20〜滑川温泉14:45



10月18日(天気;晴れときどきくもり後一時雨)



 昨日より暖かい。
 滑川温泉手前の橋付近から入渓した。

しょっぱなからナメ。
小滝をすぎて10分ほどででてくる滝は大きな釜をもっているので、右岸のバンドをトラバースしていくが、モコモコさんが早速騒ぎ始める。
前回は難なく通り過ぎたはずだが…。
モコモコさんの甘えは今日も遺憾なく発揮されつつあるようだ。

どれもフリクションの効くナメ滝のオンパレードだ。
傾斜の強いナメ滝が出てきたところは、ステルスラバーソールのIさんはスタスタ登っていくが、フエルトソールの山人&モコモコは微妙なところもあり、なかなか楽しめる。

この沢は滝の登りで落ちても大抵がボチャンで済むので、楽しく進むと、右に大きくカーブした先にドーンと大滝が出現。
撮影大会の後巻きにかかる。

滝自体に高低差があるので、巻きもどんどん登っていくことになるが、登りの間は、踏み跡がしっかりついていて枝が豊富にあるのでいやらしいところはない。
トラバースにかかると、2か所草付きを進むことになり、踏み跡はしっかりしているが、落ちると下まで止まらないので、ザイルを出す。

2か所ともTさんがトップでザイルを張ってくれたので、モコモコさんはこれまでの中で最高に安全かつ快適なトラバースができたそうな。
大滝を巻き終えてからはナメがひたすら続く。

その後もフリクションが効くナメ滝を快適に登り、登れない滝もすぐ横がバンドのようになっていたりして濡れることなく進める。
1つの滝は登れず右から巻いたが、ぶら下がっている枝頼りとなるので、この枝が枯れないように祈った。

前回は首まで浸かって取りついた滝は、水が冷たいので左壁をトラバースするようにして巻き気味に登ったが、スタンスホールドが細かく、例によってモコモコさんはTさんに手とり足とり指示をもらっての突破。
山人もなんとかクリア。

この後も問題になることなく、吊り橋跡を上に見上げながら進むと、吊り橋がでてきてから右岸から入る桶木沢へと入る。
桶木沢を少し登ると登山道横断点で遡行終了。

ここからは登山道を滑川温泉まで一気に下る。
この道は昔の鉱山の跡でレールやトロッコが残っていたりして楽しいので大好きな道の一つだ。

温泉に着く手前で雨に降られてしまったが、樹林帯に入っていたので特に濡れることなく戻れた。
降りた後は滑川温泉にドボンんぼ予定だったが、日帰り入浴の車が次々と登ってきて混雑が予想されたので、飯坂温泉まで戻って入浴した。


感想
前回はガスの中の遡行で寒かったため、それほどいい印象をもたなかったのだが、今日は天気がいいのでこんなに素晴らしい沢だったのかと大滝沢を見直した。
また、途中でティータイムをとったりして、いつも時間に追われて、こんなのんびりと休憩をしたことがないので、新鮮だった。


ここから滝とナメの大パレード ナメ滝はフリクションが効く
どーんと大滝120m 巻きの途中から大滝上部
巻き終わったところから大滝落ち口 楽しいナメ歩き
前回は釜に浸かって取りついた滝 水がきれいだ。夏だったら水泳大会だ
吊り橋跡まできたらもうすぐ終了 登山道=軌道跡を証明するもの


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