吾妻連峰

浄土平〜谷地平〜大倉新道〜東大テン〜ヤケノママ付近

〜吾妻の秘密探り〜

２０１０年１０月２２〜２４日

2010年の８月のkenrokuさんとマリちゃんと谷地平避難小屋集中の際に、お二人のヤケノママに対する熱い情熱がひしひしと伝わってきた。 その後も何度か挑戦されているお二人。しかし敗退となっていた。 　１０月の吾妻小舎の定期訪問をかねて、伝家の宝刀ＧＰＳを持参してkenrokuさんとマリちゃんと一緒にヤケノママへ向かうことにした。

コースタイム １０月２２日（ガス） 吾妻小舎１５：２０ １０月２３日（快晴） 兎平駐車場６：５２〜姥権現７：５３〜谷地平避難小屋９：１３〜大倉新道分岐１２：１４〜ヤケノママ分岐１３：２１〜テン場１５：４０ １０月２４日（くもり） テン場８：１６〜稜線１０：００〜大倉新道分岐１１：２０〜谷地平避難小屋〜姥権現〜浄土平１５：４２

１０月２２日（天気：ガス）


のんびりと東京駅を出発してバスで福島駅東口１２：５０から浄土平へ向かう。紅葉の時期とあいなって車内は混んでいた。山はガスガスで景色はさっぱり見えない。小舎で飲むお酒が少ないということで、レストハウスで買い足して吾妻小舎へ向かう。

　雅子さんが出迎えてくれた。遠藤さんは不在だった。いつもながら、気持ちのいい小舎でストーブの前に陣取り寛ぐ。
後から、男性５人組み、女性２人、ご夫婦が到着し、総勢１１人の宿泊者だった。遠藤さんにお会いできなかったのは心残り。今シーズンもまた御世話になります。しかしながら、御手伝いに来ている吾妻山の会の方と２００８年２月以来の再会。

美味しい夕食後は定時交信。kenrokuさん宅へ無線を飛ばす。こちらからの無線が聞き取りづらいようだが、交信は可能。kenrokuさんからは５．９で良く聞こえる。やっぱり無線は凄い。

２０：３０ぐらいでみんな寝てしまったので、我々も寝ることにした。


１０月２３日（天気：快晴）
コースタイム
兎平駐車場６：５２〜姥権現７：５３〜谷地平避難小屋９：１３〜大倉新道分岐１２：１４〜ヤケノママ分岐１３：２１〜テン場１５：４０


朝から無線でkenrokuさんと交信。兎平駐車場で待ち合わせ。既にお二人は準備万全とのこと。昨日と打って変って快晴無風。急いで合流した。
まずは谷地平を目指す。途中、モコモコさんは、kenrokuさんが発見＆作成してくれた木の棒を杖として歩く。

季節は移り変わり、８月の谷地平避難小屋集中のときの暑さが懐かしい。小屋内を覗いてみると空き瓶や空き缶、その他のゴミがきれいに片付いていた。

木道の改修工事は、ほぼ完了。あとはヘリを待つ資材が積み上げられていた。

大倉新道は笹払いされており歩きやすかった。展望がないのが吾妻らしい。やっとこさ、稜線。途中、kenrokuさんが飯豊連峰に入っている仲間と無線交信。飯豊まで電波が飛ぶなんて感動。「また〜藪ですか？」という会話が聞こえてきて面白かった。

またタユイチ　トレッキング紀行のタユイチさんと遭遇。今度はお話ししましょう。

稜線から１時間ほどで、ヤケノママ分岐。約６時間の長いアプローチ。ここからスタート。kenrokuさんマリちゃんもダレテいる様子。kenrokuさんトップで行く。モコモコさん曰く、藪突入前kenrokuさんの目が輝いていたとか！好きなんですね。

最初の１００ｍほどは、ピンクテープがあったり、踏み跡が微かにあったりする。それを過ぎると、踏み跡が分からなくなり、やがて窪らしきものとなった。そのうち沢に引き込まれ、沢の方が歩きやすいのでそのまま笹のトンネルを掻き分けながら進む。

山と高原地図の破線は削除したほうが、良い感じ。道なんかありません状態。

９月で沢登りは終了したと思ったが、ここで沢を下降している自分がなんだか面白い。枝沢がいくつも合わさり、本流に出た。しばらく沢を歩くと横断地点にピンクテープがあった。右岸に渡った道を探すように進むが、道はなく再び藪こぎに突入。

ヤケノママは時間的に厳しいので断念し、沢に降りてテン場を探しながら下降することにした。思い切って沢を歩いた方が効率が良い。

少し歩いたところに、まずまずの物件を見つけてここに泊ることにした。

ヤケノママには到達できなかったが、次回の手掛かりがつかめた良い山旅となった。

星も見えて、風も無く、素敵な夜になった。


１０月２4日（天気：くもり）
コースタイム
テン場８：１６〜稜線１０：００〜大倉新道分岐１１：２０〜谷地平避難小屋〜姥権現〜浄土平１５：４２

冬用シュラフのお陰でポカポカでぐっすりと寝ることができた。朝起きてみると、霜が降りて白くなっていた。まったりと朝食を食べて、出発。帰りは来たときの藪ではなく沢通しで行くことにした。スムーズに昨日降りてきた枝沢の分岐に到着。

あとは笹かぶりの枯れ沢をぐいぐい登り稜線に飛び出た。

天気はくもりだが、遠くの山が見渡せた。途中、面白山からＣＱを出している方と交信して楽しんだ。やっぱ無線凄いっす。

初めは稜線を歩いて浄土平を目指そうかという話もでたが、谷地平経由のほうが早く帰れることが判明。モコモコペースでゆっくりと浄土平へ向かった。

下山後は、お楽しみの、しのぶ本山避難小屋でお決まりの反省会。すっかりお世話になった山モコ（イナゴ星人）でした。



※写真はkenrokuさんからの提供もあります。




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