奥多摩
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東日原〜ヨコスズ尾根〜一杯水避難小屋〜長沢山〜水松山〜東日原 |
〜再発見!奥多摩っていいな〜 |
2011年12月10日〜12月12日 |
雪もまだしっかり積もっていないし、スキーには早いし中途半端なこの時期。たまたま3日間の休みができた。そこで近くて安い奥多摩に行ってみようかということになった。
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アプローチ
東京駅6:07-立川駅6:48/7:05−奥多摩駅8:28/(バス)8:35〜東日原9:10
コースタイム
12月10日(晴れ)
東日原9:40〜一杯水避難小屋13:30
12月11日(晴れ)
一杯水避難小屋7:30〜酉谷避難小屋10:00/11:08〜水松山13:55〜天祖山14:54〜1600m付近BP15:30
12月12日(晴れ)
1600m付近7:12〜八丁橋9:15〜東日原10:15
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12月10日(晴れ)
東日原10:18〜一杯水避難小屋14:14(泊)
我が家から奥多摩は電車で3時間程。料金片道1500円程で、上越や東北の山に比べれば経済的に非常に助かる。奥多摩はどうしても混んでいるイメージが先行してしまい足が向かわなかった。
12月に入り寒くなったので、まあそれほど混まないだろうということで行くことにした。立川駅で奥多摩駅へ向かう列車に乗り込む。3両だっかたかな?みんな登山者ばかり。奥多摩駅に着いた時の行列を見て、モコモコさんと「昔の土合駅はこんな感じだったのかね?」と話した。それにしても、今日の泊まり予定の酉谷避難小屋の混み具合が気になる。
奥多摩駅で東日原へ向かうバスに乗り込む。登山者が溢れかえっているのでバスが2台もでている。我々は2台目に乗り込む。
川乗橋で数名降りた他は、みんな終点の東日原で降りた。
周りを見ると山は全体的にうっすらと白くなっている。一昨日の悪天時は雪だったらしい。
ゆっくり支度をしているうちに皆出発してしまい、ほぼ最後に出発。
植林地帯のこれでもかという程の斜面を横切るようにつけられた道をゆっくり登り、はっきりした尾根状まで登り切ってから雪が目立つようになってきたので、スパッツを着け、帽子と手袋を身に着けた。登山道は、徹底して山腹をトラバースする様にピークというピークを巻いて余計なアップダウンをしないようにつけられている。これぞ「ザ・奥多摩」とでも言うべき道の付け方だ。
途中登山道が尾根上に戻り、コルのようになっているところでは積雪はひざ下程になっていることもあった。我々は先行者のお陰で難なく進めるが、最初の方は大変だったと思った。
先行者の人数が結構あり、宿泊予定の酉谷避難小屋はとても小さな小屋なので心配になってきた。ツエルトは持ってきているができれば乾いた床の上で寝たい。モコモコさんと相談し、時間は早いが一杯水避難小屋で泊まることにした。結局は久しぶりの重荷で嫌になったということです。
水場は、仙元峠方面へ3分程。幸い凍っておおらず簡単に汲むことができた。
今夜の宿泊者は我々を含めて5人。広々と使うことができた。小屋にはトイレもあり、余計なものが置いていないのですっきりとして気持ちが良い。
いつもの通り食って飲んで楽しい時間が過ぎていった。
12月11日(晴れ)
一杯水避難小屋7:30〜酉谷避難小屋10:00/11:08〜水松山13:55〜天祖山14:54〜1600m付近BP15:30
5時に起きる。今日も天気がいい。7時30分に出発。雪はたいして積もってはいないが、ペースが上がらない。雲取山へ行こうと意気込んできたが、初日に一杯水避難小屋に泊まった時点で無理があった。これはまさに山モコのお決まりの、のんびり山旅へ移行して行く瞬間だ。
ひとまず、目標として酉谷避難小屋まで頑張ることにした。尾根を巻くように付けられた道のお陰で体は楽。天気もいいがペースが上がらず苦労する。
酉谷避難小屋は南側に窓があり、太陽の光が注ぎ暖かい。きれいに使われておりこれまた泊まって行きたくなる。水も小屋前から出ている。
なんだか腹が減ったので、ラーメンを煮て食べる。のんびりモード一色。何だかんだで1時間も小屋で寛いでしまった。モコモコさんと今後を考える。小川谷林道を下れば今日中に下山できそうだ。しかし、もう一日休みもあるのでそれはもったいないので却下。雲取山までは時間的に無理だし、モチベーションが上がらない。しばらく地図を眺めると、水松山から南東へ伸びる尾根の天祖山の小屋マークが目に止まった。しかも水マークもある。何とかなるだろうということで天祖山を目指すことにした。
水松山へ行く途中、雲取山から来た単独の女性と、単独の男性に会う。男性に天祖山の情報を聞いてみると「ボロかったような気がする」という情報を得る。ん〜嫌な予感がするが行ってみるしかない。水松山から、梯子坂ノクビレで下る。鞍部からは天祖山まで急な登りだ。いきなり天祖神社がデーンを現れた。水場は見当たらない。酉谷避難小屋で水を汲んできたから安心。
しばらく下ると、会所が現れた。立派な建物で、ここに泊まっていいのかなと思っていると、入り口に「登山者は泊まらないでください」といったことが書かれている。どうやら、神聖な場所らしい。
やはりここでは泊れない。地形図を見てみると少し高度を下げると唐松平というところがあるのでそこでツエルト泊をすることにした。あちこち良いところがないか探したが、結局登山道から少し離れた場所にした。いつも持ち歩いている細ひも6mm20mとシュリンゲが役に立った。
夜は寒いので、自然の恵みをありがたく使わせてもらった。都内の夜景がとてもきれいな場所だった。みんな、あの明かりの中でポカポカなんだろうな〜と思ったり、山は山でいいなと思ったりしながら楽しい夜は更けて行った。
12月12日(晴れ)
1600m付近7:12〜八丁橋9:15〜東日原10:15
今日も天気に恵まれている。ツェルトの下に落ち葉を一杯敷き詰めてので暖かく眠れた。
大日神社は荒れていた。もう少ししっかり管理されていればなと思った。
下るにしたがって急になったり、谷底一直線のトラバースがあったりで、慎重に歩いた。
八丁橋からは林道を快調に飛ばして、東日原に着いた。途中、公共の水場があり靴をきれいにすることができたのでありがたかった。この縦走は重荷を背負っての良いトレーニングとなった。
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ここからスタート。天気が良くて気持ちが良い |
手作りでぬくもりのある標識 |
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集落を見下ろす |
植林地帯 |
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尾根上に出た |
珍しくヤセ尾根 |
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一杯水の水場 |
豊富に出ていてありがたい |
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きれいな一杯水避難小屋 |
一晩お世話になった一杯水避難小屋を後にする |
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派手さはないが、きれいだ。 |
富士山が少しだけ顔をみせる |
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よく整備されている |
酉谷避難小屋 |
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ここの水もまだちゃんと出ていた |
酉谷避難小屋はとてもきれいで泊まって行きたくなる |
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突如として現れたヘリポート |
天祖山へ向かう。だんだん標高を上げて行く |
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天祖山の神社 |
会所(戸が開いたので中を覗いてみたら、全く使われていないらしい様子) |
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途中でビバーク |
大日神社の下部にある貴重な水場 |
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最後まで気を抜けない |
公共の水場 |
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