山域 |
朝日連峰 |
コース |
白兎〜葉山〜平岩山〜大朝日岳〜以東岳〜大鳥池〜大鳥 |
〜朝日軍道コース〜 |
日程 |
2014年6月20日〜6月23日 |
朝日連峰を端から端まで歩いてさらにウスユキソウの群落を見てみよう。という欲張った計画。
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データ |
アプローチ
東京駅八重洲口23:05-米沢駅東口4:30/米沢駅6:44-今泉駅7:14/7:30-長井駅7:42/8:00(タクシー3390円)-白兎登山口
コースタイム
6月20日(くもりときどき雨)
登山口8:30〜葉山山荘12:18/(雨宿り)12:38〜中沢峰の水場16:30(幕営)
6月21日(くもりのち晴れ)
幕営地4:18〜中沢峰5:16〜前御影森山7:26〜御影森山8:09〜大沢峰の水場標識9:12/9:33〜平岩山10:47〜大朝日岳12:29〜西朝日岳14:35/14:57〜竜門小屋16:05
6月22日(ガスときどき雨のち晴れ)
竜門小屋7:44〜寒江山8:39〜狐小屋9:35/10:09〜以東岳12:50〜オツボ峰水場標識14:29〜大鳥小屋16:22
6月23日(晴れ)
大鳥小屋7:53〜泡滝ダム11:04〜左京淵ダム12:04〜蘇岡発電所13:13〜大鳥14:26
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6月20日(くもりときどき雨)
コースタイム: 登山口8:30〜葉山山荘12:18/(雨宿り)12:38〜中沢峰の水場16:30(幕営)
夜行バスとタクシーを乗り継いでやってきました白兎コースの登山口。
真冬に戻ったような天候で計画を大幅に短縮した思い出の2013年GW以来だ。
登山口には駐車している車が1台。鳥居に一礼して入山。
くもりで気温が低く歩くのに丁度いい。ブヨは多いがまだ発狂するほどではない。前回は雨の中だったが、今回は時折パラパラと降られたりするが雨具を着るほどでもなく、雰囲気の良いブナの森を歩いて気持ちが良い。途中、日帰りの男性が我々を抜いて行った。
登山道が狭まって窪のようなところにはわずかであるが残雪が残っていた。
前回吹雪かれた辺りまで標高を上げると間もなく水場だった。
水場の少し手前で二人連れの男性が下ってきた。味のあるピッケルとスパイクを履いていた。若い男性が後ろを歩いていた。
ここの水場には、以前6月上旬に葉山山荘に泊まった時にここに水汲みにきたのだが、山荘から距離はあるものの標高差がないのでとてもいい水場だと思った憶えがある。
実際登山道から近く水量も十分で、顔を洗ったりして寛ぐことができた。
水場からのんびり歩いても10分足らずで葉山山荘に到着した。外はブヨがウヨウヨしていて落ち着けずゆっくり休めないので、小屋の中で休むことにした。
相変わらず地元の方に愛されているようで、小屋内は、綺麗に整理整頓されていた。
そろそろ出発しようかと外に出たら急に強い雨が降ってきた。慌てて再び小屋に戻り雨具上下を着こんで待機することにした。
するとオレンジ色の雨具を着た男性が小屋に入ってきた。
お話をすると地元の方で山菜を探しに来たということだった。ビールロング缶をグビグビと飲んで一息入れていた。
色々とお話をする中で、今後我々のとるコースを伝えると中沢峰と御影森山の間はここ4〜5年刈り払いをしていないので下草がうるさいかもしれないとのことだった。
昭文社の登山地図にもヤブ深いとあったが、実際に地元の方から教えられたことで心の準備ができた。
雨も小降りになったところで、なんと、山菜音痴の我々に男性がレクチャーをしてくださることになった。
新しい発見があり非常に勉強になった。御親切にありがとうございました。この場をお借りてお礼申し上げます。
葉山山荘からしばらく行くと、湿原の入口になった。この湿原からの祝瓶山はそれは見事なのだそうだ。今日は残念ながらガスで全く見えないのでそのまま通過した。
この先のヌルマタ沢源頭を埋める雪堤となったところで、男性とお別れをした。6月上旬ならまだしも、この時期にこの規模の雪堤が残っているとは、外れにあるといえどもさすが朝日連峰だ。
この雪堤の通過は、以前早朝の薄暗い中だったので先の登山道がはっきりと見えず、また登山道前後が雪壁状になっていたのでぐるっと回り込んだりした場所だ。
経験を生かして傾斜の緩い部分から雪堤に乗って、そのまま下って行くと登山道が出てきた。
登山道に戻ってすぐに小さな地塘がガスの中から現れてホッとした。前回は真っ暗だったので、ガスの中でも見ることができてうれしい。地塘にはミツガシワが咲き始めていた。静かでとてもいいところでまた来たくなった。
湿原からは特徴のない樹林の登山道を進む。
展望台となっている1264Pに到着するも、ガスの為何も見えないので素通りした。
1264mPからひと下りする程度で大きなアップダウンはないのだが、下草はないものの登山道脇から木が這えていて歩行を邪魔している。跨いだり乗り越えたりと大きなザックを背負っていると重労働だ。特に八形峰を越える辺りは、ヤブが登山道を覆って踏み跡を探しながら歩いたりで状態が悪かった。
八形峰を過ぎたあたりから急に道が良くなった。不思議なものである。ブヨ(我々はバカ虫と呼んでいる)がウヨウヨするようになってきて、まとわりつきが激しくなってきたような気がする。
モコモコさんが持参してきたハッカスプレーが威力を発揮した。
途中に気持ちの良いブナ森がありうれしくなった。風上に顔を向けてバカ虫が顔にたかるのを避けながら少し息をついた。
熊の糞が登山道にあり、山の深さを思い知る。
登山道がトラバースを始め、再び尾根に戻ると中沢峰の水場が近い。先に見える鞍部までは、地図で見るよりも下る感じが大きかった。
下りきったところが中沢峰の水場だった。大きなブナがあり気持ちの良い場所だ。
ただし、バカ虫が異常に多い。
今回は軽量化の為、タープとツェルトの組み合わせだ。水汲みを済ませてから幕営準備をすることにした。
水場は、10mほど急な斜面を下り気味にトラバースしてから最後に5mほど急な斜面を下る。斜面がぬかるんでいると滑りやすいと思った。
着いた水場は豊富に水が出ていた。
早速水を飲んで喉を潤した。冷たくておいしい。顔も洗えてすっきりした。水量豊富なので水もすぐ汲み終わり幕営地へ戻る。
バカ虫がワンワンと纏わりついてくる中、幕営準備して道具を整理してツェルトに逃げ込むとやっと一息つくことができた。ツェルト内にもバカ虫が入り込んでいるが外と比べると天国だ。
できるかぎりバカ虫を退治してから夕食だ。
モコモコさんが保冷の為に凍らせてきたチューハイで乾杯しながら鳥鍋を食べて、明日の長丁場に備え早めに寝ることにした。
6月21日(くもりのち晴れ)
コースタイム:幕営地4:18〜中沢峰5:16〜前御影森山7:26〜御影森山8:09〜大沢峰の水場標識9:12/9:33〜平岩山10:47〜大朝日岳12:29〜西朝日岳14:35/14:57〜竜門小屋16:05
2:30に起床。さすがに早朝はブヨが少ない。出発する頃にはヘッデン不要となった。バカ虫が活動を始めたので逃げるようにして出発。
今日は狐穴小屋まで行きたいところだが、どこまで進めるか。
中沢峰までの登りは五万分の1の地図で見ると一登りで行けそうだが、実際は小さなピョコがあって登り下りがあるので、モコモコさんの予想通りきっちり1時間かかった。初っ端から疲れた。
2011年6月上旬に訪れた時は、途中で残雪の登りとなって登山道から外れたり、御影森山への分岐が分かりづらかったので見落として通過してしまい、分岐を探したりして1時間ほどロスしたので、今回は見逃すまいと目を皿のようにして登ってきた。
しかし今回は心配無用で、登山道はほぼ完全に出ており、残雪を踏むところも先方にはっきりと登山道が見えた。
御影森山へ向かう分岐ははっきりとしていた。分岐はやはり祝瓶山方面への道標の手前にあった。前回はこの辺りはまだ雪堤状態になっていたので、分岐から急下降する御影森山への登山道は見えなくなっていたのだろう。いずれにしても、祝瓶山方面への道標まで行ってしまうと行き過ぎだ。
分岐で一休みしてからいよいよ本日の核心部へと入る。
一気に鞍部目指して下降する。これまでと尾根の向きが変わり遅くまで雪が残るのか、採り頃の竹の子が見られるようになってきた。
登山道の真ん中に生えていて、邪魔になるだけだしそのままにしてもいずれは刈り払いされるだけなのでありがたく頂いていくことにした。
思ったよりもヤブはなく、竹の子採りをしながら楽しく歩いて行けた。このまま楽勝ではないかと余裕でいたが、そこは朝日連峰。きちんと核心部を用意してくれていた。鞍部からの登り返しで、最初はシダなどの下草が軽く生えている程度だったのが、そのうち登山道に張り出した灌木がうるさくなってきた。この灌木が厄介で、跨ぐには高いし、潜るには低いし迂回すると別の枝にひっかり、引き抜くのが面倒で、引っかかるたびに露がバラバラ落ちてきて濡れるというおまけつきのものだった。
昭文社の地図に「ヤブ多い」と明記されている場所あたりから、いよいよヤブが登山道を覆ってきた。
先頭を歩いているモコモコさんが露払いして歩いているので二番手は助かる。
1423mP辺りでモコモコさんが「下も雨具着たほうがいいよ」と訴えてきたが「大丈夫、俺先頭歩くよ」ということで先頭を交代して歩くと、この辺りは笹薮ですぐに露でビショビショになってしまった。
これには堪らず、上下雨具で武装して進んだ。
ほぼ標高差がないが笹薮がうるさい道を歩いていくと、一時的に突然ヤブから解放された。前御影森山の辺りらしく、前御影森山の山頂と思われる所には、ハイマツの中に石が立っていた。ガスで景色は見ることができなかった。
前御影森山からしばらく進むと笹薮からは解放されるようになってきた。
だんだん右側が切れ落ちるようになってくると同時に笹もなくなってくるからだ。それでもマイナールートなためそれなりにヤブはある。
御影森山への登りに入ると、あまり歩きこまれていないのでところどころ足場はしっかりしているが、足置き場ができていなかったりで思ったよりも疲れる。この辺りでは濃いガスと風のお陰か比較的バカ虫が纏わりついてこないのが救いだ。
途中の姫小百合の今にも咲きそうだったり早咲きの状態に癒されながら、息を整えひたすら登ると、ヒョコっと御影森山山頂に飛び出た。
御影森山に到着するとそこはもう別世界だった。ヤブから解放されたのだ。
同時にガスがだんだん薄れるような時も出てきて先が見えるようになってきた。これから森林限界の尾根歩きとなるので、昨日の今にも泣き出しそうな空の下を歩いたことが報われる気がした。
大沢峰へ向かう登山道は歩きやすく気持ちも軽くなる。山々の斜面に所々見られる残雪に、朝日に来たということを実感することができた。
うれしいことに、大沢峰に向かうにつれガスが徐々に晴れてきた。水場の標柱への下りで「うわっ」とモコモコさんが慌てているので何だろうと思ったら、葉っぱと間違えてケロンパ(我々は蛙のことをこう呼んでいます)を踏んでしまいそうになったとのこと。ガスが晴れるようになってきたので体温を上げに出てきたのだった。
大沢峰の水場の標識がある場所は広くて平らで休憩するのに良いところだ。
前御影森山手前で休んで以来まともに休憩をとっていなかったので、ザックを下して少しゆっくりすることにした。
折角なので、前回は確認しなかった水場へ行ってみることにした。
水場となる沢の源頭部はしっかりと残雪で覆われている。少し下のほうで大きなクレバスが見えたので、割れ目から水が出ているのではと淡い期待を抱いて、試しにピッケルを持ちバックステップで降りて見てみたが、残念ながら水は出ていなかった。
実際の水場はもっと下へ降りたところにあるのか良く分からないが、とにかく現在水は出ていない。
少しヤブが被った三角点がある大沢峰を越えると平岩山が近づいてくる。平岩山の登りは人があまり来ない(通らない)せいか、小道といった感じでいつまでもそっとしておきたい気持ちになる。
ハイマツが素敵な雰囲気を出していた。登山道が踏み固められていないので、足を置くとふわっとやさしく受け止めてくれる。ザレ地には、お花がひっそりと咲いており大切な場所だと思った。
平岩山には杭が立っていた。この頃になると、ガスが晴れてきて遠くは祝瓶山や続く大玉山の稜線が見えた。大朝日岳はまだ上部がガスで覆われていた。主稜線は残念ながらガスだった。しかし、好転の兆しもある。
大朝日岳へ向かって一下りした平岩山との鞍部はザレている。ここから仰ぎ見る大朝日岳は大きく存在感がある。お花も所々に咲いており励まされる。
山頂のガスが取れると登山者の姿がちらほら見受けられるようになった。ここまで人に会わなかったのでなんだか新鮮だ。
途中、長細い石が建っておりオブジェのような場所もあり面白い。花崗岩がパカッと割れて残った石がそのまま立っているだけと言われればそれまでだが、不思議な感じで自然には敵わないなと実感した。
いつもながら、ニセピークかと思わせる(実際は傾斜が一時的に落ちるだけ)所をうんざりしながら越えて、最後の急なザレた斜面を登るとそこは山頂だった。
小朝日岳方面から続々と登ってくる登山者が見えた。
100名山の山頂の喧騒は好きではなく、これまで葉山を出発してから誰にも会わなかった為か、なんだか面喰ったので、スルーして大朝日小屋まで下ることにした。
バカ虫がおらず天気が良くなり外の方が気持ちがいいので、小屋には入らず小屋脇で行動食を食べた。
その間も何人かが小屋の周りを通過していく。しかし、皆山頂への往復か小朝日岳方面へと下る人ばかりで、我々と同じ以東岳方向へ向かう人は誰もいない。
昨年の水害の影響で数時間の林道歩きを嫌うのか、皆古寺鉱泉からの往復にしているようで日暮沢からの登山者はいないのかな。
大朝日小屋から出発して、まるで線引きでもされたかのように誰もいない登山道となった。足跡も一人分がやっと見られるだけだった。
金玉水があるあたりは一面残雪に覆われていた。この膨大な雪が融けるのはいつになるのだろうか?
中岳の登り口の雪渓の末端から雪解け水が流れていた。この水を味見したところ、土臭くなく十分飲料水として使える。
中岳は山頂東側を軽く巻くように登山道が付けられているが、今は残雪の下なのでそこからしばらく残雪の上を歩いた。
東斜面は残雪が多く朝日連峰の偉大さが伝わる。
登山道が尾根上へ戻ると下降が始まる。この下降はほとんど夏道がでており登山道通りに進んだ。あともう少しで完全に道が出そうだ。実際は、この時期雪で削られて傾いた登山道よりもすぐ横の残雪上をあるいた方が歩きやすい所もあった。
西朝日岳の手前鞍部はなだらかな残雪が広がっており、雪解け水による小さな水たまり(池?)が出現しつつあった。覗いてみたが住人は見当たらなかった。残雪がなくなったらこの池はどうなるのかな?
西朝日岳の登りもほとんど夏道が出ていて、残雪を踏むのは、ほんの数歩だった。
この辺りまで来ると、先ほどまでガスだったのが、我々が近づくにつれてガスが晴れてきて、各山頂もくっきりと見るようになった。
西朝日岳山頂には立派な太い道標があった。大朝日岳と違って誰もおらず静かだ。居心地がいいので、竜門小屋へ向けて生気を養った。
ここまで10時間以上行動しているので、さすがに疲れてきた。天候が良い方向に向かっているのが幸いだ。
大朝日小屋では、竜門小屋へ到着した時間で、狐穴小屋まで頑張るか決めるつもりでいた。しかし、このペースだと竜門小屋に着くのが早くて15:30過ぎになってしまうだろう。それから狐穴へ行くには時間的に厳しい、なにより寒江山を越える気力が残っていないだろうということで竜門小屋までにして、のんびり景色を楽しみながら行くことにした。
これが正解で、西朝日岳を下り始めると、高山植物がきれいに咲いている場所が一気に増えた。当然歩みは遅くなるが、竜門小屋までと決めているので全く焦ることもない。
植物をじっくり観賞したり撮影したり、竜門山との鞍部には二重稜線を確認することができた。更にウスユキソウがきれいに咲き誇っていた。また、最初は花崗岩かとおもったらウスユキソウの群落だったり、その中で岩雲雀が元気にさえずっていたりと、竜門山からこんな近くにとても素敵な場所があるとは良い発見だった。竜門山山頂付近にもハクサンチドリが咲き始めていた。
竜門山から一気に下ると竜門小屋が見えてきた。窓が開いているのが見えるので遠藤さんが入っていそうだが、いつもなら水場の場所があるところに置かれているバケツが見えない。もしや水が出ていないのかと不安に思いながら小屋へ向かうと小屋から一人の男性が出てきた。
小屋の前に着くと男性から開口一番「まだ水はでてないよ」との言葉にガックリ。そうこうしているうちに別の今夜の宿泊者が出迎えてきてくれた。管理人の遠藤さんの姿もあった。「今日ザックカバーなんかして歩いている人はこの辺はいないよ」というのが最高の褒め言葉になった。ヤブに揉まれた甲斐があった。
やはり水は出ていないので、遠藤さんに水のことを尋ねると、ホースは繋いだが、ホースの中の水がまだ凍っているのか水は通っていないとのこと。水源を確認しようとしたが、水源そのものがまだ雪に埋まってしまっているとのことだった。小屋から100mほど水源地からのホース沿いに進んだ所で雪渓の融雪水が取れるとのことだった。
教えられたとおりしばらく進むと、冷たい水がドバドバ出ていた。
外で小屋に入る準備をしていると宿泊者の男性からキンキンに冷えたビールを頂いてしまった。突然の差し入れでうれしくて思わず飛び上がってしまいそうになりました。ありがとうございました。この場をお借りしてお礼申し上げます。
小屋に入って遠藤さんに1Fに場所をあてがってもらい落ち着くことにした。
今夜宿泊者は山形3人パーティー、西川山岳会のSさんと、Kさん(なんと2013年10月5日に天狗小屋に一緒に宿泊した)、遠藤さん、我々の2人の合計8名。
1Fで寛いでいると3人パーティーの一人から塩を振った焼き竹の子を御馳走になった。
おいしかったです。ありがとうございます。
西川山岳会のSさんの姿もあり、これまで山でお会いしたことはあったがお話したことはなかった。
今回初めてゆっくりお話できたのだが、スキーについての貴重なお話等を伺った上に、これまたビールをたくさん頂いて感謝の気持ちでいっぱいです。
夕方位から、竜門小屋の水場から水が出るようになった。管理人の遠藤さんと宿泊者の一部の方がホースの連結作業を行った賜物であった。水洗トイレを使うにはまだ水量が細いが、生活用に水を汲んだり顔を洗うには十分だ。バケツの中でビールがくるくる回る日も間もなくだろうと思った。
20:00頃になりシュラフに包まって間もなく、遠藤さんから2階で「一杯だけ飲もうよ」とお誘いを受け2Fへ上がる。
遠藤さんからは貴重なウィスキーをモコモコさんは3人パーティーからワインを頂きすっかりいい気分になってしまった。
一杯が二杯になり楽しい時間はあっという間に過ぎ去り、面白いお話を聞いて寝たのが22:00頃になっていた。
6月22日(くもりどきどき雨のち晴れ)
コースタイム: 竜門小屋7:44〜寒江山8:39〜狐小屋9:35/10:09〜以東岳12:50〜オツボ峰水場標識14:29〜大鳥小屋16:22
今日は大鳥小屋までで昨日よりはずっと短い行程なので、起床時間を決めずに周りに合わせることにした。それでも5:00頃に寝袋から出ることになった。
起きると外は残念ながらガスの中だった。のんびりと食事をする。
Kさんは、天狗小屋の時と同様に我々よりも早くに出発。
ゆっくりしていきたいが、下りとはいえ大鳥小屋まで結構時間がかかるので我々も重い腰を上げた。
お世話になった管理人の遠藤さんとSさんにお礼を言って出発することにした。
外は生憎のガスだが、少しガスが薄くなり先が見える時もある。主稜線の景色を堪能するのが楽しみだったが今日は諦めた方がよさそうだ。
遠くの景色はぜんぜん期待できないが、寒江山のウスユキソウが楽しみだ。
鞍部へ向けて下降していく。
昭文社の地図に表示されているお花マークポイントへ着いた。
南寒江山の登りに指しかかる場所は見事にウスユキソウの群落だった。
西朝日岳からの稜線もすごかったが、こちらは密生している範囲が広くて密度が高く、密生していない場合は広範囲に咲いていた。
のんびりと登ると寒江山山頂だった。山頂の標柱は立派なものだった。
昨夜遠藤さんに落雷を受けた寒江山山頂の標柱を見るといいよと言われていた。
どれどれとみてみると、なんと標柱の金属部分の一部が溶けていた。雷様とはよく言ったものである。物凄い自然のパワーに驚愕した。
相変わらずのガスの中、三方境をを過ぎると狐穴小屋が見えてきた。小屋の手前は雪堤になっていた。重荷を担いで下るには不安があったので、小屋直前ではピッケルを出してバックステップで数メートル降りた。
小屋の前にはいつもと同じようにおいしい水がコンコンと出ていた。
小屋に入って休むことにした。昨年10月に入口土間を広げる工事したお陰で中で靴を脱がずに休むことができた。
2Fには作業備品を置くことができるロフトができていた。室内はピカピカでとても奇麗だ。安達さんにはお会いすることができなかったのは残念だが、またいつか泊まりで来てみたいと思わずにはいられなかった。
名残惜しい狐穴小屋を後にして以東岳へ向かうことにした。
小屋から以東岳方面へは先ほどの雪堤に乗り直さずに小屋裏の雪原を横切るように登山道がつけられている。
ガスで周りが見えないが、途中小さな池があって覗いてみると一斉に水面を滑るように逃げていく生物がいた。おそらくミズズマシだろう。捕まえて観察しようとしたが、体長数ミリ程度でとても小さく動きが素早いので捕まえることはできなかった。
中先峰を過ぎた辺りで雨が降ってきたので上下雨具を着ていくことにした。
以東岳の登りに入るまでに、緩やかながら標高を下げるので登り返しが思いやられる。冷たい風に吹かれるようになってきたので雨具を着ていても汗で蒸れることがないのが救いだ。
間もなく松虫岩というところでモコモコさんが何やら騒ぎ出した。天候が悪いから、(と言ってもガスで雨がぱらつく程度だけど)狐穴小屋に戻って、天狗小屋へ下りたいと騒ぎ始めた。
なんとか、なだめて以東岳へ着いた。当初は今年で取り壊される以東小屋を見に行く計画だったが、モコモコさんが先ほどから騒いでいるので後ろ髪惹かれる思いで山頂を後にした。熊の毛皮は今回も拝むことはできなかった。また来なきゃ。簡単な岩場をやりすごし、笹の中の掘れた登山道に入ったところで休憩した。
こんなに長かったかなと話しながら進むとようやくオツボ峰の道標が古ぼけた状態で立っている場所に到着。ここまで1時間も掛ってしまった。途中休んだことを差し引いても時間がかかりすぎだ。飲み疲れか?ここから出谷川へ下りるルートは、いまやヤブに覆われている。いずれは歩いてみたいがヤブ漕ぎはいやだなと思いながら通過。
広くなった尾根にはニッコウキスゲが順調に育っている様子が見られた。
オツボ峰の水場までは出谷川側にはまだ大きな雪堤がそばで見られたり、高山植物が意外に多かったりで飽きることはなかった。水場の道標の横には謎のGという文字が書かれていた。Gとはゴルゴか?13を書き忘れたのか?まさかゴルゴが朝日連峰に(そんなわけないだろと自分に突っ込みを入れた)?と勝手な妄想・解釈をして喜んだ。
オツボ峰の水場を過ぎると、石敷の階段となった。三角峰のトラバースを過ぎて石敷の階段を下り終わるころ雪渓が出てきた。以東岳の展望が良いとされるピョコとの鞍部に相当する場所だったが、上部は生憎ガスの中で以東岳を見ることはできなかた。
ピョコでは完全に雨が止んでおり、ガスも晴れてきたので雨具は上下ともに脱いだ。
しばらく歩くと晴れ間も射してきて、大鳥池を上から見ることはあきらめていたがなんとここで池を俯瞰できた。ようやく天候が回復してきたみたいだ。
森林限界までは緩やかだったが、樹林帯に入ると急下降が始まった。ここから大きなブナ林までの区間が短いにも関わらず、標高を下げるにつれて木々が急激に大きくなっていく。あっという間に巨大なブナ林になった。
転げ落ちそうな急な下りを済ませると、大鳥池がかなり近づいた気配がした。大鳥池の手前で小さな沢から雪渓の雪解け水が流れていたので、顔を洗ったりしてさっぱりした。
ここまでくれば小屋は間もなくのはずだ。今日は平日なので大鳥小屋は貸し切りかな〜と思っているとポンという感じで池に出た。取水口へと回り込むと、取水口の所で釣り人が4人。我々の目の前で銀色に輝くヒメマスと岩魚を見事に釣り上げていた。
小屋に入ると1Fでは2人が宴会をしていた。我々は2Fの隅に陣取ることにした。といっても大鳥小屋は広いので貸し切り同然だ。
水洗トイレ、流し台ありで小屋内にいながらすべてを済ますことにできる至れり尽くせりの小屋だ。
夕方、食事をしていると4人組のうち二人の方とお話する機会を得た。いろいろと話をするうちに釣り音痴の我々に明日早朝4:00、釣りのレクチャーをして下さるということになった。
明日を夢見て20:00過ぎに寝ることにした。
6月22日(晴れ)
コースタイム: 大鳥小屋7:53〜泡滝ダム11:04〜左京淵ダム12:04〜蘇岡発電所13:13〜大鳥14:26
3:30分ごろ起床してコーヒーを飲んで、釣りの準備をしたりして釣り人4人組からお呼びがかかるのを待つ。
お呼びが掛り、いざ出陣。といっても小屋からサンダルで釣り場まで行けるこの手軽さが素晴らしい。今日は朝から快晴だ。以東岳が朝焼けに染まっている。
4人パーティに道具を貸してもらったり、ポイントを譲ってもらい、合わせのタイミング等など伝授していただいたりと、大満足の釣りとなった。昨日モコモコさんを説き伏せてここまで来た甲斐があった。
ずっと釣りをしていたい所だが、我々は下山とその後の長い林道歩きが待っている為、釣りを開始してから1時間ほど経ったところでお礼を言って小屋に戻り朝食をとった。
我々が出発するころ4人組が小屋に戻ってきた。彼らはもう一泊するというのでのんびりだ。
大変お世話になりました。ありがとうございました。この場をお借りしてお礼申し上げます。
いよいよ最終日、今日が一番天気がいい。
七曲がりに入る直前は、雪解け中の道となっておりぬかるんでいて二人とも靴を派手に汚した程度で後は歩きやすかった。七曲りの道は水筒いらず。久しぶりに通ったが途中途中に水場があり冷たいおいしい水が飲める。そのうち2か所は柄杓つきだ。
七ツ滝沢橋の手前で休憩。
七ツ滝沢や冷水沢のつり橋はしっかりしており、三面や角楢の一本丸太つり橋とは比較にならないほど渡りやすいが、やはり吊橋は良く揺れた。ここのつり橋の踏み板はシーズン外は取り外すようにしているとのことだが、取り外しや取りつけの作業はとても大変で怖そうだ。管理作業される方に感謝しつつ渡った。
泡滝ダムまでの道は、雪渓が1個所あったが問題なく通過できた。他に斜面が崩落しそうな個所が1個所。土を突き固めてあったが、大雨が降ったりすると道が崩れるかもしれないなと思った。
泡滝ダム直前でスノーブリッジが一か所あって大鳥川を跨いでたが、登山道は完全に夏道がでている状態で問題なし。
泡滝ダムは取水しているのか分からないが水が流れていなかった。
バスが走っていればここから数分先で終了なのだが、シーズン外なので我々はここからが第二ラウンドの始まりとなる。
大鳥集落までの長い道のり、誰か乗せてくれないかなと勝手に思いつつ結局最後まで歩くことになった。
5月に何回か皿淵沢-大鳥間を歩いていたので、皿淵沢を渡る橋のそばの高台に見える熊撃小屋が見えた時はなぜか安心した。蘇岡発電所を過ぎると、日差しはあるが涼しい風が吹くようになったことで、なんとか最後の歩きを頑張ることができた。
靴ヅレにより大きく引き離されたモコモコさんを待っていると、車に乗った女性の方にキンキンに冷えたウーロン茶を頂いてしまった。大鳥池から来たと話すと驚かれた様子だ。地元の方で御親切に感謝いたします。ありがとうございます。
ようやく朝日屋さんが見えた時には嬉しさが込み上げた。休憩を挟んで3時間30分。長かったの一言だ。
朝日屋さんの手前でなんと御主人にお会いできた。これから荷揚げの準備に行くということだ。貴重なお話ができた。
朝日屋さんで今朝の釣り分の遊漁券を購入(大鳥小屋で購入できるが、我々が到着したときは管理人さん不在だったので朝日屋さんで購入。)して、バスがくるまでの時間おかみさんに麦茶を頂いたりもてなして頂いてすっかりお世話になってしまいました。
ありがとうございました。
なんだか今回は出会った多くの方々にお世話になるという不思議な山旅だった。皆さんありがとうございました。
下山後のお話。
バスで鶴岡駅へ向かう途中にある「かたくり温泉ぼんぼ」に入る予定だったが、なんと月1回の定休日に当たってしまい鶴岡駅まで小汚い格好のままバスに揺られることになった。
鶴岡駅前の観光案内所で聞いた一番近くてできるだけ安くお風呂に入れる所を聞く。2か所あるが、総額を考えるとホテルのお風呂がいいだろうとのこと。
場所は東京第一ホテル鶴岡にある温泉スパ。以東沢の後に入ったところだ。一人2030円。恐ろしく高いが我々にはもうここしかない。
4日間の汗を流した。近くの居酒屋で打ち上げをして夜行バスで帰途に着いた。この夜行バスは以前乗った時よりも快適さがグレードアップしていた。
シートは独立3列シートで窓際の席はカーテンを閉めると個室状態にでき、脇を通る人から見られずにすむ。通路席にはカーテンがないのが少し残念。
乗る前に水500mペットボトルをもらった。また下車時に熱いオシボリも頂いてさっぱりすることができる。ムーンライト越後が定期運行でなくなった今、乗り換えなしで移動できる夕陽号、朝日連峰登山におすすめです。
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長井駅 |
葉山神社鳥居をくぐって縦走スタート |
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なぜかギンリョウソウがたくさん生えていた(一部を撮影) |
少しの距離残雪を踏む |
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以前と変わらず水量豊富な水場 |
葉山山荘 |
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古いがきれいに整理整頓されていた |
ヌルマタ沢源頭の雪堤から登山道へ移る |
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ミツガシワが咲き始めていた |
あいにくのガスだがいい所だった |
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八形峰辺りはヤブがうるさい |
ヤブはなくなったが、木を跨いだりくぐったり |
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この辺りの芽吹きはまだ先 |
樹林帯へ |
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ブナ林がいいね |
先は長い |
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熊の糞? |
今晩の宿 馬鹿虫が多く発狂しそうだった |
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中沢峰の水場 |
雨に洗われて綺麗だ |
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中沢峰 御影森への分岐(右へ入る) |
ガスで先がほとんど見えない |
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分岐からここまでいっきに下降する |
これも熊の糞? |
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前御影森山はハイマツに覆われている |
御影森山手前の姫小百合は咲く準備を進めていた |
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御影森山へ到着 |
ここからいきなり道が良くなる |
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ガスで稜線はみえない |
だんだんガスがうすくなってきた |
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進むにつれて視界がどんどんよくなっていった |
葉っぱと間違えたモコモコさんに踏まれそうになった |
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大沢峰の水場の道標 |
水場へ行ってみることにした |
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まだ雪に埋まっているようで引き返した |
水場方面を振り返った |
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大沢峰の三角点 |
平岩山への長い登りへ |
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歩いてきた方も見えるようになった |
ハイマツぼっくりができてきた |
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平岩山が近づいてきた |
花が見られるようになってきた |
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山頂手前から葉山方面 |
祝瓶山方面 |
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山頂に到着 |
山頂から祝瓶山方面 |
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平岩山から一旦下る |
大朝日岳山頂はまだガスがかかっている |
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鞍部は広い |
平岩山方面 |
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大朝日岳手前のピョコ |
なんだか不思議な感じがした |
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登ってきたなあ |
やっと山頂が見えてきた |
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綺麗な色をした虫 |
荒川 東俣沢方面 |
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ウスユキソウが映える |
大朝日岳山頂 大人気 |
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小朝日岳 |
中岳のガスも晴れてきた |
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大朝日小屋 |
中岳へ |
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地塘が出ていた |
金玉水の標柱 |
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金玉水はまだ埋まっている |
融雪水が豊富に流れていた |
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大朝日岳 |
中岳は残雪上を歩いて巻く |
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遭難碑 |
遭難碑 そばの融雪水 |
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あと少しで完全に夏道がでそうだ |
中岳を越えると竜門方面が見える |
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中岳西朝日岳間は残雪豊富 |
ここは池になるのかな? |
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西朝日岳から大朝日岳 |
西朝日岳にも新しい標柱が建っていた |
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西朝日岳からは花の尾根道だ |
かわいい |
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まだ頑張って咲いている |
咲いて間もないのかな? |
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黄色の花は目立つ |
二重山稜 |
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すっかり晴れて、岩雲雀が元気にさえずっていた |
ウスユキソウの群落になってきた |
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岩かと思ったらウスユキソウだった |
いいね |
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紫系も咲き始めた |
写真撮影で時間かかったがここまで歩いてきた |
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竜門山付近ではハクサンチドリが咲き始めた |
竜門山にもりっぱな標柱 |
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今晩の宿 |
小屋に着いて一安心 |
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快適な竜門小屋 |
遠藤さん達の尽力により水がでた |
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翌朝ガスの中出発 |
意外にも幻想的でガスもいいかな? |
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寒江山もウスユキソウが見事 |
感動的だ |
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斜面の下まで群落ができている |
いつまでも見ていたい光景 |
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足が進まない |
一瞬ガスが薄れた |
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三角点とケルン |
まだまだウスユキソウの饗宴が続く |
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言葉で言い表せない |
素晴らしい |
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寒江山の標柱 |
落雷によりやられた跡 |
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雷様はやはり恐ろしい |
相模尾根が見えた |
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雨がぱらついてきた |
相模尾根分岐 |
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チングルマが残っていた |
健気 |
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ストックは石の上に突くように慎重に |
狐穴小屋が見えた |
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小屋へ立ち寄ることにした |
バックステップで下った |
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豊富な水がありがたい |
昨年安達さんが修理していた部分が分かる |
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小屋内は落ち着く |
ロフトも完成していた |
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いつも泊まって行きたくなる小屋 |
この辺りはまだ見頃だった |
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中先峰の標柱も新しい |
池には沢山のミズズマシがいた |
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ガスの鞍部へと下る |
オットセイのようだ |
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生憎のガス |
熊の毛皮は見えなかった |
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オツボ峰 |
ここにもウスユキソウが |
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水場の道標に謎のG ゴルゴ? |
石畳で整備された登山道 |
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登山道脇のチングルマに和む |
これだけ整備するのは大変だったろう |
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以東岳展望台のピョコとの鞍部には残雪 |
ここまで来てガスがはれてきた |
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大鳥池をぎりぎり俯瞰することができた |
残雪を少し踏むと |
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すぐに池に到着 |
ビールが冷やされていた |
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水面に映る |
翌朝、以東小屋を見納めることができた |
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広い大鳥小屋 |
大満足の釣りの後出発 |
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大鳥小屋前のテーブル |
七曲りの水場 |
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七ツ滝沢橋 |
橋板の設置作業も大変だろう。感謝して渡る。 |
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吊橋 冷水沢 |
水場の先に残っていた雪渓 |
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まだ厚い |
残っている |
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滝 |
大雨が降ると崩壊しそうな場所 |
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スノーブリッチ |
泡滝ダム直前にて |
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登山者カウンター |
泡滝ダム |
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対岸の沢 |
案内版 |
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雪渓が隠れている |
春先は通過が厳しい場所 |
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モコモコさん進む。靴ズレで歩みが遅い |
発電所 |
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青嵐舎 |
朝日屋 |
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