山域 吾妻連峰
コース 秋元湖入口〜議場〜中吾妻山〜昭元山〜家形山〜慶応山荘〜高湯温泉
〜スノーシューで吾妻連峰へ〜
日程 2016年3月21日〜月23日

1月スキーワックスがけでモコモコさん腰痛、やっと山に行けるようになった2月の吾妻の帰り道玄関まであと50mと言う所でモコモコさん捻挫というなんとも情けない状態で、ずっと山にはご無沙汰。
暖冬小雪の今年は、我々が山に行けない間に積雪量が増すどころかどんどん減ってきている様子。
モコモコさんが山に行けそうになるころには既にスキーはお荷物になりそうな予感。
そこで先月に思い切ってスノーシューを手に入れたのだった。GPSを手に入れるときに感じたのと同様に我々にとって禁断の兵器を手に入れた気分であるが、スノシューに適したところで試したわけではないので、その効果のほどはまだわからない。
場所は、前回断念した中吾妻山を選んだ。
データ 1/25,000地形図;  山と高原地図;吾妻山、天元台、土湯温泉、板谷
アプローチ

東京駅7:32-郡山駅8:55/9:40-猪苗代駅10:23/10:32−秋元湖入口10:57

コースタイム
3月21日(晴れのちくもり)
 秋元湖入口11:03〜秋元湖キャンプ場11:42/12:13〜レークライン下15:00〜議場15:25〜唐松川橋16:50(幕営)
3月22日(晴れ)
 唐松川橋6:34〜中吾妻山12:33〜継森14:19〜県境稜線16:14〜昭元山前のコル16:30(幕営)
3月23日(未明まで小雪曇り)
 昭元山前のコル6:50〜昭元山7:24〜ニセ烏帽子山9:16〜家形山の肩11:04〜慶応山荘12:02/12:45〜山鳥山13:40〜高湯登山口15:16

ルート概念図



3月21日(晴れのちくもり)
 コースタイム:秋元湖入口11:03〜秋元湖キャンプ場11:42/12:13〜レークライン下15:00〜議場15:25〜唐松川橋16:50(幕営)

 モコモコさんの足の状態がなんとか山に行ける程度まで回復してきたようなので、久しぶりの山行だ。
しかしあまり重い荷物を担いでぶり返すといけないので、共同装備は全て一人で担ぐことになって非常に重くなってしまった。
今年は余りにも雪が少なく、暖かい日が続いておりスキーで行っても担いでいることが多くなりそうなのでワカンにしたいところだが、途中で雪に降られると小雪といえどもこの時期吾妻では身動きが取れなくなってしまう。そこで我々にとっては禁断の兵器ともいえるスノーシューで挑むことにした。

バスの時間の関係でゆっくりの出発。
連休最終日と言うこともあり、早朝から東京駅はにぎやかだ。

順調に猪苗代駅からバスに乗り、秋元湖入口バス停に着いた。
予めすぐに行動できるように準備しており、しばらく車道歩きなのですぐに歩き始めた。

秋元湖への案内が出て間もなく、氷が解けて危ないので湖に入らないでください、ワカサギ釣り禁止との注意書きがあった。ワカサギ釣りが禁漁になったのでこの界隈はとても静かだ。
発電所をすぎた先のキャンプ場まで除雪されており、道路はすっかり乾いていた。

キャンプ場で腹ごしらえをして、体操を済ませてスノーシューを履いた。
やがて兎の耳のように大きく回り込まなければいけない所に着いた。当初この兎の耳の根元部分だけでも湖の上を歩いて近道しようと思っていたが、そこもすでに氷が薄くなって乗れないので、いちいち回り込まなければいけなくなった。

雪が着いていたり、すっかりなくなっていたりが交互に現れ、そのたびにスノーシューを着けたり外したりで時間がかかる。
余りにも着脱の回数が多くなるので、スノーシューを着けられるようになってもそのまま雪の上を歩くことにした。ズボズボ潜るが着け外したりするよりも早い。

ようやくスノーシューを着けられるようになったのは、中津川の探勝路にかなり近づいてからだった。
この頃から曇り空になって冷たい風が強く吹き抜けてくるようになった。時折雪も飛ばされてきた。

探勝路に入ってから中津川を見下ろすと、水流だけでなく周りの岩などもはっきりと見える。数少ない通った経験からだが、前は中津川は水流以外は雪に覆われて水の流れしか見ることができなかった。それだけ雪が少ないのだろう。

風が吹くようになっても結構喉が渇いて水を消費してしまったので、途中水が採れたのがありがたかった。
レークライン下のトンネルをくぐると完全に雪道となった。

議場に着いてから雪も柔らかくなってきたので、出来るだけ固い所を探して進んでいく。ここまで奥に入ると傾斜が急でなければ斜面にも雪が着くようになったので以前下りたことのある尾根から取りつくことも考えたが、時間も押してきたので今日は唐松川の橋まで進んだ所で行動を終了することにした。
そうすれば唐松川から水が採れ燃料の消費を抑えられる。

唐松川の橋の手前で、今は使われなくなったらしい水道施設らしきものがあり、簡単に水をとれそうなのでここで水を汲んでいくことにした。
ずしりと重くなったが担ぐのはあとわずかの間だけなので頑張れた。

橋直前の林道折り返し地点を幕営地にした。
冷たい風は止まず、久しぶりで疲れたので早めに休んだ。


3月22日(晴れ)
コースタイム:唐松川橋6:34〜中吾妻山12:33〜継森14:19〜県境稜線16:14〜昭元山前のコル16:30(幕営)

今日は標高差が大きく移動距離も長いので、出来るだけ早出しようと思っていたが、寝過ごした。
夏道通りに行くと唐松川を渡渉しなければいけないので、雪も着いていることだしそのまま斜面に取りついた。

急傾斜を少し頑張ると、すぐに傾斜が緩んだ。
これなら楽勝と思っていたが、またすぐに急斜面。今度は岩がゴロゴロしている。こちらは少し長かったがなんとか登りきると唐松林の植林地帯となった。

夏道にそろそろ合流しているはずだが雪の下なので、適当に唐松川へ落ち込む斜面沿いに登って行った。
中吾妻山への斜面は急斜面を登らなければいけない所が2つあるが、その2つ目の急斜面になった。
息を切らしながら、休みつつお互いマイペースで登った。

先行するモコモコさんから「急斜面終了ー。」と嬉しい声が聞こえた。やったねと登りあがると見事なブナ林。
標高1300m付近だ。吾妻は標高1300m辺りと1500m辺りで一度傾斜がゆるむことが多いが、ここ中吾妻山もその通りだった。

吾妻の標高1300m辺りはブナ林となるが、西大巓はスキー場、東吾妻山は林道などが出来ており手つかずの状態で残されているのは中吾妻山だけになっている。
この辺りを通るのは初めてではないが、スキーでツーと通過してしまったり、天候の関係で気持ちに余裕がなかったのかゆっくりと周りを見ることはなかった。今回は歩きの登りで、木には霧氷が着いて綺麗なのでゆっくり観察しながら歩いた。二次林なのかブナ自体は細いが、そんな中でも太いブナもある。余りにもいい所で「中吾妻のブナ平」と勝手に名前を付けてしまった。

歩きやすい所を中吾妻山を目指していくと、特に意識していないが夏道用と思われるテープなどを見ることができた。
傾斜が緩やかで歩きやすいが一向に標高も上がらずにあまり進んだ気がしなくなって、頻繁にモコモコさんが標高を聞いてくる。

植生が針葉樹林帯になったことに気が付いたところで、やっと標高1500mくらいかなと高度計を見るとその通りだった。
針葉樹林帯になってから普通の傾斜になって標高を稼ぐようになったが、これまでの登りで結構疲れたようでペースが上がらずに時間だけがどんどん過ぎて行った。

やっと周りの木々が小さくなり西吾妻山や裏磐梯方面が見えるようになった。
前回(5月上旬)は山頂西側寄りから登った所、木が密集して登りにくかったので今回は少し南寄りに回り込んだ。これが正解で樹林の迷路に惑わされずに山頂にたどり着くことができた。

天候になかなか恵まれない吾妻も今日はいい天気。周りが良く見える。と同時に行く先の家形山も見え、遠い・・・あそこまで行けるのか?と少し弱気になってしまった。

風が強くて寒いのと先が長いので、山頂を後にする。
モコモコさんから北西にあるひょっこりピークとの鞍部まで下りてからトラバースして行こうといわれたが、雪堤状を進んだ方が早いからとそのまま名もなきピークとの鞍部まで尾根に忠実に下降した。

波打っている所の下降では、後方に伸びているスノーシューが邪魔で下り難くてときに滑る。スキーのようにカニさんで下りようとすると幅があるのでそれもできない。買う前は想像もしなかった下りにくさだ。余りの下り難さに「だからこっちはやめようって言ったんだよ」とモコモコさんから文句が出た。
途中からモコモコさんは波打つ雪堤を避けて、混みあう樹林の中を下降していた。

ひと騒動あったが、無事鞍部まで下降できた。
継森との間にある名無しのピークは、小さなピョコと湿原のあるなだらかなピークから出来ている。ピョコは小さいながらも雪堤状になっているので樹林の中を歩いて湿原に出た。
なだらかな本峰ともいえるピークは忠実に登らずに巻気味に通過した。

継森に着くのは15:30くらいになってしまうかもと思ったが、名無しのピークをすんなり通過できたので思ったよりも早くに着くことができた。
予定よりも1時間ほど到着が遅れたがこれならば先へ進めるということで、東大巓へと歩を進める。

東大巓へ直線で結ぶように進むと東側の沢の源頭部に入り込んでしまうので、ここの下りでは一度大きく西側(進行方向左側)に進路を振り、白い小さな丘になっている1807mのミニミニピークの肩をかすめるように行くのがコツだ。

天気がいいこともありうまく沢の源頭を越せたようだ。
今度は反対に大きく東側(右側)に進路を振る。

当初の予定では明月荘泊りだったが、できるだけ先へ進んでおくことに作戦を変更した。また東大巓へ寄ると樹林帯に逃げ込めずに時間切れになりそうだ。今晩は気圧の谷が通過して西風が強く吹いて荒れるらしいので、風を凌ぐことの出来る場所へ着けるように東大巓へは行かないで県境稜線へ入ることにした。

斜面が上り坂になったところで、出来るだけ東側の急斜面から離れないように登っていき、地図に載っている湿原マークまで辿り着いた。ここから大倉新道分岐先の鞍部を目指してトラバースを開始。

風がビュービュー吹いて結構寒い。現在16:00、先導するモコモコさんから「あと40分くらい頑張れる?」と聞かれた。なんでも昭元山手前の鞍部に下りる所に出来ている雪堤状の下が風が凌げるいい幕営地になっているだろうとのこと。
そこはもっと先ではないかなと思ったが、兎に角先へ進まないと風を凌げる幕営地はない。

風の音で少しでも離れるとお互いの声が聞こえないが、はっきりと見えるので不安なくどんどん進むと、とうとう縦走路に合流した。
モコモコナビは順調なようで、進路を任せて先行してもらうとモコモコさん記憶通りの雪堤に着いた。雪堤の終わりまで下りて、雪堤下に回り込んでみると雪堤が風除けになって、それまでビュービュー吹いていた風が嘘のようにそよ風程度の強さまで弱まっている。幕営地決定。
整地もすぐに終わりテントにもぐりこむことができた。

今日は水作りをしなければいけないが、整地にあまり時間が掛らなかったので食事の後少しゆっくりすることができた。
ラジオでは今晩気圧の谷が通過するとのことで、風がビュービュー唸りを上げて吹いているが、テントにはほとんど風が当たらず穏やかに過ごすことができる。たまに風で飛ばされてきた霧氷がテントに降ってくる程度。

幕営地の選定は慎重にしなければならないことを身を持って体験した。
今日は久しぶりにもかかわらず、標高差もあり長い距離をよく歩いた。ここまでくれば明日中の下山も可能だ。
今晩は所により雪が降るとの予報なので、歩行に時間が掛るかもしれないため早めに出発することにして早めに休んだ。


3月23日(未明まで小雪曇り)
コースタイム:昭元山前のコル6:50〜昭元山7:24〜ニセ烏帽子山9:16〜家形山の肩11:04〜慶応山荘12:02/12:45〜山鳥山13:40〜高湯登山口15:16

昨晩は本当に風が強かったが、幕営場所の選定がよほどよかったらしく風にテントがあおられたりきしむことが一切なくゆっくり体を休めることができた。
今日こそ早く出発しようと思っていたが、やはり寝過ごした。

予報通り昨夜さらっと雪が降ったようだ。
今日は昭元山の登りから始まるが、体重をかけるとガリガリの上に数cm積もった雪がザーッと流れる感じで疲れる登りだ。
できるだけ雪が飛ばされてガリガリになっている所か風に圧雪されて締まっている所を選んで歩いた。

歩きにくいのは最初だけで、徐々に歩きやすい雪面になったので夏道が出ているよりも早く山頂に着いた感じがした。
山頂からは昨日歩いた中吾妻山がきれいに見えた。本当によく歩いてきたなあ。

昭元山からは尾根に忠実に下りようとすると、波打つ雪堤状になっているところを辿ることになるのでモコモコさんから樹林の斜面を降りるように言われた。昨日文句を言われたので樹林帯の斜面を下降した所、スノーシューでは前向きに下りられない傾斜と雪質なので横向きに降りることにしたが、ガリガリの層の上に軽く積もった雪が崩れてやたらに滑る。

滑らないように踏ん張りながらの下降でたった数mなのにえらく疲れた。モコモコさんに「やっぱり雪堤行った方がよかったよ」と文句を言ってしまった。
大変だったのはここだけで、後は傾斜も緩み雪質もよくなったので普通に歩けるようになった。

烏帽子山は例によって巻く予定なので、鞍部から派生する沢の広い源頭部を目指した。
沢の源頭部に着いた所は風が避けられる所なので、一度休憩をとった。モコモコさんによると、この辺りは幕営候補地一つとしていたとのこと。確かに風もそこそこ避けられるいい場所だ。しかし今回泊まった所が一番良かったかな。

烏帽子山を巻くときは、一度標高1720m辺りまで下りてから巻き始めて、ニセ烏帽子山との鞍部を目指していくのが一番歩きやすかった記憶があるので、沢の源頭部を最初に大きく下った。

巻き始めて少しの所で小さな沢の源頭部のようなところに出た。ここは浅いので一度下りた方が歩きやすい。
あとは鞍部目指して樹林感覚が広い所、斜面の傾斜が緩いところを選んでいくと、前方に空が見えるようになり後方には烏帽子山の白い斜面が見えた。
無事巻き終わったようだ。

ニセ烏帽子の前後は、雪面が波打って意外に時間がかかるところだ。
しかし、雪が締まっている今回は思ったよりも早くニセ烏帽子に着くことができた。ニセ烏帽子にできる雪庇が例年よりも小さいような気がした。
山頂は風が冷たく東吾妻山に怪しい雲が掛ってきたので、さっさと通過。

ぺローンとした吾妻だが、この辺りまでくると山形県側が急斜面になっているのでルートが分かりやすい。
兵子の岩場が良く見えた辺りからいよいよ最後の登りとなる家形山へのとりつきとなった。

いつもはぎりぎりまで北斜面の崖沿いに登って行くが、今回は標高1870m辺りから直接山頂(標識のところ)を目指すことにした。
樹林の迷路を抜けるとポカッと樹林がなくなる空間に出た。頂上台地の目印となる標識が出ていた。この時期に出ているとは思わなかった。本当に雪が少ないんだな。

五色沼の見える家形山の縁へ移動したところ、五色沼の色が真っ白でなく薄い水色がかっていた。
今年は五色沼が完全に融けるのも早そうだ。

家形山の下降は急でスノーシューでは下りられないので、肩まで移動してからスノーシューを脱いだ。
下降点の3歩ほど後ろ向きで下りたが、雪が柔らかくなっていたのでゆっくりならば前向きで下りることができた。

もっと早い時間だったり、もし明日だと寒気がやってくるということで雪面が固くて下りられなかっただろう。
吾妻でアイゼンなんかいらないと思っていたが、今年はそうとも言えないかもしれない。

鞍部まで下りてガンチャン落としを降りようと思ったが、モコモコさんから強く拒否されたのでしぶしぶ大岩、大根森経由で行くことにした。
相変わらず風がビュービュー吹いて雪が吹き飛ばされている所を歩いて大岩から下降する。

夏道が尾根を少し外れて巻くようになったところは、斜面の傾斜が結構あるので一度沢状の斜面を下りて高度を下げた。
するとそれまでビュービュー吹いていた風が避けられるようになったので一息ついた。
そこへ登ってくる男性二人組の姿が見えた。

斜面の上と下だが少し声を交わした後、そのまま沢状を下りて急になる前に尾根横の斜面を軽くトラバースするとすぐに先ほどの男性のトレースと合流した。
男性から慶応山荘に管理人さんがいるという情報を得ており、トレースも慶応山荘から来ているので、我々も山荘に寄って行くことにした。

結構潜るが下りベースなのでスノーシューを着けずに山荘まで歩いた。
山荘の外側の扉は開いており、内側の扉の所で声をかけてみると中から返事が聞こえ扉を開けてくれた。
久しぶりに山荘内(入口のベンチのところ)に入った。

いつもおいしいコーヒーを頂きながら今日も大柿さんの楽しく話題豊富なお話を楽しんだ。その中で、今年の雪の量や質はスノーシューでは下るのが大変、吾妻でアイゼンが欲しくなるなんて思わなかったと大柿さんに話すと、これからこういったことが増えるかもしれないな。チェーンアイゼンやスパイクをお守りに持っておくといいかもしれないとのことだった。確かにちょっとしたスパイクがあると全然違うだろうなと思った。

話は尽きないが、先ほどの出会った男性二人組が戻ってきた所で重い腰を上げた。
山荘出発時に大柿さんが見送りに出てくれ、今回仕入れたスノーシューの事を少し話したところ、いい買い物をしたと褒めてもらえた。今回買ったものともう一つ候補に挙がったもののどちらにしようか迷った結果選んだものなのでほっともした。

山荘からスノーシューを着けた。
下りはスノーシューがなくても十分歩けるが、担ぐとその分重くなるので着けた方が楽だ。

井戸溝まではやはりスキーが欲しくなる。井戸溝の橋は完全に出ていた。橋の横に小さく雪が繋がっていたのでスノーシューのまま渡れたが、今年この橋ははたして埋まったのだろうか。

スキーだと天気がいい時は汗かきながら通過する湯ノ平や山鳥山手前の平坦地もスイスイ。こういった所はスキーよりもずっと楽ちんだ。
賽ノ河原までの斜面のトラバース状になるところはスキーでも結構疲れるが、横幅のあるスノーシューは結構歩きにくかった。

トラバースが終わった辺りで鳥さんの足跡がはっきり残っていたのが印象的だった。
全面的に雪に覆われているのはこの辺りまでで、福島市街地の展望台辺りから登山道脇にはすっかり雪がなくなり薮が出ていた。
それでも登山道には雪が残っており、雪がある方が歩きやすかった。

不動沢分岐先の小沢は完全に雪が切れていたので、少し下流の雪が繋がっている所を探して渡った。
スノーシューで歩けるのはスカイライン横断点まで。スカイラインは除雪跡どころか除雪しないでも自然に開通予定までに雪がなくなったのではないかと言うほど路肩に残った雪が少なかった。
スカイラインから下は、最初雪が残っているものの、沢沿いの斜面のトラバース下りになってからは雪が消えてくることが多くなった。雪解けによりニュルニュルで何度も滑りそうになりながら恐る恐る歩いた。

登山口が近づいてくると登山道には一切雪がなくなり土も乾いていたので滑らなくなった。
ホッとして登山口に着いて道路に上ると、なぜか除雪車が駐車されていた。これから出番なのかそれとも出番が終わったのかわからなないが今年はあまり働かずに済みそうな感じだな。

ニュルニュル地帯を歩いてきたので、いつも靴の汚れを落とすところで汚れを落として花月ハイランドで入浴させてもらって無事初スノーシュー山行は終了した。
尚、今回はきちんと「お家に帰るまでが山です」を守ることができました。


秋元湖の案内 堰堤の展望台
全く凍結していない 水少な!! キャンプ場まで除雪されていた
この部分を横断して近道しようと思っていたが駄目だった 中津川がすっかり見えるほど雪が少ない
レークライン 小さな隧道
議場 水を汲んだ
2日目
唐松川にかかる橋 夏道ではなく直接取りついた
唐松の植林地帯を行く 大きなブナの木があるブナ平(勝手に命名)
唐松の葉のような霜が着いていた ブナ平にはダケカンバの大木もある
夏道を歩いているらしい 針葉樹林帯になってやっと青空が見えた
コブ瘤、ネジネジ状態の木 頑張ったんだな ここまでとても時間が掛った
裏磐梯を見下ろす 中吾妻山のひょっこりピークの向こうに西吾妻山
県境稜線 家形山・・・遠い・・・
東吾妻山 継森へと続く
中吾妻山のいい斜面 中吾妻山直下から振り返る
小さいが波打つ雪堤状態は下りにくい 鞍部の先からの中妻山
吾妻ののびやかな稜線が良く見える 冷たい風が吹き付けてくる
今年初めて冬らしい景色を見た気がする 継森目指して名もなきピークを下る
今日はどこの峰まで越えられるかな 東大巓 ぺローンとしている
中吾妻山と継森との間の名もなきピーク 継森
継森から振り返る 次に目指すは県境稜線
谷地平 この先進路を一度左に振る
継森と東大巓との鞍部付近から振り返る 時間がなくなったので東大巓には寄らないことにした
縦走路に間もなく合流 今日の行動も間もなく終了
雪堤状 雪堤を風除けにしてテントを張った
3日目
翌朝、さらっと雪が降ったようだ 昭元山から中吾妻山
烏帽子山 これから行く家形山も見える 昭元山と烏帽子山との鞍部付近
烏帽子山を巻くため下る 大倉川の切れ込みが見える 巻き終わりから烏帽子山
ニセ烏帽子 東吾妻山に怪しい雲が
家形山に近付いてきた 雪堤が例年よりも小さい気がする
兵子と家形山 兵子の岩場
この時期にこれが出ているなんて 五色沼が真っ白でない
ここ最近あそこを越えていないな ガンチャン落としが見える
モコモコさんが下りてくるのを待つ ガンチャン落としを降りるのは諦めた
山荘から分岐まで迷うことない 井戸溝の橋が完全に出ている
福島市街地がはっきり見える 今年は除雪楽だったろうな
すっかり雪がない 出番待ち?それとも終了?



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