山域 朝日連峰
コース 泡滝ダム〜大鳥小屋〜オツボ峰〜以東岳〜竜門小屋〜大朝日岳〜葉山〜オケサ堀コース
〜1ヶ月半かけて朝日軍道完走したよ〜
日程 2017年6月18日〜6月21日

つい一月半前に歩く予定だったが、悪天候とその後の強風の為大朝日岳までで断念した朝日軍道の続きだ。
このコース自体を歩くのは初めてではないが、同シーズンに朝日軍道北部と繋げることに拘りたかったのだ。
幸い核心部となる大朝日岳から葉山の間は天気が良さそうだ。これは行けると踏んで実行に移した。
データ アプローチ
大宮駅東口9番23:50《夕陽号》-鶴岡エスモール6:05/7:30-朝日庁舎8:07(タクシー)−(約1万円)-泡滝ダム

コースタイム(天気)
6月18日(晴れのちくもり)
泡滝ダム9:28〜七ッ滝沢吊り橋11:31〜大鳥小屋13:10
6月19日(ガス一時晴れ)
大鳥小屋5:30〜三角峰水場標柱7:35/7:51〜以東岳9:52/10:07〜狐穴小屋12:24/13:12〜寒江山14:33〜竜門小屋15:45
6月20日(晴れ)
竜門小屋5:42〜大朝日小屋9:04/9:34〜平岩山11:06/11:20〜御影森山14:00〜中沢峰16:54〜幕営地17:30
6月21日(くもり後雨)
幕営地4:29〜葉山7:28〜オケサ堀8:54〜大石大明神9:58〜林道入口10:05/(タクシー)-長井駅


6月18日(晴れのちくもり)
コースタイム;泡滝ダム9:28〜七ッ滝沢吊り橋11:31〜大鳥小屋13:10

先月と全く同じアプローチで鶴岡(エスモール)まで夜行バスで入り、バスで頂いた朝食優待券を使ってホテルのおいしい朝ご飯でお腹いっぱい食べる。
エスモールから路線バスに乗り込んで朝日庁舎へ向かう。高校への通学生で結構賑わった前回と違って今回は日曜日なので生徒さん達は乗ってこず車内は静かなまま。うとうとしながらバスに揺られて朝日庁舎まで。

今年から終点となった朝日庁舎でタクシーに乗り換えだ。
予約していタクシーは既に待機していてくれ、運転手さんは車外で我々を待ってくれていた。一瞬で5月に我々を道の駅月山まで送ってくれた運転手さんだと分かった。
運転手さんも我々のことを覚えていてくれ、道中長いのでお互いほっとした感がある。運転手さんと楽しいおしゃべりをしている内に泡滝ダムに到着。

なんとまだ9時過ぎ。いつもならバス停のある朝日屋さんに着いたところで、これから延々と林道歩きを始める頃だ。
簡易トイレが設置されている駐車場には5台ほどの車。釣りのライバルが少なくてうれしい。
仕度を済ませて体操をしていると、1台の車が到着。
我々の方が一足先に出発することになった。

朝、鶴岡に到着したときは涼しかったが、歩き始める今になって急に気温が上がってきたようだ。
重荷なので暑さが堪えるが、今日は林道歩きはないし大鳥小屋までなので気分的にかなり楽。
汗をかかないように、出来るだけゆっくり周りを見ながら進んでいくと、先ほど到着した男性4人組が早速追いついてきた。あちらの方が断然早いので追い抜いてもらうと、そのうちの一人の方になんだか見覚えが。
モコモコさんも同じように思ったらしいが、人違いかも知れないと言うことにした。(後ほど尋ねてみたところ、思った通りの方だった。)

いつも大きな残雪がデーンと登山道を塞いでいるところをやり過ごすと、おいしい水場だ。
ここの水場はいつ飲んでも冷たくて美味しい。
ふと脇に目を遣ると、釣り竿がポツンと置かれていた。
先行した4人組の落とし物かな?と思い拾っていくことにした。

長々と川に沿ってのトラバース道を続けて歩いて行くと、いよいよ吊り橋だ。
この吊り橋を渡り終えたところで男性3人組が休憩をしていた。釣り竿をのことを尋ねてみると落とし主ではないらしい。確かに皆さんの釣り竿はきちんとザックに横付けされており、そもそも下山するところとのこと。下山の方ならば、入山時に気がついて取りに戻っているだろうから落とし主ではないよな。

ここまでくれば次の吊り橋までもう少しなので、我々は休憩せずにそのまま歩を進める。
林道歩きがないとあっという間だなと話しながら行くと次の吊り橋に着いた。吊り橋を渡り終えた先の広場で休憩した。
あとは標高差約300mコースタイムにして1時間45分登れば今日は終了だ。

しばらく七ッ滝沢沿いに歩いて行くと、いよいよ七曲がりと呼ばれる登りの始まりだ。モコモコさんが数えたところによれば17曲りあったそうな。
登りなので大変なのは当たり前だが、柄杓付の水場があり水筒いらずなのがうれしい。水場は3つあり、そのたびにゴクゴク飲んでいたのでお腹がタプンタプンになってしまった。

この登りで2組の下山者とすれ違った。一人、また一人とライバルが減っていく。駐車されていた車の台数を考えるとほとんどの人が下山したようだ。そうこうしていると上が平坦になっているのが見えて登りの目途がついたのが分かる。
数m残雪を踏んでトラバースしてすぐに、大鳥池のある台地に登り上げた。

平坦な道を小屋へ向かえば、程なくして小屋裏へと導かれる。やったね今日はこれで終了だ。いつもなら今頃やっと登山道歩きに入ったところだよ。
お金は掛かるが、やはり登山口まで歩かなくて済むのは、時間だけでなく疲れ具合が全然違うな。
小屋前には先着していた男性4人組と、前泊した女性3人(だったと思う)組がいた。
男性4人組に釣り竿をのことを尋ねると、落とし主ではないとのことだった。男性方はテント泊のようで幕営地へと移動していった。

我々も受付しに小屋へと入る。
管理人室に声を掛けると、管理人さんが出てきてくれた。管理人さんは朝日屋さんのご主人だった。昨年大鳥にはこなかったので2年ぶりの顔合わせとなるが、我々のことを覚えていてくださった。

早速受付をし、ここに来た目的でもある釣券も購入する。
気になる釣果を尋ねると、「釣れないなあ」とのこと。昨日はポツポツ釣れたが、今朝は全く餌を食わず、現在置き竿をしているが、釣れた気配が全くないとのこと。
うーん、今年も空振りになったら悲しいな。
2階に案内され、後から団体さんが来るよと説明を受けて、荷ほどきをした。

いつものように夕方到着ではなく、今回は時間に余裕がある。粘ればなんとかなるのではと思い、早速釣りに出かける。
管理人さんが我々の釣りの邪魔にならないようにと竿を片付けにと水門近くまで一緒に行くと、なんと管理人さんの竿に見事掛かっていた。
これはと大きく期待が膨らむ。

早速釣りに入る・・・・・・釣れない。
そこへ幕営準備を済ませた4人組が釣りに出かけてきた。どうやら奥まで釣りに行くようだ。我々はそのままの場所で粘ることにした。
・・・・・・・・・・・釣れない。なんだよーとふと目を脇にやると、近くに置いていた餌にアリがたかって餌がいじめられていた。餌を救出したりと一騒動、それに反して水面は静かだ(釣れない)。

どれくらい経ったろうか、奥へ入った4人組のうちの一人が戻ってきた。
釣りは止めて食当で戻ってきたのかなと推測していると、遠慮の無いモコモコさんが「釣れましたか?」といきなり尋ねた。結果、釣れたらしい。
場所が悪いと分かっても今更遅い。結局そのまま置き竿にして、モコモコさんと二人ボーッと水面を眺めて過ごした。
小屋の方からは、団体さんが到着したらしく賑やかな声が聞こえてきた。それをきっかけに、結局坊主のまま小屋へ戻ることにした。

釣れなかったときの為にと、モコモコさんが少し豪華目の献立にしておいてくれたのがせめてもの慰め。
団体さんの明るい話し声と裏腹に、少し寂しい夕食時間を過ごしていると、かわいそうに思ったのか、管理人さんから差し入れが。ありがたくいただいた。感謝感謝です。
結局小屋の宿泊者は我々と団体さんだけだったので、管理人さんと5月に歩いたときの朝日軍道北部のことなどを話したり、色々とその周辺に関する興味深いことなどを聞くことができた。釣りは寂しいことになったが、夜は楽しく過ごすことができた。


簡易トイレのある泡滝ダム駐車場 水場手前の雪渓
水場から振り返る 七ツ滝沢の吊り橋
ブナ、ブナの道 水筒いらずの道
ひっくり返ったカメムシがムンッと起き上がる瞬間 いつ見ても笑える 快適な大鳥小屋
アタリが全くないのでボーっとして過ごす いい所に建っているな


6月19日(ガス一時晴れ)
コースタイム;大鳥小屋5:30〜三角峰水場標柱7:35/7:51〜以東岳9:52/10:07〜狐穴小屋12:24/13:12〜寒江山14:33〜竜門小屋15:45

団体さんも以東岳へ登ると言うことで我々の一足先に出発していった。
同時に管理人さんも釣りへと出かけていった。
一足遅れで我々も以東岳へと出発すると、なんということでしょう、昨日は全くなかった魚の気配が濃い。そうこうして居る内に昨日のように管理人さんが我々目の前で釣り上げた。

それをみて竿を出したくなったが、今日は竜門小屋まで行かなければならないのでその時間は取れない。泣く泣く池を後にしたのでした。
団体さんは直登コースで向かったようだが、我々はオツボ峰経由で登るので尾根に取り付く。

傾斜はあるが、よく手入れされていて登りやすい。
人の気配がなくなったところで、「どうやら、うちらは釣り運を人にあげるのはうまくなったみたいだ。」「本当、釣り竿を拾う運※なんかいらないから、自分たちの釣り運がほしいよね」、「あーあ、気持ちを切り替えて場所替えすればよかったな」と後悔や反省を口々にしながら登って行った。
(※一年のうちに釣り竿2本も拾ってしまった。持ち主未だ現れず。拾ってもどうせ使わないのにな。)

昨日の夕方前から山はガスって見えないし、早朝のせいか曇りのせいか、登山道はカタクリの花道になっているのに花はキュッと閉じた状態になっている。
開き直ってのんびり登るしかない。
黙々と登っているとやがて太い山毛欅の木が二次林のように細くなった。急登も間もなく終了だ。
灌木帯になると一気に傾斜が緩んだ。いつも遅くまで残る雪田が現れた。6月の下旬になるというのに結構な残雪量だった。今年は6月に入ってから気温が低い日が続いたためだろう。そうすると花にはまだ早いかも知れないな。

この標高まで上がると周りはガスに包まれてしまった。
雪田を通過してしばらくで第二の雪田が現れる。この雪田までくれば三角峰水場の標柱までの登りはほぼ終了だ。
両脇に咲き誇る花を見ながら石畳状の登山道を歩いて水場の標柱に到着。一月半ぶりに本来の朝日軍道が繋がったことになる。
前回同様に風が吹いているが、気温はさほど低くないし雨の心配も無いので急ぐ必要もない。ゆっくり休憩をとった。

オツボ峰まで風に吹かれながら登って行く。前回は冷たく強い風で結構つらかったところだが、今回は登っている分には風が涼しくて気持ちがいい。
導標から単なる笹藪となったが、登って行くに従いからちらほらと花が出てくるようになる。ただ、同じ時期に歩いたときは姫小百合が結構咲いていたが、今回は咲いていないどころかまだつぼみもみることができない。花のいいときに来るのは難しい。こういうときは直前に行き先を決めて自家用車でさっと移動できる人が有利だな。

姫小百合を見られなかったのは残念だが、逆にそれよりも早く咲く花が見事だ。
ウスユキソウも見頃にはまだ早いがなかなかいい群落を作っている。周りはガスで全く山の景色は楽しめないが、花の撮影ポイントにはことかかない。
オツボ峰を過ぎると、我々は勝手に以東五峰と呼んでいる以東岳手前の小さなピョコが並ぶようになる。
ガスって居ると、先の検討がつかないので標高差の割に意外に辛く感じるところだ。

幸い、ガスがあるだけで気象条件は悪くないし、花に慰められあまりきつい感じはしない。
花を長めならがのーんびりと小さなピークをいくつか越したところで、時折ガスが薄れる瞬間が出てきた。
これはと期待していると、突然サーッとガスが晴れてきた。

熊の毛皮の大鳥池やこれから我々の進む主稜線まで一気に見渡せるようになった。これは感動ものだった。
おーすごい、と歓声を上げながら山頂を目指していくと、大鳥小屋で同泊していた団体さんが山頂に立っているのが見えた。
昨日挨拶した際に、以東岳に登るのをとても楽しみにして来たとお話していたので、まるで団体さんの登頂を山の神様が祝福しているかのように思われた。
我々はその恩恵にあやかれたわけだ。ありがたや−。

山頂に向かうにつれてどんどんガスは晴れていく。
団体さんとは山頂手前の岩峰付近ですれ違い、ガスが晴れた喜びを分かち合うことが出来た。
我々も一足遅れて山頂へと向かう。山頂直前で、まさかもう見られないだろうと思っていた満開の峰桜があったのには少し驚いた。
貸し切りとなった山頂に着いて、早速展望を楽しみ、単独で建設中の以東小屋を見に行く。

以東小屋は思ったよりも小さな小屋のようだ。
山頂に残っていたモコモコさんの元に戻り、小屋の小ささを伝えた。完成後の小屋について、トイレスペースを考えると本当に居住スペースが狭くなってしまう。前小屋と同じでまた外付けのトイレなのかな?そうすると、以前凍結してドアが開かなくなり使用不可になったことがあったが、それが再び起きるようになってしまうのだろうか?などと話しながら休憩した。

そうこうしているうちに、テント泊をしていた男性方の姿が見えたのをきっかけに山頂を後にした。
松虫岩まで一くだり。
その先は、風化してザレた登山道となると同時に道の両側に花があちらこちらに咲いていて、撮影に忙しくなった。
5月のときは、花など一切なく雨風のなかひたすら下降していたときを思うと、僅かな期間でこんなに変わる物だと感心する。
写真を撮りながらなのでいっそう歩みが遅くなって、中先峰手前のミズスマシ池(勝手に呼んでいる)に付いた頃には、あれだけくっきりと見えていた山に再びガスが掛かってきてしまった。

数年前に、狐穴小屋到着と同時に土砂降りになったときのような黒い雲はわいていないので、雨の心配は不要とのんびり歩き続ける。
中先峰までくると、狐穴小屋まで近づいたなという気になる。僅かな登り下りをすると前方に狐穴小屋が見えた。5月のときはひどいガスで20〜30mほどの距離でも小屋が見えなかったのにな。

小屋手前の雪渓を横断すると、ロープが張られていた。視界の悪いときはこういった物はとてもありがたいものだ。
5月に出ていなかった小屋前の水場も今回はドバドバ出ていた。さきほどから出てきたガスが濃くなってきて、風も吹いて外で休憩するには寒いので小屋内で休ませてもらうことにした。
ついでに、今朝食べる予定だったラーメンが余っていたのでラーメンを食べていくことにした。

お湯を沸かしている間に小屋ノートを手に取ってみると、なんと土曜日の宿泊者の中に知っている名がちらほら見受けられる。
日程的に絶対無理だったが、この日に狐穴小屋に泊まりたかったなあ。
また、思ったよりも宿泊者の数が多い。6月に入ってから週末になると天気が悪いことが多かったので、この週末に集中したのかな?

小屋のお陰でゆっくりとラーメンを食べることができた。このまま泊まりたくなるが、先を考えると進まなければいけないと言うことで竜門小屋目指して再出発。
もう一度美味しい水をたっぷりと飲んで、目の前の雪の斜面を上がる。
すっかり連峰はガスに包まれてしまい風も結構吹いているが、歩いている分には問題ない。

北寒江山まで登ったところで、明日以降の天気予報を見てみることにした。
予報では、明日は丸一日天気がいいらしいく、明後日はお昼くらいから雨が降ってしまうらしいが、お昼頃ならば下山している予定なのでなんとかいけそうだ。
北寒江山からガスの中下っていくと、いよいよ今日の最終イベントとでもいうべき花の饗宴が始まる。
ハクサンイチゲは少し見頃を過ぎた感じで、ウスユキソウの見頃はこれからといった雰囲気だが、群落があちらこちらにあり見事だ。イワカガミが今回一番の見頃だった。

単なる灌木帯や笹原だったらガスと風なのでさっさと通過してしまうところだが、花があちらこちらに咲いているので足止めを何度もくらう嬉しい悲鳴を上げる。
寒江山と南寒江山の鞍部の風衝帯はウスユキソウの大群落だ。
北寒江山や寒江山に比べてなんとなく不遇な感じのする南寒江山山頂から下降する斜面もウスユキソウの群落は続き感動ものだ。ガスなのが残念。
この辺りのウスユキソウは凜とした美しい株が多いような気がする。ウスユキソウだけでなく見頃のイワカガミも素晴らしく、全盛期のイワカガミ帝国からウスユキソウ帝国への移り変わりを見ているようだ。

鞍部付近まで下りてくると、5月には上を歩いた残雪の名残が現れる。まだこんなに残っていたんだと思い出に浸っていると、湧いてくる新潟県側と反対の山形県側はガスが薄く視界が効くようになってきた。
花畑も終わったので、山並みを楽しみながら歩いて居ると、先行していたモコモコさんが「シーッ」と言い前方を指を差している。指さす方向を見てみると、小鳥さんが近くの枝に止っていた。残雪を背景にくっきり姿が見える。
小鳥さんと「だるまさんが転んだ」をしてそうっと近寄って写真を撮った。とても癒やされた。

5月にはガスの中大きな残雪を歩いて安達さんに先導してもらってたどり着いたが、今回は夏道でテクテク歩くと目の前に竜門小屋が現れた。
小屋の水が出ていると事前情報で得ていた通り、しっかりと水が出ていた。これですぐに寛ぐことが出来る。
着いた時点では誰もいなかった。2階の方が暖かいので、2階に陣取ることにした。

水を汲んで顔を洗えば、後はいつものコース。
水場で冷やしておいたお酒類を回収しに外に出たときに単独の男性が到着した。日暮沢まで車で入れるようになって天気がいいので、さすがに竜門小屋となると貸し切りということにはならないか。 
単独男性は1階に滞在しその後人は来なかったので、ほぼ貸し切り同様で過ごすことが出来た。


お世話になりました 山にガスがかかっている
曇りのせいかまだ開いていない 一か所目の雪田
2か所目の雪田 水場標識から三角峰 一月半ぶりに繋がった
いよいよ、出てきたよ 6月の気温が低かったせいかまだ瑞々しい
オツボ峰 明光山方面分岐 まだ大量に残る雪渓
晴れてくる気配がする やった晴れた
以東岳直下 遅き春 山頂から主稜線
以東小屋 基礎部分 熊の毛皮 大鳥池
松虫岩 以東岳からの下り斜面もなかなかのお花畑
松虫岩からの下りにて 以東岳を振り返る
山モコお気に入りの場所ミズスマシ池(勝手に呼んでいます) 狐穴小屋手前の雪渓を横断する
後ろ髪惹かれつつ先へと進む 寒江山のお花畑の始まり
お花畑は続く また融けた感じがする 雷様恐ろしや
寒江山と北寒江山鞍部はウスユキソウの大群生地 不遇な感じがする北寒江山
5月のときは残雪上を歩いた いい感じに咲いている
雪渓と小鳥さん 竜門小屋の水場
雲海に浮かぶ月山と鳥海山 夕暮れの寒江山


6月20日(晴れ)
コースタイム; 竜門小屋5:42〜大朝日小屋9:04/9:34〜平岩山11:06/11:20〜御影森山14:00〜中沢峰16:54〜幕営地17:30

本来ならば、日の出と同時に出発したかったがごたごたしているうちに前日よりも遅い出発になってしまった。
冷え込みは一切無く暖かい。
竜門山に登り大朝日岳方面へ向かう。
今まで気がつかなかったが、竜門山から大朝日岳方面への尾根は峰桜が並ぶちょっとした桜街道になっていた。桜の見頃のときはきれいだろうな。

西朝日岳との鞍部へと一下りしていると、ヘリコプターの音が聞こえる。大鳥小屋で管理人さんから荷揚げすることを聞いていたので、最初は「おっ、荷揚げが始まったかな?」と話しをしていたが、荷揚げにしては聞こえ方がおかしい。
ヘリコプターが見えるところまで着いて音のする方を見てみると、古寺山の方向でホバリングしている。どうやら荷揚げではないらしい。
そうだよな、こんな早くから荷揚げしないよな。捜索かな?

鞍部付近は昨日の寒江山ほどではないが花が見事なのでヘリコプター音は気になるが、花の観賞をしながら歩いた。
袖朝日への尾根を見ながら西朝日岳への登りをこなしていく。5月に歩いたときに片方のサンダルが落ちていたので今もあるのか探しながら登ったが、見つからなかった。

西朝日岳からはすっきりと起立する大朝日岳が見える。こうやってみると遠いな。西朝日岳からの下りは残雪期や時期が早いと残雪下りになるが、今回は残雪部分は僅かでほぼ夏道が出ていた。
鞍部の小さな池のあるところで休憩をとった。

ここから中岳の前に小さな登りをいくつかこなしていく。時折登山道を残雪が覆う部分を歩いたりすることもあるが、特に問題になることもなく徐々に高度を上げていく。
まだ咲いていた桜を鑑賞しながら息を整えて行くと、ようやく遭難追悼碑のあるピョコに到着。ここまで来れば中岳は目前だ。
いつも豊富な残雪が登山道を覆っている部分は残雪上を歩くいて中岳を巻気味に越えると、金玉水の鞍部や大朝日小屋が見える。
鞍部へ下りていくときに、大朝日小屋方面から来た人が水汲みに下りていくのが見えた。
大朝日小屋は水汲みが大変だよな。

見えている山ならぬ小屋は遠いよ。えっちらおっちら登り小屋へ着いて、モコモコさんと荒川遡行のときの思い出話しをしようとしたら、さすが百名山小朝日岳方面から登ってくる人がポツポツ現れたことでタイミングを逃してしまった。
天気がいいので最初小屋前で休憩していたが、バカ虫(毎度のことながらブヨのことをこう呼んでいます)にかみつかれたとモコモコさんが騒ぐので、調度自然管理人さんが登ってきていたので断って小屋内で休憩させてもらうことにした。

靴を脱いで2階に上がって休憩していると、水汲みに行っていた管理人さんが戻ってきた。少しお話をしたところ朝方のヘリコプターの謎が解けた。
古寺山付近の残雪で間違って進んだ方がおり、その方の救助をしていたとのことだった。我々が葉山まで行くに際しては、ヤブがかなりあるとのこと。最近登山道整備の予算が削られて人気のコースを優先するため葉山ルートまで回らないとのこと。うーんこれはできるだけ歩いて人気のコースに格上げしていく必要がありそうだ。
涼しく虫の攻撃のないところでゆっくり休めたので、先に進む元気が回復してきた。
管理人さんにお礼をいい小屋を後にする。ちなみに、大朝日小屋の管理人さんは交代して新しく着任した方でした。

大朝日岳へ登り始めて間もなく、山頂を往復してきた自然管理人さんとすれ違う。この方は我々がこれから向かう葉山(長井)が地元という方で、「中沢峰から先は最近刈り払いしたが、御影森山から先はかなり藪が濃くなっていると思う。もし残雪があっても藪を避けて残雪を使わずに登山道を歩くように、もし藪で道を外してしまっても尾根さえ外さなければ登山道に戻れるから」等いろいろと登山道の情報を得ることが出来た。ありがとうございます。大朝日小屋の管理人さんや自然管理人さんに背中を押されて葉山まで行ける自信が着いた。

山頂はちょうど登頂ラッシュのようで賑わっていた。
先ほど休んだばかりなのでそのまま通過する。
大朝日岳からの下りは相変わらずガレたザレっぽい歩きにくい道だ。

足下に注意しながら一くだり。
ある程度下りると道は相変わらず歩きにくいが、両脇の植物が広がってくるようになる。
この時期通る人も少なくあまり知られていないかもしれないが、この辺りや平岩山手前の鞍部はちょっとしたお花畑だ。
ウスユキソウが我々を励ましてくれる。

傾斜が一度落ち着いた所で荒川源流を見下ろして、ようやくモコモコさんと荒川のときの話しをした。「やっと荒川のときの話が出来たよ、5月の時は一人だったし」と声に出すと、今更であるが当時の感動が蘇ってきた。

さらに一段ぐんと下りて振り返ると大朝日岳が高い。ここは登るのも下りるのもとても大変なところだ。
平岩山手前の鞍部に下りる前のちょっとした広場のようなピョコは、いつも不思議に思う直立岩が乱立している場所だ。なんとなく直立岩の数が減っているような気がした。

荒川のときに下降したヒノキモッコ沢を確認しながら鞍部を通過し、平岩山へと登りに入る。緩やかだが大朝日岳からの下りを済ませた後だと結構足にくる。加えて暑さも加わり、モコモコさんが頭痛の予感を訴え始めた。
祝瓶方面への分岐を過ぎた平岩山山頂で一度荷物を下ろして休憩した。モコモコさんは念のため頭痛薬を飲んだ。これが効いたようで以降頭痛を訴えることはなかった。

いよいよ葉山への長い旅の始まりだ。
何回か歩いたが、いつも縦走路中一番きついと思うのが、これから通過する平岩山〜御影森山間だ。
見た目よりもきつい登り下りがぽこぽこ続くからだ。
いくつピョコがあるんだっけなと先を眺めていると、一番奥(高い)雪渓上に動く黒いものを発見。熊さんだ。先行するモコモコさんに慌てて教えてあげるが、モコモコさんの所からは見えないらしい。そうこうしているうちに熊さんは藪に入ってしまった。

平岩山から一下りした鞍部は遅くまで雪が残るところだ。ここまででかなり水を消費してしまったので、水に残雪を入れて水分を補充することにした(我々はこれをシャカシャカと呼んでいる)。日差しが強く水が温かくなっているのと、雪そのものの水分が多いのであっという間に融けて冷たい水を飲むことが出来た。
ちょうど日差しが一番強くなってきて、ヒイヒイいいながら目の前の急登をこなして行く。

やっと大沢峰のピークに着くと、がくんと大きく下ってギュンと登らなければならない次のピークが見える。下りの一部はザレている箇所もあって要注意の所もある。
きれいに刈り払いされているのが救いだ。
大沢峰水場の標柱の所でも残雪があったのでシャカシャカをして次の登りにかかる。とにかく暑い。昨日まで涼しかったのでいきなりの暑さで堪える。
いくつ目のピークか忘れたが、これで終わりだろうと必死に頑張ったら、先に一段階見えて、「なんだこりゃ、もううんざりだよ」とモコモコさんはたまらず文句を言っていた。

汗をかきかき、ヒイヒイいいながら息を整えつつ登るとやっと御影森山だ。この間はどちらから来ても体力的な核心部だと思う。
ここをできるだけ涼しい内に通過しようとしていたが、出発が遅くなったことで、よりによって一番暑くてつらいときに一番きつい区間を通過することになり、コースタイムから40分も遅れての到着。

朝日鉱泉方面へはきれいに刈り払いされているが、我々の進む方向を見るときれいに刈り払いされた道もここまで。
下り始めはそうでもなかったが、傾斜が急になり尾根が痩せてくると藪で足元が見えないので、藪をつかみながらの急下りとなった。
この先も藪が続くのでストックをザックにつけて両手を空けていくことにした。

急な下りが済んで尾根が広がってくると、道はジグザグに降りるようになる。道と行っても灌木の切り開きがあり、その間は笹薮で埋まっている。足元には踏み跡がはっきりしているが、慣れないと迷いそうだ。
以前同じ時期に歩いたときはまだここまで藪は濃くなかったような気がするし、前回は残雪を使えたのでここまでの藪を歩くことはなかった。そのため久しぶりに通った道はまるで始めて歩く道のようだ。

特にハイマツ帯となる前御影森山直前の登りでは倒木で道が分かりにくくなり、一瞬道を外しかけた。
検討をつけて周りを観察すると、のこぎりで切り落とした枝を見つけたので、合っていることが確認できた。
道を外すと時間と体力をむやみに消耗するので、丁寧に道を外さないように行くとハイマツ帯に出た。ハイマツがうるさいがここまでくれば比較的道は外しにくくなって一安心だ。

ハイマツ帯を抜けて再び灌木帯に入ると結構な量の熊糞を発見。
前回歩いたときこの辺りからしばらく夏道を歩いたが、そのとき刈り払いされて歩きやすくなっていたはずと楽勝でいたが、さすがに笹の伸びは早く思ったよりも藪があった。それでも道を探しながらの御影森山〜前御影森山間に比べれば、格段に歩きやすさが違う。
しばらくあまり高低差のない長い尾根を歩いていくと、下りにかかる。
緩やかだがかなり長い下りだ。急な下りになってきたら間もなく中沢峰との鞍部だ。

前回幕営した懐かしい場所の先で融雪水が取れた。前回水をとったところだ。さすがにこの時期土臭いだろうと試しに口に含んでみると、土臭いどころか冷たくておいしい水だ。
ありがたい。モコモコさんと二人がぶ飲みした。これまでの暑さで、汗を絞られ水はぬるくなっていたので、生き返った。まさに命の水。

ハエやバカ虫がうるさいが、木陰で涼しく水の傍らなので思う存分水分補給ができて中沢峰への登りに備えることができた。思わず泊まっていきたくなるが明日の天気が悪いので中沢峰を越えた先の鞍部の水場までは進んでおかなければいけない。
中沢峰まで標高差約150mあまり、今日最後のまとまった登りだ。
ここの登りは最初はブナの木の中の穏やかな登りだが、すぐに急な登りとなる。

朝日軍道当時は、もっと大きくジグザグを切って登ったのではと思われるような所も見られた。
標高差約50mほど登ったあたりは遅くまで雪が残ると思われるところで、そのためかすっかり土や灌木が削られてザレ気味の急斜面を数m登ることになる。ここは逆走したときには、ニュルニュルの急な草付きのようなところの下降で緊張したところだ。

足元が不安定なのはここだけで、中沢峰まで一直線で登っていくと先行するモコモコさんから「中沢峰だ」とうれしい声。
正確には中沢峰の肩であるが、ようやく目途がついた。自然管理人さんによればこの先は刈り払いされているとのこと。確かに藪がなく全く歩きやすさが違う。
逆走のときは水場から中沢峰まで1時間かかった。下りということを考えても40分下手すると50分はかかるだろうと踏んだ。

一気に下降した後は緩やかな下りベースとなる。そろそろ水場かなという雰囲気になったところで、わずかである登り返しがあったのにはやられた。地形図にある1204mPだ。
この小さなピョコを降りて道が左右に振られた先で平坦な尾根になれば水場はすぐそこだ。
登山道から一段下がったところにある小さな広場が今日の目的地。刈り払いされていたおかげで予想よりも早く着くことができた。

早速水汲みと今日のビールを冷やしにサブザックに水筒とビールを突っ込んで水汲みに向かう。
あまり歩かれていないせいか、水場への道は以前よりも悪くなっているような感じで、両手を空けられるようにサブザックがあってよかった。それでも登山道からわずな距離で冷たくておいしい水が取れるのはありがたい。

幕営地に戻り幕営準備を済ませたところで、追加の水汲みと冷やしたお酒の回収のためにもう一度水場へと往復してテントに潜り込んだ。
バカ虫が多く炊事の時は防虫ネットを被らないと作業にならないほどで、中でゆっくり過ごせるテント(自立式ツエルト)にしてよかった。
遅くなってしまったが、朝日最後の夜に乾杯だ。程よく冷えたビールは今シーズン一番おいしいと感じた。


お世話になった竜門小屋に別れを告げて出発 まずは西朝日岳を目指す
鞍部はウスユキソウの群生地 竜門山から寒江山の稜線を振り返る
朝日に輝く 袖朝日方面
久しぶりに穏やかな西朝日岳山頂に立った 大朝日岳がくっきり見える
半年前に下降したヒノキモッコ沢が見える 西朝日岳からの下りで少しだけ残雪を踏む
暑くなってきたが花に癒される 池のある所で休憩
少し残雪を踏んで中岳手前のピークを登る 今年最後のお花見かな?
遭難碑までくれば中岳の登りはほぼ終わり 鞍部まで一下り
中岳 荒川東俣沢のときはここに詰め上げたのだった
大朝日岳は登頂ラッシュ 大朝日岳からの下りはザレ気味の足元で歩きにくい
あっという間に降りてきた まだ下る
石直立地帯に突入 不思議
名もなき岩 地味な平岩山に登り返す
袖朝日岳方面 大朝日岳
下降したヒノキモッコ沢源頭部 葉山方面と祝瓶山方面との分岐点
平岩山山頂 ここから暑さとの戦いが始まる 祝瓶方面
御影森山はすぐそこに見えるが・・・ 暑くて暑くて全く進まない
大沢峰からの下りはザれているので注意 暑さ最高潮の中うんざりする上り下り
来た方を見る ようやく御影森山
いきなり藪っぽくなる ガサガサ
こういった灌木の切り開きに笹が茂っているところが登山道 ハイマツ帯の前御影森山になると道が分かりやすくなる
歩きやすくなった 前回5月に暴風雨から守ってくれた幕営したところ
すぐそばで融雪水が取れた 中沢峰への登りから後方を見る
中沢峰(の肩)に着いた 鞍部まで意外と距離がある
冷たくておいしい水に感謝 長い一日だった お疲れ様


6月21日(くもり後雨)
コースタイム;幕営地4:29〜葉山7:28〜オケサ堀8:54〜大石大明神9:58〜林道入口10:05/(タクシー)-長井駅

いよいよ下山日。
朝から雲行が怪しい。天気予報ではお昼前から雨が降るとのことなので、できれば10:00頃までには大石大明神に降りておきたい
便宜上焼野平と呼んでいる1275mPとの鞍部まで少し下る。
昨日までのような藪はないが、朝一番の登りはきつい。悪天前で暖かい空気が入っていて涼しくないので、汗が出てくる。最後のまとまった登りだと言い聞かせて一歩一歩登っていくと、道は斜面を巻くようになった。
やったこれで登りらしい登りは終わった。

結構長いトラバースをしていくと尾根が降りてきて、歩きやすい道になる。
中沢峰からこれといった標識はないので、地形に注意しながらいくと、どうやら1245mPと1255mPとの鞍部まで来たらしい。順調だ。
1255mPを通過すれば、地形が平たんに近くなってはっきりしたピークらしいものはなくなる。

以前5月に歩いたときは、八形峰の灌木帯は残雪で覆われていたので展望がきいたが、今は灌木帯を長々とトラバースする感じでどこが八形峰かはっきりしないまま下降に入って初めて、八形峰を通過したのかと自覚した程度だった。緩やかに登り返して、展望台となる切り開かれた1264.7mPに着いてようやく現在地を確定した。
登山地図には書かれていない葉山との鞍部にあるかわいい湿原を通過すると、涸沢源頭部を回り込むところまであと少し。

いつも源頭部は残雪上を歩いていたので、登山道が出ているのを見たのは今回が初めてだ。
涸沢源頭部を回り込み終わり、愛染峠方面への道を分けた先で山菜取りの方々と会う。大朝日岳を越えて以来の人との出会いだ。山菜取りに人が入ってくるだけあって、いきなり道が広くよく踏まれた感じになった。
葉山の山頂湿原脇を通り過ぎればポコっという感じで山荘に着く。

山頂神社にこれまでの無事のお礼を言って下山にかかる。
天気の状況によって白兎コースでの下山も視野に入れていたが、雨はまだ降っていないということで、正式な朝日軍道をたどるべくオケサ堀コースへと入る。
よく手入れされて下りやすい。

途中の昭和堰入口では単独で見に行ってみることにした。
しばらく行ってもそれらしきものはなく雨がポツンと落ちてきたので、あきらめて戻った。
少しお腹に入れていくことにしたので、モコモコさんは一足先に出発していった。その間雨が結構降ってきたので雨具を着た。
先行するモコモコさんに追いついたところは、勧進代コースとの分岐のところだった。樹林帯で雨はまだ何とかしのげる程度の降りなので、ザックカバーだけかけで雨具はすぐ取り出せるようにしていた。雨具を着ていると暑いので、一度脱いだ。

ここで10時台のバスに間に合うかもしれないとのことで急ぎ足で降りる。地図で見るよりもオケサ堀は遠かった。
植林地帯らしきところに着いたところで、バスには間に合わないとの判断を下して元のペースに戻した。

オケサ堀に着いたところで段々雨が強くなり、雨具を着る羽目になった。
オケサ堀から少し降りたところで豪雨により崩壊した箇所のう回路として、急斜面にロープが張られているところがあった。
この辺りから沢沿いの登山等となるため樹林がなくなり、最後は雨具の下も履くことになったが、短時間で済んだ。
大石大明神に着く直前で山菜取りらしきご夫婦と会い、タクシーが確実に入ってこられる場所を伺う。大石大明神から10分ほど歩いた先の農免道路まで行けば確実にタクシーが来てくれるとのことだった。ありがとうございました。
大石大明神で携帯電話が通じたので、あらかじめタクシーを呼んでおいて、農免道路まで歩いた。待つことわずかで迎えに来てくれたタクシーに乗り込み長井駅まで。

長井駅でおいしそうなお稲荷さんが売っていたので買い込んでから山形鉄道に乗った。
山形鉄道車内でパッキングをしたりお稲荷さんをつまみつつ赤湯駅まで。そのあとの乗り換え列車もちょうど接続が良く、隣駅の高畠駅の太陽館で汗を流して、途中の峠駅で「峠の力餅」を手に入れてトントン拍子で帰ることができた。


綺麗に刈りはらわれている 時折くぐったり跨いだりする 展望台までくれば葉山まであと少し
登山地図には載っていない湿原 ミツガシワのつぼみ
涸沢の源頭部を回り込む 葉山山頂湿原
葉山神社 オケサ掘へは右に入る
オケサ堀(草岡登山口)コース、勧進代コース分岐 手入れされた歩きやすい道 雨降りなのが残念
オケサ堀 集中豪雨により崩壊してしまったところ
大石大明神 これで八久和峠からの朝日軍道がつながった 雨が降り続く長井駅 帰路に就く



活動記録に戻る

トップへ戻る