飯豊連峰 |
川入〜三国小屋〜飯豊本山〜御西小屋〜北股岳〜頼母木小屋〜エブリ差岳〜東俣彫刻公園 |
〜〜素敵な出会い飯豊旅〜〜 |
2012年7月12日〜7月15日 |
御西小屋の管理をしている岳友のkenrokuさんへの慰問が最大の目的。ということで、3泊4日の行程にしてはザックは重くなった。
また駄目もとで、門内小屋の管理人さんにお会いするのも楽しみの一つとして入山した
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アプローチ
東京駅八重洲口22:20−会津若松駅5:20/5:31−山都駅5:59/タクシー6:30−御沢キャンプ場6:55
コースタイム
7月12日 雨時々止む
御沢キャンプ場7:17〜笹平10:01〜峰秀水11:09〜三国小屋12:40
7月13日 雨のち曇り(ガス)
三国小屋7:15〜切合小屋8:58/9:27〜御秘所10:36〜本山小屋11:41/12:00〜飯豊本山山頂12:21〜御西小屋13:36
7月14日 雨時々止むのち曇り
御西小屋7:15〜天狗の庭7:56〜御手洗の池8:38〜梅花皮岳10:55〜梅花皮小屋10:55/11:30〜門内小屋12:55/13:25
〜地神北峰14:32〜頼母木小屋15:14
7月15日 雨時々止むのち曇り
頼母木小屋6:45〜大石山7:22〜鉾立峰8:17〜エブリ差小屋8:49/9:30〜エブリ差岳9:33〜前エブリ差岳10:08〜
千本峰10:52/11:10〜カモス頭12:24〜2号橋13:31〜林道終点14:06〜東俣彫刻公園15:41
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7月12日
山都駅からタクシーで御沢キャンプ場(約5700円)まで乗りつける。外は生憎の雨。管理棟で準備体操したり、腹越しらいをして出発。初っ端から雨具上下を着込むことになった。暑い。下十五里、中十五里、笹平でそれぞれ休憩する。途中単独の男性に会う。
切合小屋に泊まったとのこと。ツアー一行が降りてくる情報を得る。
おいしい水場を求めて、峰秀水まで頑張る。冷たくておいしい水が豊富に出ている。顔を洗ったりしてすっかり御機嫌になる。行動食を食べて長めに休む。
今晩は引き続き雨と分かっているので、生活するのに快適な三国小屋へ泊まることに既に我々の間で決定しているため、明日の切合小屋までの分の水を汲んでいくことにした。
水を汲んだ分ずっしりと重くなったザックを担いで、出発。間もなく黒地に白字で「飯豊山」と書かれた帽子を被っているお二人に出会う。
御西小屋の管理人のkenrokuさんは訪れる人が少なく暇している模様との情報を得る。
更にその後、本山小屋と切合小屋に泊まった2組のツアーの集団に会う。
12:00の定期交信でkenrokuさんを呼んでみるが、三国岳に上がるまでは駄目。
両側が切れ落ちた岩尾根となる剣ヶ峰は雨で濡れているので、滑らないように風も強いので、慎重に行く。
ガスと雨の中、モクモクと歩くと三国小屋に到着。早速、御西のkenrokuさんを呼んでみる。やっとお声が聞けましたうれしい限り。
小屋に入ると1階は既に盛り上がっている様子。管理人さんの金子さんに寝場所と濡れもの置き場等を案内してもらう。我々は2階。他にTさんとNさんの女性2名のみ。(後にこのお二人とは御西小屋から頼母木小屋まで一緒に行動することになる)広々と使うことができた。
管理人さんに「落ち着いたら1階へどうぞ〜」と誘われたが、夜行の疲れか何だか眠くてシュラフに包まってウトウトしてしまった。
15:00頃、関西の方だろうか、休憩として立ち寄りカップラーメン?を食べて切合小屋までこれから向うという御夫婦連れの声が下から聞こえてきた。
外は雨が結構降っているのに元気だ。
夕食の支度をしているとなんだか外が騒がしい、少しガスが切れてきているようだ。我々もどれどれと外に出てみる。なんと本格的な機材で撮影している。飯豊撮影隊の皆さんでした。少し雑談しながら束の間の景色を楽しむ。
戻って日本酒とワインとビールと飲んだくれているうちに、非常に眠くなってきて19:00頃にはシュラフに包まった途端に記憶がなく、気付いたら22:00になっていた。
7月13日
雨はずっ〜と降り続いていた。今日は御西小屋でkenrokuさんに会うために頑張らなくてはいけない。
出発の準備をしていると、飯豊撮影隊のスタッフが2階で、前日の行動のまとめのような撮影を始めた。このような現場はなかなかお目に掛らないので少しばかり見学することにした。
もっと見たかったのだが、モコモコさんが急かすので出発することにした。
入口で管理人さんと雑談。NさんTさんとも雑談。お二人も御西小屋へ宿泊予定だとか。なんだかうれしい予感。モコモコさんの音頭で外で体操。
kenrokuさんへ無線連絡。常時無線はオープンにしているので適当なところでコールしてね。とのこと。ありがたや〜。御西小屋の水場はまだでてないよ〜との情報。
さて出発するかとザックを背負う。TさんNさんもそろそろという感じだったが、飯豊撮影隊が来てエキストラとしてTさんNさんが呼ばれて行ってしまった。我々はそのまま出発。若いって素晴らしい。
モコモコさんとの二人旅。ガスガスと雨の中、時折花に癒されながら切合小屋を目指す。雪渓が途中3か所ほどあり気を使う。
切合小屋は水がじゃばじゃば出ているので大助かり。外で休んでいると小屋番さんも出てきて雑談。モコモコさんは「ここのご飯は薪で炊くからうまいんだぞ」という情報を仕入れた。確かに薪がたくさんあった。外には洗濯機まであって、さすが切合小屋だと感心した。
本山小屋の水場も当てにできないので切合小屋で水を汲んでいくことにした。
切合小屋を出発すると草履塚まで豊富な雪渓歩き。ガスっていて良くわからないが高みを目指す。途中雪渓の隙間から、冷たい水がわんさか出ていたので一部水を汲み替えた。冷たくてとってもおいしい。
草履塚で、前日三国小屋に寄って行った関西の御夫婦とスライド。
御前坂の登りはしんどい。たまに大日岳方面のず〜と下部の斜面の雪渓が見えるのが救い。
我慢して登ると本山小屋。注意書きが多いので良く読んでそのとおりにして小屋に入る。(雨具を脱いだ)
管理人の高橋さんと雑談。この天気でお客さんが来なくて大変そう。
外で再び雨具を着込み出発の準備をしていると、高橋さんがつっこみをいれてきた。
「なんだ、なんだその棒は?」
山モコは川入で拾った棒をストック代わりに使用。
「これは杖として使ってます」
「ストックぐらい買えよ、その辺に捨てて行くなよ」「その辺に捨てられても焚き木にも、ならないからよ」
と言って小屋前にあるベンチの下にある杖にしては短い棒を指差した。
「これなんか2年位前からず〜とここにあるんだからな」
「あっわかりました。ちゃんと下まで降ろします」
「早く御西へ行ってやれ、(kenrokuさんが)待ってるから」
といった会話。面白いでしょう。高橋さんに見送られて御西小屋を目指す。本山を越えるといよいよ射程距離といったところか?うれしいな〜。
kenrokuさんに無線を入れる。梅花皮小屋の管理人さんと御手洗の池で荷物の受け渡しをするので帰ってくるのは3時間後位。のちほど小屋で会いましょうとのこと。大変だ〜お疲れ様です。
本山と御西の間にはニッコウキスゲの蕾がたくさんありこれからの時期期待できそう。
ポツポツ咲いているニッコウキスゲに励まされていくと、ガスの中から御西小屋が突然姿を現わした。
もう一人の管理人の羽田さんのもてなしを受ける。コーヒーがありがたい。
荷物を整理しながらkenrokuさんの帰りを待つ。しばらくすると、ガスで体が濡れたkenrokuさんが戻ってきた。10人用テントを受け継いできたとのこと。お疲れ様です。
時間も押し迫ってきて小屋の中はTさん、Nさんの話で持ち切りになる。
「それにしても遅いな〜」
「確かに御西に泊まるって言ってたのにな〜」
「飯豊撮影隊の撮影、長引いてんのかな〜」
「本山でつかまちゃたのかな〜」
「来るって言ちゃったのに俺どうしよ〜」などなど・・・。期待と不安で小屋の中はなんだかぎこちない。
そろそろ、夕食の準備でもぼちぼち始めましょうか〜ね〜。ごそごそ準備をしていると外から何やら明るい声。
Tさん、Nさん到着。小屋の中はそれまでの沈滞ムードから一転、楽しい夕食タイムへ一変したのだった。
予想通り本山小屋でおしゃべりにつかまってしまったが、なんとか振り切って来たそうだ。
ちなみに7月13日現在 水場なし。
7月14日
朝から雨とガス。相変わらずだ。視界が効けば大日岳とも考えていたがあっさりと断念。
ゆっくりと朝食タイム。御西小屋〜梅花皮小屋間はまた完全に夏道が出ておらず分かりにくいのと、残雪が豊富で滑落の恐れがあるポイントがあるということを前日kenrokuさんから伺っていた。
Tさん、Nさんは少し不安があるということで一緒に出発することになった。
kenrokuさん、羽田さんに見送られて出発。やはり分かりにくいところがあるので、慎重に安全な道を探しながら行く。御手洗の池に無事到着。kenrokuさんに無線でアドバイスをもらう。この先も、雪渓があるので油断しないようにとのこと。
なんにも見えないまま梅花皮小屋に到着。ここでザックを降ろしてゆっくり休む。休んでいると石転び沢を登ってきた登山者2名が休憩に上がってきた。やはりここは飯豊の銀座だと思った。
雨具を装着して次の休憩ポイントである門内小屋を目指す。北股岳は思ったより早く到着。
難所を通過したのか気持ちに余裕がでてきたので、写真を撮りながら進む。
門内小屋に到着して小屋で休む。
山モコのもう一つの楽しみ。沢の世界で知る人ぞ知るT氏が門内小屋の管理人として7月いっぱい入っているという情報を仕入れていた。幸い小屋には誰もいなかったので、モコモコさんが担ぎあげてきた氏の著書へのサインを恐れながらお願いした。山モコの突然な申し出に快く応えていただきありがとうございました。そうこうしているうちに門内小屋の宿泊者が到着した。
Tさん、Nさんがバッチを購入したいということで山モコも付いていく、管理棟でT氏と雑談。素晴らしい夏の思い出が出来ました。
あとは頼母木小屋へ向かうだけ。途中にあるイイデリンドウを探しながら稜線を辿る。連休に突入したこともあり、たくさんの登山者とスライド。この天候だから石転び沢から転進した方も多いのでは。
途中、蕾のイイイデリンドウを発見。「こんな天気じゃ咲きたくないわよ」とばかりに閉じていた。がっくり。また今度こなくちゃな。
ガスガスで、風も強めに吹いている中、Tさん、Nさんの明るさに救われ順調に頼母木小屋に着いた。
頼母木小屋は水の王国といった感じ。連峰随一。早速小屋に突入。Tさん、Nさんと小屋に入るとみんなが注目。管理人さんも1階で既に飲んでいました。
2階に案内された。2階は3人パーティーと我々4名と夕方に到着した単独の男性の8人。1階は15人位かな?
kenrokuさんに無線で呼びかけてみたが、頼母木小屋から御西小屋へはつながらないらしく応答がなかった。
Tさん、Nさんを囲んで夕食。明日下りるので、みんなで食材を持ち寄って豪勢な夕食になりました。御馳走様でした。
夕方ガスが切れてきて、みんな外に出てエブリ差岳を眺めた。このわずかな時間が一番いい天候だった。
7月15日
今日もガスガス。モコモコさんの音頭で準備体操。Tさん、Nさんに見送られて出発。お二人は足の松尾根経由で下山とのこと。
おかげ様で楽しい山旅でしたよ。ありがとうございました。今日はモコモコさんと二人旅。いつもの調子が戻ってきた。
途中雨が激しく降ってきて風もつよく、最後の最後まで痛めつけられた。やっとのことで、エブリ差小屋に逃げ込み休憩。先に休んでいた昨夜同宿の御夫婦と雑談。
長居したいのもそこそこ、再び雨具を着込んで出発。つるつる滑る権内尾根を降りる。以前縦走したとき、大石ダムまで歩いてうんざりした覚えがあったため、東俣彫刻公園までタクシーを呼ぶべく、千本峰で電話。ここにきてようやく繋がりました。これで一安心。
本山小屋の高橋さんに言われたあの杖の件だが、カモス峰で誤って自分で踏んづけて折っちゃいました。チーン。
ということで、ブナの樹林帯の真っただ中ということでさよならしました。ちなみにモコモコさんの杖は見事、林道終点に奉納しましたよ。
ようやくたどり着いた東俣の2号橋から下を見ると、連日の雨で増水しており物凄い迫力だった。
地図上では、ここからわずかな距離で林道終点なのだが、「ホホホホ・・・もう登らなくてもよくてよ」と冷たく言い放ちたくなるような、尾根を乗り換えるための駄目押しの登り。標高差は大したことはないが、ここまで歩いてきた身にはちょっとつらかった。
ようやく林道終点。
結局入山から下山まで、景色は全く見えませんでしたが、なんだか記憶に残る楽しい山旅でした。
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御沢キャンプ場管理棟 |
雨の中出発 |
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冷たい水 |
夜行の疲れもあり御昼寝 |
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今晩は鳥つみれ鍋 |
飯豊撮影隊の皆さん |
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出発するときにまた雨が降り出した |
七森(今まで梯子あったかな?) |
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いよいよ花が出てくる |
雨に洗われてきれいだ |
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ガスも演出のうち? |
姫小百合ロード |
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踏みぬきませんように |
さすが食事付きの小屋 |
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水がありがたい |
洗濯機まである |
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軒先を借りる |
切合小屋出発 |
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凍っているところもあるので慎重に |
姥権現様 |
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御秘所 |
この辺りは紫系の花が多い? |
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これも紫 |
少しガスが切れた |
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本山小屋 |
休憩させてもらった |
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本山は当然の如くガスで何も見えず |
ガスガスで目前に現れた御西小屋 |
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御花畑の中にあるトイレ |
シラネアオイが良い具合に咲いていた |
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御手洗の池 |
梅花皮小屋で休憩 |
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頼母木小屋は水の王国 |
夕方奇跡的に晴れた |
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雨と強風の中辿りついたエブリ差避難小屋 |
水が滴る |
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東俣2号橋 |
連日の雨で増水している |
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1号橋 ここまでくればあともう少し |
東俣彫刻公園でフィナーレを迎えた |
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