山域 |
谷川連峰 |
コース |
土合〜東黒沢〜ウツボギ沢一ノ沢(下降)〜ナルミズ沢(大石沢出合まで)往復 |
〜谷川の沢はまだ残雪期〜 |
日程 |
2015年7月11日〜7月12日 |
連日暑い日が続くので、水遊びがしたくなった。
直前まで行き先に悩んだが、近場で欲求を満たしてくれる場所といえば谷川連峰。
結局、久しぶりに東黒沢を遡行して、ナルミズ沢のまだ未遡行である左俣左沢を詰める予定だったが・・・。
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データ |
地形図:1/25,000;茂倉岳、 山と高原地図;谷川連峰
アプローチ
上野駅7:02−(臨時列車「一村一山」号)-土合駅9:35
コースタイム
7月11日(晴れときどきくもり)
土合駅10:22〜ハナゲの滝下11:05〜丸山乗越14:41〜広河原15:55〜大石沢出合16:58(引返し点)〜(BP)17:21
7月12日(晴れ)
BP7:30〜広河原8:24/9:24〜丸山乗越10:25〜二俣11:44〜白毛門沢出合13:53〜土合駅14:55
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7月11日(晴れときどきくもり)
コースタイム;土合駅10:22〜ハナゲの滝下11:05〜丸山乗越14:41〜広河原15:55〜大石沢出合16:58(引返し点)〜(BP)17:21
上野駅から乗り換えなしで土合駅まで行ける臨時列車、「一村一山」号でアプローチ。この電車は混むとの噂なので、空席照会したところほぼ売り切れ。そこで、始発から乗るので早めに並んだのが正解だった。上野駅でほとんど満席状態だった。
快速列車なので、普段乗らない人も利用したりで結構な混雑。この電車に途中駅から乗る人は指定席を確保しておくのが賢明だ。
年に数度しか見ることのできない、発車案内の電光掲示板に「土合」の文字を見て喜んだりして列車が入ってくるのを待った。
乗り換えがないとやはり楽だ。
沼田駅や水上駅でかなりの人が下りて行ったが、我々の乗っていた車両でも半数の座席が埋まっていた状態で終点の土合駅まで行ったので、かなりの人数だった。
土合駅が一気に賑わった。こんな大人数がいて、長い階段を人の列ができているという光景を見たのは初めてだ。
昔大人数が谷川岳目指して行列を作ったという頃は、こんな感じだったのかな?
中段まで来ると、涼しい空気だったのがむわっとした空気に入れ替わった。今日は沢日和だ。
いつもは無人の改札口もイベント列車運行とあって、珍しく駅員(水上駅の駅長さんかな?)さんと「おいでちゃん」というなんだか分からないキャラクターのお出迎えを受けた。
土合駅で沢の装備を整えて勝手知ったる白毛門駐車場へと向かう。初っ端から強い日差しに汗をかく。
駐車場には沢山の車。駐車場の水場で喉をうるおして、その辺の登山道(谷川基準)よりもよほど整備された東黒沢左岸の踏み跡を伝って、ナメが始まる辺りまで進んだ。
途中見えた沢筋には、大きな残雪ブロックがあり驚いた。
入渓点で腹ごしらえして、早速沢へと入ると思ったよりも水が冷たい。
極力水に入らないようにしていくと、滝下りツアーの親子三人連れが下りてきた。すぐ横のナメトイ状小滝で、ガイドの方に滑るように言われていたので見学していると、なんと前向きに腹這いになって3人数珠繋がりで滑り下りていたのには笑えた。こういうのは実は見ている方が面白い。
ハナゲの滝直前でもう一組滝滑りパーティが下降してきた。
まだ午前中であまり暑くないせいか、本日ツアーを見たのはこの二組だけだった。
ハナゲの滝は、途中まで登ってからこれまた明瞭な登山道並の巻き道を辿って滝上へ出た。
滝上は、この沢一番の滑りどころヒャッホー滝がでてくるが、まだ日が差し込んでおらず水に浸かりたくないので今回は遊ぶことなく通過した。
ヒャッホー滝の上は、今年落ちてきたと思われる倒木が目立ったりで少し五月蠅い感じがあった。
小さなゴルジュはいつもは巻く所だが、今回は水線突破した。一部完全に足が付かない状態になるので、びしょ濡れになった。
記憶通りだったり、すっぽり抜け落ちていたりといった所をモコモコさんと確認しながら、快適に登れる滝やナメ歩きを楽しんだ。やっぱり東黒沢はいいなあ。
沢筋は雪消えが遅かったと見えて、山菜を採ることもできた。
二俣の左岸にはまだ残雪があった。山菜を探してみたが、我々が分かるようなものはなかった。
右俣に入ってすぐの倒木小滝の倒木には流水中を一生懸命移動している虫がいた。しかし憐れ、この虫さんは後続のモコモコさんに気付いてもらえず、慌ててモコモコさんに注意したが、時既に遅く踏まれてしまった。
ボサっぼくなったり、きれいな小滝を越えたりしてやがて源頭部へ。
通る人が増えたのとナルミズ沢へのアプローチとして確定したのか、しばらく来ない内にうっすらと踏み跡ができていた。
下降路となるウツボギ沢一の沢の源頭部はまだ雪渓で埋まっていた。スノーブロックを見たことはあるが、埋まっているのは初めてだ。なんだか先が思いやられる。
順調に下降してウツボギ沢本流出合へ。
出合いすぐの河原では女性が幕営準備をしていた。東黒沢で先行者の足跡を見ていたが、この方のものだったようだ。広河原へ行くと、別パーティがいた。
我々は出来るだけ進みたいということで、登山道を使い上流へと向かう。
遭難の慰霊碑を過ぎた辺りから、登山道は細くなって、最初あった人の足跡がなくなって、いつのまにか動物さんの足跡だけになった。
これは東黒沢の巻き道の方がよっぽど整備されているなと話しながら進むと、大石沢手前の沢の出合まできて言葉を失う。
出合いは大きな雪渓で埋まっていた。
登山道は雪渓の雪消えの時に小さく崩壊していたので、一度沢床へと下降した。
雪渓上を歩いて上流へ行き、雪渓の縁から本流を除いてみたが、沢床へ降りるには結構高い。薮を漕いで回り込むことになりそうなので、再び登山道へ上がり大石沢へと向かう。
登山道にも雪渓の残る小沢横断点があったりと、なかなか気が抜けない。
ようやく大石沢へ着いたが、大石沢出合はさらに多きな雪渓で埋まっていた。
これは上流部や沢の源頭部も雪渓がついていたり、雪消え間もなくで泥つきになることが予想される。
今回は、バイルもピンソールも持ってきておらず、下手に突っ込むと明日中に抜けられなくなりそうだ。
まだシーズン始まって間もないので、無理することもないやと回れ右をして、最初の雪渓まで戻った。
雪渓下の小さな落ち込みの下流に小さいながら泊まれそうなところがあり、低いが、増水しても簡単にすぐそばの登山道に逃げられるので、宿泊地として決定。荷物をおろした。
ナルミズ沢は薪が少ないのが難点だが、まだシーズン初めでここに泊まるのはきっと我々が初であろうということで整地を兼ねてすぐに薪は集まった。
雪渓からの冷気が下りてくるのでそのままだと寒いが、焚き火が良く燃え、モコモコさんが万が一の為にと持ってきたブルーシートを風除けにすると暖かくなった。
7月12日(晴れ)
コースタイム:BP7:30〜広河原8:24/9:24〜丸山乗越10:25〜二俣11:44〜白毛門沢出合13:53〜土合駅14:55
宝川温泉に下りるのが一番楽であるが、バスのことを考えて往路を戻ることにした。
昨日は脇目も降らずに登山道を進んできたので、時折少し沢へ降りて様子を見た。青空にトンボさんが飛び交っており、なんだか幸せだ。
再び登山道へと戻りそのまま広河原へ。
広河原で少し遊んで、登り返す。
登り返す時には先行者の足跡がなかったので、昨日広河原にいた人は皆宝川温泉へと下りたらしい。
昨日はそのまま通過した、雪消え間もない一の沢にたくさん生えているウルイを採取して乗越へ。
下降でもうんざりする中、二俣まで無事下降。
東黒沢は意外と滑っているため、ナメ地帯に入ってからは、昨日よりも気温が上がっているので濡れても構わなくなったが、滑って転ばないように注意して進むようにして、慎重に下降。
滝には倒木がカーテンのようになっている、昨日は快適に登った滝は右岸を巻き下りた。
巻き下りの取りつきはごく簡単だが、下が意外に切れており泥つきなので意外に神経を使った。
ゴルジュ上の滝は、巻き下りることもできそうだが捨て縄が掛っていたので懸垂で下りた。
ここを降りてしまえば、この先ハナゲ意外巻き下りることもなくなる。
今日は暑いのと、帰るだけなのでヒャッホー滝で遊ぶことにした。
予行演習ということで、滑り降りられるところはわざと滑って降りた。
いよいよヒャッホー滝。まずはザックを背負ったまま滑り下りる。
さすがによく滑って段違いで楽しい。これを後ろから見ていたモコモコさんは大笑いし。滑り下りてからもザックを背負っているので、そのままどんぶらこっこと流れたのが楽しさを増した。滑り一連をみていたモコモコさんからは「ブラボー!!」の喝采があった。
次はモコモコさん。久しぶりのヒャッホーは楽しそうだ。ドンブラコッコを狙っていたらしいが、バランスが悪いのか流れに乗ることができずに終了。
さてザックを置いて、いよいよ本番。空身で上がりヒャッホー、続いてモコモコさんもヒャッホー。もう一回と思ったら、いつの間にか滝滑りツアーの人たちがすぐ下まで登って来ていた。残念だが、今回はここまで。
ハナゲ滝を巻き下りると、さらに一パーティー滝滑りツアーが登って来ていた。どうやらハナゲ滝下まで巻き道があるらしい。
ツアーの御一行が巻き下りてくるのを待っているガイドさんと少し言葉を交わすと、やはり入渓点付近の大きなスノーブロックにはとても驚いていて、7年この沢に入っているガイドさんですら、この時期にブロックが残っているのは初めて見たとのことだ。
稜線はやたらに雪消えが早かったが、沢筋は日がさほど当たらないので雨が降らないとこれといって融ける術がないのがやはり原因なのだろうか?
梅雨に入ったといってもあまり雨が降っていないので、この先どれだけ雪解けが加速されるかわからない。ナルミズ沢の上流あたりでは、もしかすると今年は越年するスノーブロックがあるかもしれないな。
白毛門駐車場の水場で顔を洗い、土合駅に着いた所でモコモコさんから「あー、手袋忘れたー」との信じられない言葉が。
取りに行くように促しても、「私の足じゃ電車に間に合わないし、暑いから汗かいて、今日はお風呂に入らないで帰るし・・・云々・・・」と一向に取りに戻る様子がでない。
仕方がないので代わりに取りに行く羽目になった。往復15分やれやれ。
帰りの電車もほどよく混みあっており、珍しく車掌さんの検札もなかった。
土合駅に乗車証明書の発行機が置かれるようになっていたので、さほど焦らずに乗り換えて、結局東京駅まで精算することなく進んでしまった。
東京駅では、「土合」から精算ということはなかなかないらしく、なんだか少し意味もなく誇らしかった。
注意!中程に虫(芋虫系)の写真あり
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「土合」の文字があるとなんだか嬉しい |
こんな賑いは初の光景(写真に写っていない後方にも沢山の人がいる) |
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なんと巨大スノーブロックが |
入渓点 |
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お馴染みハナゲの滝 |
滝落ち口 |
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さすがツアーのルート 倒木が処理されていた |
日が差し込んできてきれいだ |
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ミニゴルジュは巻かずに突破 |
ゴルジュすぐ上の小滝 |
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ハナゲの滝の次に出てくる規模の大きい滝を快適に登る |
滝上はナメ |
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武能倉沢出合 |
ナメ滝の中段に左岸から割落ちたと思われる大岩があった |
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ナメは続くよどこまでも |
倒木をよけながら快適に登る(返りは巻き下りた) |
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いいねー、東黒沢 |
水中で頑張る虫さん |
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雪渓で埋まった一の沢源頭部を下降していく |
広河原先の登山道 |
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登山道からナルミズ沢を見る |
大石沢の手前の沢の出合は雪渓に埋まる |
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大石沢出合も雪渓に埋まっているのが見えた |
大石沢に下りたが、なんだか面倒くさくなったので引き返す |
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ひっそりとした水たまりに卵 |
広河原の幕営地 |
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行き先は違うが、先へ進まないで正解だった模様 |
雪消え間もない一の沢上流部 |
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東黒沢上流部を下降 |
残雪のある二俣まで戻ってきた |
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ちょっと滑るけれど下降も楽しいナメ地帯 |
いつも美しい白毛門沢出合 |
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ヒャッホーの予行演習 |
いよいよヒャッホー滝だ |
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先ずは、ザックを背負ってヒャッホー(下降) |
いよいよ本番(空身で滑る) |
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ヒャッホー!! |
見事な着水 ブラボー!!(モコモコさんより) |
予定の半分しかこなせなかったが、楽しかった。
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