山域 |
吾妻連峰 |
コース |
グランデコ〜西大巓〜西吾妻山〜東大巓〜中吾妻山〜谷地平避難小屋〜吾妻小舎〜高山下り〜土湯温泉 |
〜大巓と吾妻山を巡る山スキーの旅〜 |
日程 |
2017年2月16日〜2月19日 |
数年前に一度実行しようとしたルート。その際は強い冬型につかまってしまい県境主脈縦走になってしまった。
昨年はあまりの雪の少なさに山スキーそのものを早々とあきらめた。
そして今年いよいよ再挑戦することにした。
入山を高湯にするかグランデコにするか迷ったが、天気を見てみると後半は冬型になるらしい。冬型の気象の中東大巓からグランデコへ向かう西への縦走は厳しいので、ほぼ樹林帯の中の行動となる東へ抜ける縦走の方がよさそうだ。また、めったにない機会なので、〇大巓や〇吾妻山を回れるといいなと密かに楽しみにしての入山だ。
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データ |
アプローチ
王子駅バス乗り場23:35−(高速夜行バス)−会津若松駅5:20/6:36−猪苗代駅7:06/7:45(グランデコシャトルバス-要予約)−グランデコ8:30
コースタイム
2月16日(くもりのち晴れ)
グランデコゲレンデトップ10:05〜西大巓12:16〜西吾妻小屋13:09〜西吾妻山13:32〜中大巓と藤十郎との鞍部14:57〜東大巓16:33〜幕営地16:52
2月17日(晴れのち湿雪)
幕営地6:58〜継森9:02〜中吾妻山北の鞍部11:00〜中吾妻山11:22〜鞍部11:37〜谷地平避難小屋13:22
2月18日(晴れときどき雪)
谷地平避難小屋7:06〜姥ケ原11:42〜吾妻小舎13:24
2月19日(雪のち晴れ)
吾妻小舎7:50〜鳥子平9:02〜高山10:33〜登山口林道出合14:22〜スキー脱ぎ地点15:07〜土湯温泉バス停15:47
入山から下山まで強い風
ルート図はこちら
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2月16日(くもりのち晴れ)
コースタイム;グランデコゲレンデトップ10:05〜西大巓12:16〜西吾妻小屋13:09〜西吾妻山13:32〜中大巓と藤十郎との鞍部14:57〜東大巓16:33〜幕営地16:52
グランデコまでの夜行スキーバスはなくなってしまったのか見つけられなかった。
当日朝発でもこなせるが、天気予報によれば、天気がいいのは初日だけで、以降は低気圧に伴う前線が通過したりその後はお約束の冬型になるらしいので条件の良い初日に出来るだけ進んで樹林帯に入っておきたい。
そのため苦肉の策として見いだしたのが、会津若松までの夜行バスだ。高速バスはスキーを載せてくれないのだが、この路線はありがたいことにスキーを積み込める。
直前まで高湯から入るつもりでいたのを天気の関係で急遽会津側から入ることにしたが、平日出発のこともあり無事バスの予約が取れた。テント泊を含む山中数泊するため当然重荷大荷物になった。これに加え板とブーツを担いでいくのはつらいので、スキー場発という利点を生かしてブーツだけ送っておいた。
会津若松行きの夜行バスは東京駅発でありがたいが、今回は仕事の都合で東京駅発時刻に間に合わないので王子駅からの乗車。遅い時間だがバス停へ行く途中の電車が帰宅客で混んでいる中大荷物を担いで、無事バス乗り場に到着。定刻にバスは到着し発車。平日であるが結構席は埋まっていた。
順調に会津若松に到着。
駅待合室が空いているのがありがたい。
本来は猪苗代で降りるのが料金も安いのだが、猪苗代駅は待合室が開くのが遅くコンビニも駅から遠いので、一度会津若松まで入るというモコモコ腹黒作戦であった。
荷物を駅に置いて、コンビニに朝ご飯を買いに行く。本当はカップ麺を食べたかったが店内に食べる場所がなかったので諦めた。
乗車予定の電車が入線するまで待合室でまったり過ごして、猪苗代までウトウトして移動。
猪苗代駅で身支度をある程度済ませて、グランデコのシャトルバスに乗り込んだ。
乗客は我々のみで、他はグランデコの従業員の方を乗せて予定通りグランデコへ到着した。ちなみにバスの運転手さんも登山をされるということで、温かい応援の言葉を我々に掛けて送り出してくれた。
スノーシューを持った団体さんが居たので、トレースがあるかもと密かに期待した。
送っておいたブーツを受け取り、リフト券を買うついでに登山届を出していよいよスタート。
文明の利器を大いに活用してゴンドラの中でおしゃべりをしながらあっという間に標高差450mを稼いでもらう。
少しでも高い所から入山できるよう第3Qリフトに乗り継ぐ。天元台だけでなく吾妻連峰のスキー場のリフトの係員さんはとても親切で、人が少ないこともあるがここグランデコでも大荷物を背負う我々のことをとても気遣ってくれ、お陰で安心してリフトに乗り降りすることができた。
期待に反してトレースはなかった。我々がゴンドラに乗るときにスノーシューの団体さんはまだ出発していなかったから我々が一番乗りらしい。
ゲレンデトップでシールを貼り付けていると、日帰り装備のご夫婦がリフトから降りて来た。作業をしながら少しお話をして、我々が先に出発。
潜るのは臑くらいまでだが、重荷で久々のラッセルなのできつい。
暑くなったので一枚脱いで行くことにして、モコモコさんには先行してもらう。
再スタートしてモコモコさんを追うが結構進んだらしく思ったよりも追いつくまでに時間が掛かった。やるなモコモコと思ったら、第4Qリフトから取り付いたのかゴンドラから登ったのか分からないが、トレースが現れてラッセルから解放されたのでスイスイ進めたらしい。
しばらくはトレースを使い快適に登って行けた。しかし、スキーではなくスノーシューのトレースなので、傾斜が急になるとシールでは後滑りしてスノーシューのトレースを辿ることは出来なくなり、ラッセルして登ることになった。それでもかなりの部分を利用させてもらい高度を稼ぐことができた。
樹林帯から抜ける辺りでいきなりスノーシューの集団が現れ面食らう。団体さんをやり過ごしながら休憩を取っていると、ゲレンデトップで会った御夫婦も登って来た。先行して登って行ってくれたので、スノーシューのトレースではシール登行できないところを登りやすいように新しくトレースを付けてくれたので助かった。
西大巓山頂に着くと平日にも関わらず大勢の人で賑わっていた。
下降していく人と何人もすれ違ったが、それでもまだ結構な人が残っている。最初はガスだったが我々が山頂に着くのと同時に一気に視界が開けたので、人の多い山頂に長居は無用とばかりそのまま西吾妻山との鞍部に向かって下降した。風が強いせいかパックされた雪だったので慎重に降りる。モコモコさんは相変わらずのモコモコ滑り(いわゆる下手な稲妻ターン=トロトロ斜滑降+キックターン)でなんとか転ばずに降りてきた。
西吾妻山へ登っているスキーパーティや鞍部先を登っているスノーシューパーティが先行してくれているので、樹林の迷路に迷うことなく西吾妻小屋に到着。予定よりも1時間早く着いた。トレース様々だ。
風が強く、小屋へ入るのも手間が掛かるので、休憩はせずにそのまま通過して西吾妻山へ登り返す。
すると前方から下降してきた男性2人とすれ違う。一人は滑り降りてきてすれ違ったのが一瞬だったが、行きのトレースを辿って降りてきたスノーシューの方とは挨拶を交して少し話しをすることができた。
下りはスキーやスノボがうらやましいと言っていたが、はっきり言ってスキーが長いかんじき状態となっている我々にしてみればあまり変わらない気がした。
我々が西吾妻山に着く前に、別に先行しているスノーシューパーティも降りてきたので山頂は貸し切りになった。
夏は樹林のために一切展望のない山頂であるが、今は雪でかさ上げされて天気が良いこともあり素晴らしい眺めだ。これから我々が行く中吾妻山だけで無く、県境稜線もばっちり見える。
ゆっくり眺めを楽しみたいところだが、先が長いのと風が強いので写真撮影だけして下降にかかる。
稜線に忠実に降りていたが、樹林が混んできて面倒な下りになった。それを見ていたモコモコさんは中津川の源頭寄りに降りていく。少し離れた所で「こっちの方が降りやすいよ」と声を掛けてくるがあまり稜線から離れたくないのでそのまま降りた。てっきりモコモコさんも後に続いてくるものだと思ったが、いつまで経っても姿が見えない。小さいが混み合った樹林で周りは見えない。もしかしてツリーホールにでも落ちて脱出できないのかと心配になり登り返した。結局モコモコさんの姿を最後に目撃したところまで登り返してモコモコさんのトレースを追うことになった。
結果、モコモコルートの方が断然滑りやすく、転倒することなくすんなり降りたモコモコさんと無事合流することができが訳だが、時間を無駄にしてしまった。
梵天岩から一滑りで降りた所が調度斜面の陰となって西風を避けられるようになったので、初めて二人揃って荷物を下ろしての休憩をとった。休憩中に、中大巓山頂を踏むかどうか話し合ったところ、夏道でも巻いているし、時間が惜しいので山頂を踏まずに行くことにした。
風が強く雪が舞ってくるが、視界はばっちりなので中大巓と藤十郎の鞍部目指して進む。中大巓はこれと言った特徴のあるピークはないが結構大きな山なのでトラバースするのも結構距離がある。人形石からの斜面になると、今日唯一快適な下降になった・・・はずだった。
鞍部直前で段差が出来ており転倒してしまう。慌てて後続のモコモコさんに合図を送ったのでモコモコさんは無事鞍部に到着。
先ほど休憩したばかりだが、この先はまともに風を受けて休める場所がないはずなので軽く行動食をつまんだ。
藤十郎を左に見ながら巻気味に進むといよいよ目の前には今日中に越えなければならない東大巓が見える。藤十郎と東大巓の鞍部から東大巓を中津川側から巻けるのは分かっているが、天気もいいことだし東大巓を踏んでいくことにした。
黙々と登って東大巓山頂に着いた。といっても結構前に山頂のルート標識が倒れてしまっていたのを確認しているので山頂を示す物はぱっと見、見当たらない。風も強いし探すこともなく下降にかかる。
強い風でシュカブラとガリガリが混在する斜面をトロトロ下る。下るにつれ風で雪面が波打ってくるので苦労し、モコモコさんは一回転倒した。
傾斜がほとんどなくなったところでヤレヤレだ。シールを付けたままでも軽く滑らせるだけで進む雪原にポツポツ木が目立つようになって樹木そのものの背も高くなってきた。
地形図で小さな池が点在する辺りで、木に囲まれたちょうど風が当たらない場所がポッカリとあった。希望としては継森手前の1807mのピョコ手前の樹林帯で幕営したかったが、間もなく日没を迎えるのでザックを下ろした。
雪の踏み固めに時間が掛かったが、暗くなるのと同時くらいにテントに潜り込むことができた。食事を済ませると、天気予報通り低気圧が近づいているとのことで思ったよりも冷え込みがなく、夜行の疲れもあって眠くなったので早めにシュラフに潜り込んだ。
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スノーシューのトレースにかなり助けられた |
大賑わいの西大巓山頂 |
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西吾妻山 鞍部付近に先行するスノーシューパーティが見える |
西大巓から降りてくるモコモコさん |
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この時期こんなにくっきり見えるのは珍しい |
樹氷原から西大巓を振り返る |
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樹氷の迷路を進む トレースがありがたい |
西吾妻小屋 |
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これから行く東大巓が見える |
さらに継森〜中吾妻山の稜線 |
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西吾妻山から降りる |
樹氷をよけながら |
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真っ白な世界 視界が良い |
稜線を二人占め |
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この辺りは湿原の所かな? |
人形石の下あたり |
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藤十郎と東大巓 |
横風から追い風になって少し楽 |
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痩せているがここにも樹氷 |
視界がないと、とても怖いところ |
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藤十郎は巻く |
東大巓山頂 |
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西吾妻山に日が沈む |
東大巓から一気に下降 |
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なんとか日没前にいい幕営地を見つけた |
薄暗いうちにテントに潜り込めた |
2月17日(晴れのち湿雪)
コースタイム;幕営地6:58〜継森9:02〜中吾妻山北の鞍部11:00〜中吾妻山11:22〜鞍部11:37〜谷地平避難小屋13:22
風が強くなった気がするが、低気圧が近づいているため冷え込みなく助かる。天気予報もさすがに前日のものは当たるようだ。
お昼頃から急激に天気が悪化するらしく、気温が高いのは助かるが雨になると逆に勘弁願いたい。
できるだけ早く出発したかったが結局いつも通りの出発。
風向きが変わってきたせいか風の弱い所を選んだ幕営地にも風が吹き付けることが多くなった。しかし気温が高いので撤収時するときも、さほど寒くなくて助かった。最初に鞍部まで一気に進み、継森手前の1807mのピョコを目指して登り返す。ピョコは登らなくても差し支えなく、登ると逆に遠回りになるので巻くようにして通過。
ピョコの山頂部のみ樹林がなく白いのでわかりやすい。
続いて継森の登り。ここは登るにしても下るにしても樹林が濃く面倒だ。どちらかと言えばスキーでは登る方が楽かな。
困ったのは樹林の迷路ではなく、風が強いので例年にもまして雪面のうねりがひどいことだ。うねりを乗り越えるときに一番急なところがガリガリでその下はスカスカといった具合が多いので、後ろ滑りをしてテールが変な具合に潜り込んでしまう。それを避けるためにうねりの少ないところを探して、一歩一歩足場を固めてうねりを越えていくことになって一々手間が掛かる。
継森北のピークまで登ればうねりも一段落。
三角点のある1910.5mピークまでてくてく進み、ピークそのものは風が吹き抜けているので転倒するのを避けるため山頂直下の東側を巻いた。
巻いて僅かに東側に尾根の形状をとる所にくると一気に風吹き抜け地帯となる。風でバランスを崩さないようにシュカブラに足を取られないように注意して下降する。
あと僅かで傾斜がなくなって樹林帯というところに吾妻は強風による罠を仕掛けることが多く、段差のある雪面のうねりにバランスを崩した。
樹林帯に入って風の弱い所を見つけて一安心。うねりがひどく予定よりも時間が掛かっているがなんとか天気はもってくれている。
継森と中吾妻山の中間にある名無しのピークは西寄りの斜面に取り付いて登った。
鞍部に降りる手前からはとても高く急に見えるが、実際登ってみると継森の登りよりも登りやすい。
湿原マークのある平坦な山頂を通過し、鞍部に降りるのが一苦労だった。樹林が濃いだけでなく気温が高い為に樹林に積もった雪が落ちてしまい、下手にスキーを滑らせると落ちた雪の塊に突っ込んでしまうことになる。
仕方なく少しでも急なところは蟹さんで降りたりして転倒することだけはないように心がけた。
雪質が良ければさらっと通過するところが意外に時間がかかった。
この頃になると、それまで時折曇ったりするものの基本青空が見えていたのが全面雲に覆われて、西の空には真っ黒な雲が広がっていた。とうとう寒冷前線が直前までやってきたらしい。
鞍部に着いてモコモコさんと作戦会議。
モコモコさんと一緒だと往復1時間近くかかるだろう。そうなると全荷物を担いでいくことになので益々時間がかかる。天気がいいなら問題ないが、目に見えて悪化している今それは得策ではなさそうだ。
モコモコさんはとっくに中吾妻山頂往復は断念していたらしく、お決まりの「私行かなくていいや」が出た。
そうと決まれば事は早い。モコモコさんにはモコ穴で待っていてもらうことにして単独で往復してくることにした。
行動食をかじった後、空身で出発。
中吾妻山は稜線伝いに行くと雪堤状になった雪面のうねりがひどいので、重荷を背負って行くときは西側斜面を巻ながら一度隣のぴょっこりピークとの鞍部へ出て、そこから山頂を往復してくるのが常だが、空身なので直登することにした。
最初は樹林の中の登りで問題ない。やがて樹林が濃くなって樹林の間を登れなくなってからは雪堤状の雪面を登るがうねりがひどく傾斜も急だ。悪いことは重なる物で一気に天候が悪化して強い風とともに雪がもさもさ降ってきた。
一瞬スキーを置いてつぼ足で登ることも考えたが、なんとか弱点を見つけて登り切ることができた。平原状になれば山頂は間もなく。
記念撮影だけを済ませて下降にかかる。うねりを横滑りなどで躱しながら樹林帯まで無事下降できた。ここまで来れば後は早い。間もなくモコモコさんの留守番地点に到着。モコモコさんとモコモコさんの欲望が詰まったズシリと重いザックを置いていき身軽になったので、戻りの早さにモコモコさんも驚いていた。
本来ならばここで景色を見ながらモコ穴で休憩するところだが、モサモサ降ってくる雪と風向きが変わって風も吹き付けてくることになったので、荷物を背負ってそそくさと下降にかかった。
気温が高いと言ってもそこは標高が標高1800mを越えた東側の斜面ということもあり、雪はまだ軽く滑りは快適だ。(シールは付けたままです)
大倉川の徒渉点を目指して意識して北向きに進路を取りながらも、比較的自由に滑っていける。ここの下降は楽しみにしていた事のひとつなので天気が悪くてもなんだかとても楽しい。
樹林の間隔も開いてきて滑りやすくなってくると樹林から落ちた雪塊が目立って雪も重くなってくるので滑らなくなってきた。
ぎりぎり滑る高度差を保ちながら、徒渉点に向けて思い切って北に進路をとって進む。それでも歩くことが多くなってくると、徒渉点間近を知らせる沢にぶつかった。
雪で完全に埋まっているので沢に降りてそのまま沢伝いに下降していけば徒渉点のある台地に出ることが出来る。
中吾妻山から下りてきたときの大倉川の徒渉はここが唯一といっても良いくらいの場所なので、ピンポイントで着くことが出来てよかった。モコモコさん曰く、この徒渉点は直ぐ下流にみえる門のようにある岩が目印なのだそうだ。
言われてみれば、岩の上流にスノーブリッジがかかっている。
無事大倉川を渡り、谷地平の台地まで登らず、台地の縁の斜面をなぞるようにして谷地平避難小屋を目指すと、谷地平からの夏道(当然雪の下)と合流する。
ここまでくれば谷地平避難小屋は間もなく。小屋が間近なのがうれしいのはいつものことだが、今日は湿雪が体に触れた途端にとけてジャケットもオーバーズボンも手袋もビショビショなので特にうれしい。
姥ヶ沢の徒渉点(スノーブリッジ)を探すのに前後したが、ほんの5m程の距離を移動しただけなので問題ない。
この徒渉が季節を問わず結構難所なのでほっとする。徒渉を終えれば小屋が見える。いつ見ても桃源郷のような小屋がいつにもまして輝いてみえる。
小屋入口に回りこむと見事な雪の積もり具合。早速扉掘り出しにかかる。
凍っていたりするところが無かったので比較的短時間で除雪終了。扉も難なく開いた。一歩小屋内に入ればそこは別世界だ。
日が差し込まないので外よりもひんやりする感じだが、風雪がないのがなによりだ。
スキーを含む全装備を早速収納して、荷ほどきする前に水汲みに行く。モコモコさんに「今日は水汲みやめたら?」と言われたが「水汲みも水作りもやるのは俺でしょ?」と言うとそうでございましたということになり、モコモコさんは小屋に上がる準備と手分けをして作業に掛かる。
水汲み用の鍋と水筒を手提げ袋に入れて沢へと下降する。雪のないときは難なく近づける水辺へは雪のため結構な段差がある。沢筋の雪を流れに落として足場にして水を汲んだ。昨年と比べて流れが浅かったので直ぐに雪の足場を作ることが出来て、以外と苦労しなくて済んだ。
気温が高いとはいえそこは冬の吾妻。しかも谷地平は盆地で冷気がたまるので小屋内は冷える。
なので今日もテント張ることにした。水汲みから戻るとテント設営が終わってあとは靴を脱いで上がるだけになっていた。
早速靴を脱いで上がって小屋内を見回すと、なんとミニバー(どなたかがお酒を置いていってくれた)発見。食事前にありがたく頂いた。
食事の準備を始めるまでの、このまったりした時間が一番楽しくて好きだ。
窓の外が凍り付いて外を見ることができないのがつまらないが、風は益々強まっているようだ。
小屋がなければ、湿雪でビショビショのまま過ごすことになっていた。乾いた床で濡れと風を気にせず過ごせるのはとても快適だ。つくづく小屋というものはありがたい。明日は冬型になって一気に気温が下がるとのこと。姥ヶ原の強風地帯が心配だが、小屋でゆっくり休めるのできっと突破できるだろう。
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暖かい朝 |
天気が良い内にどこまで進めるか? |
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昨日歩いた稜線 |
県境稜線方面 |
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烏帽子山の白が目立つ |
谷地平と東吾妻山が見えた |
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継森の登り 樹林の迷路地帯から抜け迷路地帯から抜けた |
東大巓方向を振り返る |
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継森を過ぎると磐梯山が見えた |
次は名無しのピークを越える |
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怪しい雲が広がってきた |
あっという間に雲に覆われた |
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中吾妻山と名無しのピークの鞍部 |
天気の悪化よ、もう少し待ってくれ |
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中吾妻山山頂間近 |
中吾妻山山頂 |
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中吾妻山から下降するところにある白い斜面 |
大倉川渡渉点目指してひたすら進む |
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大倉川に着いた 湿雪が融けてビショビショ |
無事スノーブリッジがかかっていた |
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渡渉点は門のような岩が目印 |
谷地平避難小屋が見えた |
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姥ヶ沢にもしっかりとスノーブリッジがかかっていた |
無事小屋に到着 |
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入口扉 見事な積り具合 |
反対側 |
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姥ヶ沢で水汲み |
水汲みから戻る 小屋の屋根は真っ白 |
2月18日(晴れときどき雪)
コースタイム;谷地平避難小屋7:06〜姥ケ原11:42〜吾妻小舎13:24
寒冷前線は通過して冬型になるとのことだが、中吾妻山にかけての稜線がブロックしてくれているのか、未明小屋の外に出てみると星を見ることができた。
出発するときに周りをよく見てみると、中吾妻山の山頂はガス雲で見えないがここは雪はまだ降っておらず、青空っぽい感じもする。
姥ヶ沢を渡り返してから姥ヶ原への登りへは最初に急な斜面を一登りするところが2段階に分けてでてくる。早速斜面に取り付いて台地に上がろうとするが、雪がすっかり固いモナカになって少しでも傾斜角を強めると後滑りして非常に登りにくい。
比較的荷物が軽く板が短いモコモコさんの方が取り回しが効くので、先頭を交代してもらい固いモナカを破壊してもらいながらルートを付けてもらう。
夏道はこのまま沢横の斜面を上がっていくのだが、スキーでは歩きにくいので冬限定で近寄れる我々が「秘密の湿原」と呼んでいるもう一段上の湿原マーク目指して登る。先ほど以上に登りにくい雪質だが、なんとか台地状になるところまで登れた。
秘密の湿原が終わる前に夏道に戻りそのまま辿ろうとするが、昨日枝から落ちた雪塊が至る所に落ちて行く手をふさいでおり、右に左に除けて行かないと進めないので時間が掛かる割には全く進まない。そのためか、標高1530m付近の小沢の渡渉点までくるのに2時間近くもかかってしまった。
ここを渡るといよいよ本格的な姥ヶ原への登りになるせいか、ふたりとも○○気を催してきたので、長めの休憩をとった。
少し長く休みをとると、体がどんどん冷えてきて寒気がやってきたのがよく分かる。風が昨日と一変してとても冷たく、昨日よりもずっと厚着をしているのに汗をかかないどころか寒くて手もかじかんでくる。
寒い寒いと言いながら再出発。
姥ヶ原へのルートは、地形図ではわかりにくいが姥ヶ沢へと流れ込む小沢を横断するために一度小沢の沢床に降りなければいけない。これが雪質が悪く、カニさんで降りたりと一騒動。
完全に雪に埋まった小沢を渡った先の対岸台地に向かってカニさんで一生懸命上っていると、後続のモコモコさんから「そんなところじゃなくでもっと傾斜が緩いところから登らないと。それに夏道のテープはあっちに着いているよ。」と言われて折角登ったところを降りて取り付き変える。
夏道も雪質が悪く登り難い斜面なので、結局雪で埋まった横断する小沢をわずかに下流に向かって進み、一度姥ヶ沢に出てから取り付きやすい斜面を登って対岸台地に上がった。
上がった先からは、前大巓から張り出す尾根を回り込むように登っていくことになる。
これまでより少し樹林の間隔が空いたためか枝から落ちた雪塊を避けやすくなったので登りやすくなった。
傾斜がでてきたので、こまめに先頭を交代しながら登る。
登るにつれて先ほどから気配を見せていた寒気にとうとうこの一帯も覆われたようで、青空がなくなり雪が降ってきた。幸い樹林の中なので風雪にたたかれなくて助かる。
標高1650m手前付近からは、これまで追ってきた姥ヶ沢を離れて斜面を登らなければならない。今日一番の登りだ。
気合いを入れ直して登り始めたが、雪は降っているものの後滑りしない程度の適度な潜りでラッセルにならずさほどきつくなかった。姥ヶ原に出る前に防風対策をとる。
この間しきりにモコモコさんが「本当に東吾妻登るの?」と聞いてくる。この時点で東吾妻山山頂直下の濃い樹林帯やガリガリ斜面、山頂の強風のことから自分には無理だとして、山頂へモコモコさんはいかないこと、さらにモコ穴を掘って待っているわけにも行かない地形と気象条件なのでモコモコさんはそのまま浄土平へ下降することは決定していた。
浄土平へ下降するにしても夏道通りでなく、いつも東吾妻の東斜面の樹林帯を下降することにしているので途中までひとまず一緒に行動する。
強風のため雪が飛んで指導標や木道が見える姥ヶ原を突っ切って東吾妻山に取り付くつもりの標高1800m付近まで移動して最後の作戦会議。
GPSはモコモコさんに持たせようと思ったが、山頂へ行く人が持った方がいいというのでモコモコさんはGPSは持たず姥ヶ原へ出る前に合わせたコンパスを確認する。それでも本当に山頂に行くのか聞いてくるモコモコさんに「絶対に行く」となんだか洗脳されたかのように返した。
「心配だな、山頂に単独で行かせるのも心配だけど、単独で降りる自分自身そのものも心配だよ。」の言葉に「それもそうだ、モコモコさんのことの方が心配だな。」と思い直して山頂はあきらめて一緒に下降することにした。
下降を始めてすぐに、お互い単独行動をしなくて良かったと思った。一気に憑きものが落ちたようにすんなり納得できた。いったいあの執着心は何だったんだろう?
標高1732mpを目指して、そこから顕著な沢の地形を見ながらほぼ直線的に下降するのだが、結構地形が複雑で迷いやすい。
傾斜が一旦なくなった辺りで、真っ白な毛玉となったウサギさんがものすごい早さで飛んで行くのを見ることができた。
少し急な斜面を樹林や波打つ雪面を迂回するのに少し苦労して下るとスカイラインは間もなくのはず。
モコモコさんの合わせたコンパスの方向も参考にしながら進むと、冬ルートを示す標識を発見できた。そこからすぐ先にテープが見えたので近づくとテープの先がスカイラインだった。
兎平駐車場まで風で飛ばされてあまり雪が積もっていない車道を歩いて、吾妻小舎への小道に入る。道と言っても風雪により道形は分かりにくい。
セントラルロッジを通過すれば間もなく吾妻小舎だ。うれしさのあまり自然と顔が緩んでくる。
とうとう吾妻小舎へ着いた。今年はドカ雪があった上に風が強いためかなかなかの積雪量だ。
しかし2階の冬季用入口の雪が足りずまわりから雪を集めてなんとか入ることができた。
小舎に入るまでに時間が掛かったがストーブが点いて荷ほどきが終わったところでワンタンスープを飲んだ。飲みながら打ち合わせ。
ストーブが安定して燃えているので、モコモコさんには引き続き小舎内に留まりある程度の量の水作りをしてもらう、その間一足先に屋根の雪下ろしをするという具合だ。
打ち合わせ通り作業に移る。30分ほど作業して、モコモコさんに頼んでおいたチキンラーメンを食べに一度戻る。
その後はモコモコさんも雪下ろしに加わり、冬季用入口を快適に使えるように屋根から下ろした雪で隙間を埋めた。
今年は地元の山岳会や小屋の方が雪下ろしに入らなかったので、屋根に積もった雪は結構な量で自分の身長まで掘っても屋根が見えなかった。
2人ではたかが知れている。直後に見てもどこを作業したかぱっと見分からないので、次に誰かがきても雪下ろしの形跡は一切ないだろう。
日も暮れてきて雪が結構降ってきたのをきっかけに小舎へ入ることにした。
水作りもほぼ終わっているのと、さらに水を作るにしてもストーブに乗せておくだけなので至って楽ちんだ。
一度小舎内に入ってしまえば、一切外に出ることなく快適に過ごすことができてしかも暖かい。
昨日以上に感謝するとともに、ここまで来られて本当良かったとつくづく思った。
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お世話になりました 背後の中吾妻山は雲の中 |
台地の上は谷地平 |
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目の前のスノーブリッジを渡って左の斜面を登る |
谷地平避難小屋 本当に美しいところだ |
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秘密の湿原から東吾妻山 |
秘密の湿原から県境稜線 |
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至るところこんな雪塊があり迂回させられる |
小沢を渡る |
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少し沢を歩いてから登り返した |
姥ヶ原 風雪強し |
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東吾妻山がボンヤリ見える |
ここから浄土平へ降りることにした |
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少し地形が複雑 |
ここまでくればスカイランも近いはず |
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ルート取り合っていた |
無事スカイラインに出た |
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兎平から吾妻小舎への小道に入る |
セントラルロッジの前を通り |
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リーゼント状態に積もった別棟が見えれば |
吾妻小舎だ |
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一先ず小舎内に入ってホッとする |
小屋裏から屋根に上がる |
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出入り口上の屋根の雪を下ろすことにした |
掘っても掘っても屋根が見えない |
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自然の力はすごい |
ストーブはありがたい |
2月20日(雪のち晴れ)
コースタイム;吾妻小舎7:50〜鳥子平9:02/9:30〜高山10:33〜登山口林道出合14:22〜スキー脱ぎ地点15:07〜土湯温泉バス停15:47
暖かい小舎内で布団で手足を自由に伸ばして寝られたので疲れが取れた。
外は風雪が強そうだが、小舎内はあまりにも快適で、掃除だなんやと理由を付けてとどまっていたのですっかり出発が遅れてしまった。
一昨日の湿雪でビショビショになり、昨日の寒気と強風でバリバリに凍り付いてしまったものがすっかり乾いて軽さとしなやかさを取り戻している。本当にありがたい一夜だった。
もう1泊したい気持ちを断ち切って小舎を後にする。
スカイラインへ出て鳥子平まで道路を歩く。
ラッセルにならないのはいいが、風の影響でほぼ吹きだまり状態で片斜面の歩きを延々としているような感じで疲れる。
スカイラインが東吾妻から張り出している尾根を回り込む辺りから塩の川左俣源流部を渡る橋辺りまでの区間は、吹き下ろしてくる西風がまともに体に当たるので、天候が悪いとちょっとつらいところだ。実際ここにさしかかって寒くなったので一枚着込んだ。
スカイライン最高地点を示す案内板の足部分はほぼ埋まっていた。ここまで埋まっているのを見るのは久しぶりだ。
鳥子平に入るとこれから登る高山が見える。かなり風が強そうだ。
登りに取り付くと高山を越えるまで良い休憩場所はないので、その前に一度風の弱い所で休憩を取った。
いよいよ今山旅最後の登りだ。
最初はわかりにくいが、登りに入るとありがたくもルート標があるのでそれを追うことができた。今年は積雪量があるので目線の高さで標識が見つかる。いつもはキョロキョロして探しながら行くところだ。下の方はいいが、上の方でルートを外すと藪に阻まれたりで非常にやっかいになるので、この登りはルートに忠実に行かなければいけない。
ルート取りに迷わなかったのでほぼいつも通りの時間で山頂に着いた。までは良かったが、ゴーゴーと唸りを上げている反射板の下を横切るときに、ちょうど風上側横に生えている灌木帯が一瞬途切れたところで、寒気のせいでより重くなった風にあおられてモコモコさんが転倒。風に押されてなかなか復帰できないでいるので救出に向かったところ同じ場所で灌木に足をとられて転倒。その間に山人を風除けにしたのかモコモコさんは無事復帰し、多少風が弱まる灌木帯の横に移動できた。
とにかく反射板の向こうの斜面に入ればこの強風をしのぐことが出来る。一気に斜面の陰に入った。
昨日からの寒気で新雪が結構積もっているので、ここからシールを外していくことにした。モコモコさんは「下行くと絶対モナカ雪だよ。そうすると私はシールでないと降りられないよ。それとこの先のガリガリ斜面は今日の風だと絶対無理、このまま風の当たらない斜面を降りたい。」と言い出した。そこでシールをはがしている間にモコモコさんに先行してもらうことにした。
トレースを追いかけると、最初こそルートを大きく外して降りているもののできるだけルートから離れないようにしているのがわかる。しばらくいくとモコモコさんが待っていた。
なんでもこの先が懸念しているガリガリ斜面だそうな。ルートに近づ離れずで降りていくと、雪崩が怖いがガリガリ斜面が終わることでいつもほっとする白い斜面が見えた。
ここまでくればあとはルートに乗っていっても大丈夫だ。しかし風で波打つ雪面や枝から落ちた雪塊を避けていくので麦平への緩やかな斜面を一滑りというわけにはいかない上、頑としてシールを外さないモコモコさんが輪を掛けて遅くなった。雪自体は軽く滑りやすい。
麦平(冬期はその手前から)で尾根へ向かうように方向を変えなければいけないが、ルート取りを少し変えたことで一時現在地を見失ってしまう。シールを付けているモコモコさんに正規のルート(導標プレート)を探してもらうが見つからない。方向は分かっているので尾根に向かって下降気味に進むとようやく現在地が把握できて導標プレートも見つけることが出来た。
なお、冬は尾根に沿って沢から滑り出し始めるようにルート取りがされておりこの辺りが難しく、導標プレートを見つけることがとても重要だ。しかしその最重要な場所にあるプレートが打ち付けられた木が倒れてしまったのを一昨年秋に歩いたときに目撃していたのだった。そのときにも「うわーこの場所の導標の木が倒れていると痛いな−。」と会話をしていたのを下山してから思い出した。
ここまでくれば、しばらくはルートを見失う心配はない。傾斜面になったところで雪質もいいのでモコモコさんもシールを外した。
いきなりシールなしなので転ぶかなと心配したが、雪質が良いこともあって問題なかった。
一部尾根が痩せる通称「ふんどし」になると急に雪質が悪くなってほとんどの部分をカニさんで降りた。その先はガリガリだったり、風でパックされた雪やシュカブラなど目まぐるしく雪質が変わり、ほぼ歩きと同じ早さでソロソロ進むことになった。
やっと雪質が安定してきたと思ったら、気温は低いままでいるものの標高が下がって雪面が新雪でリセットされておらず、ボーゲンを多用することになった。
完全モナカではないがそれに近い状態が続き、太ももが悲鳴を上げた。正に太もも地獄だ。
この状態で最後のボブスレーコースはどうなることやらと案じていたが、ゆっくり時間を掛けて樹林帯を使って降りることで、モコモコさんがザックを枝に引っかけて1回転倒しただけで二人とも無事通過できた。ボブスレーコースでは、モコモコさんが一回はこけるのがお約束なので問題なし。あとは林道まで一下りだ。
一気に林道に出ると後続のモコモコさんがなかなか来なかった。なんでも転んで起き上がろうとすると、あまりにも雪が重くて板が全く動かずに復旧するのに時間がかかったとのこと。
出発したのが遅かったこともあるが、太もも地獄でゆっくり降りてこなければならなかったことで林道到着が予定よりもかなり遅れた。これはバス停到着は日没後か?と予測したが、以外にも林道が非常に良く滑る。林道に入ってすぐ山鳥さんらしき足跡を見たりしてなかなか楽しい。いつもは斜面を降りて林道のカーブ部分を省略して近道するのだが、良く滑るのでそのまま林道を行くと、ちょうどカーブの所は色々な動物さんの足跡が交差する動物さん銀座となっていて微笑ましかった。
不動湯分岐まで快調に来た。その先から土湯温泉までは、いつも通りの登山道へ入らずに林道をそのまま行ってほしいとのモコモコさんの希望で、登山道への分岐に気にせず行けるなと思ったのもつかの間、倒木が現れてくぐろうとしたらザックがひかっかり転倒してしまった。おとなしく路肩を巻けばよかった。
その後の林道の状態が気になったが、良く滑る状態は最後まで続き除雪終了点(除雪してある車道との合流点)までスキーを履いて滑っていくことが出来た。
板を担いで土湯温泉まで車道歩きが始まるが、所々路面が凍っていてボブスレーコースを行くよりも気を使った。登山道を行っていれば今頃とっくにお風呂に浸かっていたなあと心で思いながら延々歩いて行くとようやく先が見えた。ここまでくると長かったようで短い気もする。
バス停に着いて最初に吾妻小舎の管理人橋さんに下山の連絡を入れると、高橋さん側も小屋のことなど色々心配事があったようで少し長話になってしまった。続いてグランデコにも下山報告を済ませ、やっと落ち着いて山装備をほどいていると土湯温泉の方から声を掛けられた。なんでもこの辺りの登山案内人を務めておられる方で色々と情報交換をすることが出来た。
その方のおすすめで、今回は
福ウサギでお風呂に入っていくことにした。食事もとることが出来るらしいので、一本バスを遅らせてお風呂と食事をゆっくりと一遍に済ませてしまうことにした。
福ウサギお風呂も食事もとてもよく大満足でした。
お陰で元気が回復して無事帰宅することができた。
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何泊でもしていたいほど快適な小舎 |
スカイライン標高最高地点 |
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鳥子平から高山 |
晴れ間が見られるようになった |
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東吾妻山は全く見えない |
導標プレートがありがたい |
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山頂に近づいてきた |
山頂の反射板が見えた 風が強い |
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向こう側の斜面へ行くときに転倒 |
モコモコさんが先行する |
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ガリガリ斜面強風地帯をなんとか回避できた |
いつもならここから麦平まで一気に滑っていくのだが |
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モコモコさんもシールを外したのでスピードアップした |
おお、素晴らしい眺め |
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通称ふんどし ここから雪質急に悪化 |
ガリガリだったりシュカブラだったり |
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ここから太ももへの試練が始まる |
太ももが悲鳴をあげる |
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正に太もも地獄 |
林道はよく滑った |
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登山道を行かなかったのでここからが長かった |
雛人形とつるし雛に見送られて帰路についた |
登山メモ
○ガソリン 975ml×2、650ml×1持参。使用量975ml一本だけ
○モコモコさん 500缶ガス 吾妻小舎で使用。使用量わずか。
2日目は谷地平で水を汲めたこと、3日目は吾妻小舎のストーブを利用できたことで燃料の消費は少なくて済んだ。
○無線持参。未使用
○シュラフ モコモコさん(モンベル製古い ULダウンハガー♯0) 山人(同じく古い ULダウンハガー♯2)
気温 初日は気温が高く#2でも寒くなかった、2日目の夕方から気温低下し寒くなったので防寒具を着込んで寝た(谷地平避難小屋) 3日目 吾妻小舎 寝具ストーブありなのでシュラフ未使用で暖かく快適
○山人はダウンパンツを持っていかなかったので、1泊目と2泊目は寝るときにモコモコさんに借りた。スースーする為。
○化繊パーカーは暖かく重宝した。
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