飯豊連峰
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東俣〜エブリ差小屋〜門内岳〜北股岳〜御西小屋〜大日岳(往復)〜三国小屋〜疣岩山〜鏡山〜弥平四郎 |
〜取り戻した飯豊縦走〜 |
2013年6月2日〜5日 |
東俣から入り鏡山経由で弥平四郎へ下山するコースは2010年6月に一度歩いたが、そのときには大日岳の往復を断念してしまった。
また、昨年夏は一日も晴れることなく縦走が終了してしまった。今年こそは大日岳往復を含めた縦走を完成させたい。
うれしいことに週間天気予報でも連日晴れとなっており期待が大きく膨らんだ。
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アプローチ
夜行バス 池袋駅−新潟駅/−越後下関/(タクシー約3000円)−東俣彫刻公園
コースタイム
6月2日(晴れ)
東俣彫刻公園8:10〜林道終点9:48〜東俣2号橋10:38〜カモス峰12:38〜千本峰14:34〜前エブリ差岳16:14〜長者平(水汲み)17:12〜エブリ差避難小屋17:34
6月3日(晴れ)
エブリ差避難小屋4:49〜頼母木小屋7:14/7:44〜門内小屋10:18/10:45〜北股岳12:00〜梅花皮小屋12:25/12:51〜烏帽子岳13:52〜御西小屋16:50
6月4日(晴れ)
御西小屋5:44〜大日岳7:37/7:50〜御西小屋9:32/10:09〜飯豊本山11:40〜本山小屋11:55/12:14〜切合小屋13:50/14:17〜三国小屋16:00
6月5日(晴れ)
三国小屋5:37〜疣岩山6:43〜上ノ越8:23〜鏡山9:32〜水場10:21〜弥生分岐10:34〜林道12:00〜弥平四郎(バス停)12:20
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6月2日(晴れ)
コースタイム
東俣彫刻公園8:10〜林道終点9:48〜東俣2号橋10:38〜カモス峰12:38〜千本峰14:34〜前エブリ差岳16:14〜長者平(水汲み)17:12〜エブリ差避難小屋17:34
朝出発でもなんとかこなせるが、早くに小屋に着いてゆっくりしたいので夜行バスでのアプローチとした。
ところがこのバスが曲者だった。
ほぼ1時間置きと言ってもいいほどの間隔で休憩やら停留所停車やらでアナウンスが入るので全く寝られずほぼ徹夜のような状態で新潟に到着。昨年5月の朝日連峰縦走のときの山形行のバスよりも体力を削られ、モコモコさんともども腹が立って仕方がなかった。モコモコさんに至っては、「6台もバスを出せる余裕があるんだったら、1台くらい新潟まで停車なしの急行を作ればいいんだよ!!だから新潟行の夜行バスは嫌いなんだよ!!」と怒っていた。
新潟駅近くのロイヤルホストで朝定食を食べてから新発田行きに乗り込んだ。
新発田駅での乗り換えはこれまた最悪で、乗り換え時間がわずかなのに接続する列車までの距離が遠くて乗り換えに時間がかかり、ほとんどの人が走る感じで接続列車に乗り込んだ。
坂町駅で米坂線にまた乗り換えたところでようやく落ち着いた。
坂町駅を出発すると越後下関駅へはあまり時間がかからず到着。駅では風が吹いていて肌寒いくらいだった。
トイレを済ませてタクシーに乗り込み、彫刻公園へと移動。ゲート手前には2台車が止まっていた。
彫刻公園で準備をするが、あれほど吹いていた風が弱まってきた。早速バカ虫がまとわりついてきてうるさい。防虫ネット持ってきて良かったかな?と話をしながら準備体操をして出発。
5月は寒い日が続いていたが、6月直前から気温が急に上ったのか前回よりも緑が濃い気がした。また、天気が良すぎて日陰から出るとすでに暑い。
途中水が湧き出しているところで喉を潤し、ゆっくりと林道歩きを続けていくと、車が止まっていた。地元の山菜採りの方のようだ。その近くにも1台駐車されていた。少し歩くと、さらに後方で車が止まった音がした。皆登山者ではなく山菜採りか何からしい。
林道終点になる前に沢水を汲んだので、重いザックが一層重くなった。
ここでまた軽トラックが通過した。作業(山菜採り?)が終わって帰るらしい。
コースタイムを随分とオーバーして林道終点に着いた。この時点でとても暑い。
橋を渡って森に入ったところで休憩をとった。
登山道がトラバース状となったところは、まだあまり人が歩いていない時期のためか足場が良くなく時間がかかってしまった。途中下山してくる単独の男性とすれ違った。今日は下見で権内ノ峰まで往復してきたとのことだった。出発時間を尋ねたところ、日帰りで荷物が軽いといってもとても速いので驚いた。
登山道がぐちょぐちょした所になれば次の橋は間もなくだ。
昨年と全く変わらない様子の橋を渡ってから本格的な登りだ。飯豊の登りはどこからでも当たり前のことであるが、とにかくきつい。下りのときでさえもうんざりしたので登りとなれば尚更だ。
重荷にあえいで汗を流しながらゆっくりゆっくり登っていく。樹林帯なのでなんとか耐えられた。
権内尾根は蟻の活動が活発でなんだか生命力がとても強い場所だと思った。そういえば以前、巨大ナメクジも見たことあるし。
ここ最近急に暑くなったせいか一気に緑が濃くなった感じだった。やっとのことでカモス峰に着いた。休憩するのにちょうどいいところだ。そういえばここは昨年の夏、杖にしていた枝が折れた懐かしいところだった。少し休んでまだまだ先が長い登りを続ける。この辺りは尾根が痩せているのは相変わらずだが、少しの間傾斜が緩むところがでてきて綺麗なブナの木が見ることが出来て少し気持ちに余裕が出た。特に昨年の夏には大雨にやられていたのでゆっくり回りを見ることが出来なかったのでうれしい限りだ。
すぐに急登に戻ってヒイヒイ言いながら我慢してい行くと、一層尾根が痩せてきて日蔭も少なくなってくるので汗が滴り落ちる。昨晩の夜行バスの疲れが大きく響いてきた。
何箇所かロープが張られた所をやり過ごし、ちょっとした岩場にもロープがあったが、支点にしていた木が折れたか抜けたかでロープは使えない状態になっていた。今日のように岩が渇いていて登りならば全く問題ないが、重荷を背負って天気の悪い日の下りの時は少し怖そうだ。
この岩場を登り切れば権内ノ峰だ。
ここでまた少し休憩を入れたが、なんだかこの尾根は蟻が多く気が付くと体を登ってきたりしていた。また凶暴性が強いのかモコモコさんは噛みつかれたようだ。出発時よりも増えたバカ虫が出てきてジッとしていると顔にまとわりついてくる。
バカ虫がだんだん増えてきて暑さと夜行の疲れと闘いながら千本峰を目指す。こまめに水分補給しながらやっと千本峰が近い目印となる雨量観測所の小屋が支尾根に見えたときは、今日の行程が終わったような気になったくらい疲労していた。実際にはあと標高差にして約500mは稼がないといけないのでまだまだ先は長い。
更にバカ虫の大量発生と気の早いものによる攻撃で気が狂いそうになったので、秘密兵器として持ってきた防虫ネットを被った。モコモコさんは更に長袖シャツを着ていくことにしたようだ。防虫ネットは、最初は持っていく気が全くなかったのだが、軽いのでお守りとして持ってきたのが正解となった。
前エブリ差岳がどーんと聳えており、登っても登っても先が見えない登りでこれまでと違う辛さの登りだった。しかし、今までは立ち止まるとバカ虫がたかってくるのでひたすら歩き続けるしかなかったのが、ネットを被ったので立ち止まって息を整えながら行けるのが助かった。
途中前エブリ差岳辺りの雪渓に人がいるように見えた。
林道ゲートに駐車していた人が降りてきたのかなと思ったが、結構進んでも降りてくる人と会わなかったので先行しているのだろうと話しながら登った。しかしそのようなときもつかの間で、果てしなく続くような登りにお互い無口になってくる。
前エブリ差岳がようやく見えるようになってきた。ここまで来るのに腕を何か所もバカ虫に噛みつかれてしまった。暑いので長袖を着たくないがこれ以上噛みつかれるよりはましと思い長袖で行くことにした。やはり一枚着ると暑い。夏に日焼け防止でアームカバーをしているのを見てバカにしていたこともあったが、今はあの装備が強烈に欲しくなった。
ようやく前エブリ差岳に着いたときには、予定の時間をかなり過ぎていた。
ここまでくれば稼がないといけない標高差はあとわずかだ。バカ虫がうるさいが、日本海も見えるようになり風も出てきたので快適に歩けた。
また、猛禽類が悠々と飛んでいるのを眺めながら歩けたのが楽しい。
長者平に上がる直前で登山道を残雪が覆うようになり融雪水が流れていた。前回は登山道から少し外れた場所で融雪水を汲んだが、結局登山道を流れる水と同じような水だったので、ここを流れる融雪水を汲んでいくことにした。
水を汲む前に顔や手を洗った。冷たくてとても気持が良かった。水は少し土臭いが澄んでいて色も付いていない。
明日の門内小屋まで間に合うように多めに汲んだ。ずっしりと重くなったが、残雪上であるのと冷たい風が始終吹くようになったので、防虫ネットを外してもバカ虫が寄り付かなくなったので苦痛はなかった。
長者平にある池に産み付けられたカエルの卵を見るのを楽しみにしていたが、この辺りは前回よりも残雪量が多いと見えて結構な範囲がまだ雪で埋まっていたので残念ながら卵は見られなかった。
残念〜。と言いながらエブリ差岳へ向かと、なんと鞍部にある地塘には卵がありうれしくなった。
今度は「やった、卵があった。」喜びながらいくと、思いもかけず風を切る音がはっきり聞こえる程、真近を先ほどの猛禽類が通過してくれたときには興奮した。
なんだか今回はいい山旅になりそうだ。
本山山頂には少し雲がかかっているが、まだ多くの残雪に覆われた主稜線もバッチリ見えた。
エブリ差岳山頂では、昨年夏のときは雨風が強く単なる通過点だったが今日はきちんと祠を拝んでから小屋へ向かって降りた。
山頂からわずかな下りで小屋到着。
長者平の残雪上に新しい足跡がなかったので、前エブリ差岳辺りに見えた人影らしきものは錯覚だったと結論を出したが、頼母木方面からの人がいるかもしれないと少しドキドキしながら小屋内へ入った。小屋には誰もいなかったが小屋日記を見ると、前日泊まった岳友の青空山岳会さんの記録がありうれしかった。
暖かい2階に泊まることにした。
早速夕飯の準備に取り掛かる前に靴下を脱ぐと、ダニーに取り付かれていた。幸い?このダニーは孵化したばかりか、もともとそういった種類なのかは分からないが、平たく小さいもので噛みつかれたりはしていなかった。念のためお互いのダニーチェックをしたが、体には着いていなくほっとした。
食事をしているといよいよ日の入りの時間となった。
冷たい風が吹いていて少し寒いが、日本海に沈む夕日を眺めた。
夜行というよりもほぼ徹夜と暑さでかなり疲労していたので、食事を済ませた後は担ぎあげてきたお酒もほとんど飲まずにすぐに横になった。
6月3日(晴れ)
コースタイム
エブリ差避難小屋4:49〜頼母木小屋7:14/7:44〜門内小屋10:18/10:45〜北股岳12:00〜梅花皮小屋12:25/12:51〜烏帽子岳13:52〜御西小屋16:50
今日も天気がよさそうだ。
朝は風が冷たく強いので、防風対策をして出発した。
まず鉾立峰を目指す。ミネサクラが満開でとてもきれいだった。
鉾立峰とは良く付けた名前だ。ここだけ変にニョキっとしている感じだ。この登りのときに雲雀が近くの岩の上に止ってきれいな声でさえずっていた
この時期まだ花は少ないが、色々な鳥の鳴き声が効くことが出来ていいね。
登ってしまえばどうってことない鉾立峰だが、下りは下りで急になるのが面倒だ。
モコモコさんは頻繁にズボンの裾を気にしていた。なんでもこの辺りの笹原を歩くときには、前回も同様だったが、ダニがズボンの裾についていることが多いので気を付けているとのことだった。実際何回も見たところ必ずと言っていいほどダニが裾についていたようだ。モコモコさんが露払いだけでなくダニ払いをしてくれているので、山人にはダニの付着0だった。
大石山付近はハクサンイチゲの群落となり、数年前に歩いた門内二王子尾根の展望が素晴らしいところだった。
昨日の疲れが取れていないのか頼母木小屋までの登りが辛く感じたが、無心で登り始めるようになった頃ひょいっという感じで小屋に着いた。
外はまだ冷たい風が吹いていたので、小屋内で休憩をとった。
次に目指すは門内小屋だ。地神山が大きく見えた。地神山を越えないと次の山が見えないので地神山は凄いな〜と思った。
丸森尾根分岐、梶川尾根分岐を順調に通過。両尾根とも残雪で真っ白だった。門内沢はまだ快適にスキー滑降出来そうなほど雪付きがよかった。
この頃になると風も弱まり、太陽が高い位置に登ってきているので風が当たらないところだと暑く感じるほどになった。
数年前の5月の連休に歩いた
門内岳〜二王子岳尾根を残雪が比較的あるときに一望できたのが感動だった。こうやって見てもぐねぐねうねっている尾根ということが良く分かった。隣の蒜場山〜大日岳の尾根が比較的一直線にひたすら大日岳目指していくのと対照的に、標高があまり変わらない中ひたすら長距離を歩き続けるのが面白い。
門内小屋手前の水場では冷たい水が流れていたので、少し補給してから小屋へ入った。
動いていると暑くなってきたので門内小屋内でそれまで身に付けていたタイツを脱いだ。小屋内は風が当たらないが室温は低かった。頼母木小屋にも言えることだが、底冷えする感じだ。それでも不思議と居心地が良い。毛布のお陰か?
まだ先が長いので根が生えないうちに出発。
飯豊も次のステージに入った。
良く目立つ二ツ峰を横目にオオインの尾根や遠く蒜場山を見ながらギルダ原を歩いていく。この辺りも花がきれいらしいが、これまでより少し標高が高いせいか菫とまだ黄色の花がポツポツ咲き始めた程度だった。
目の前にドーンと聳える北股岳をえっちらおっちら登っていく。長い登りと思ったが、実際は登り切ってしまえばあっけなく感じた。一下りすれば梅花皮小屋だ。
下り始めて小屋が見えるとモコモコさんが小屋横に誰かいるのが見えると言ってきた。確かにそれらしいものは見えたが全く動かないので単になにかの荷物ではないかとこのときは思った。
この時期の御約束で、やがて比較的急な雪面の下りになるのでとりあえず下ることに集中する。モコモコさんは笹の中に道を作ってくれれば楽なんだけどなと文句を言っているので、ここが下るのに一番いいところだよ。これを下り難いというのはモコモコさんの歩き方がへボイからだよと返しておいた。
夏道が出てきたところで一安心。冷たくて豊富な水で顔を洗うことが楽しみで小屋へは早足になった。
小屋横で若い男性3〜4人が御昼寝をしていた。モコモコさんの目は珍しく確かだった。小屋内に荷物を置いて、水場へ向かうときにお話を伺ったところ、石転び沢を登ってきてこれから滑って降りるとのことだった。また、梅花皮小屋の綺麗さに驚いていた。
水場へ行き顔を洗ってから豊富で冷たく美味しい水をがぶ飲みした。本当にいい水場だ。ここで明日の行動分までの水を汲んでいくことにした。
我々が小屋を出発するのとほぼ同時に、石転び滑降隊も出発するべく沢へと降りていった。
滑って降りるのはやはり早い。あっという間に姿が見えなくなってしまった。
それとは対照的に水の重さで一気にペースが落ちた我々は息を整えながらゆっくりと梅花皮岳へと登り返した。烏帽子岳直前になるとちらほら残雪上を歩くところが出てきた。
クサイグラ分岐からは飯豊名物巨大雪堤上の歩きだ。烏帽子岳からの下りで傾斜が急なところは夏道が出ていて助かった。
烏帽子岳からの下りの傾斜が緩まると同時に夏道は残雪に埋まって天狗の庭の標識まで姿をみせることがなくなった。
しかし、天気が良く視界が効いて、雪はよく締まっていたのでヘタに夏道を歩くよりも快適だ。豊富な残雪でのびやかな尾根歩き状態なので現在地を特定することもなく気が付いたら天狗ノ庭の指導標まで来ていた。
後一頑張りだ。ここからの登りは少し傾斜があるが、夏道が出ていたので助かった。登り切ったところから御西小屋までは再び雪堤歩きだ。
鞍部では水が取れる所があった。土臭いがそのまま飲むのでなければ十分飲める。ここまで担いできた水を結構飲んでしまったので少し汲んでいくことにした。
御西小屋まであと少しだが、結構長く感じる登りだ。夕方になって日が傾いてきて冷たい風が吹くようになってきたのが逆に涼しくて助かった。
ゆっくりゆっくりであるが、やっと御西小屋に到着。
今日も貸し切りかな?と思って小屋に入ると、単独の年配男性が寛いでいた。
挨拶をして、我々は今晩も2階に泊まることにして荷物を担いだ今日最後の登りをして寛いだ。
夕食をとっていると、いよいよ今日も日の入りショータイムが始まった。
モコモコさんは風が冷たいからと小屋へと入ったので、今日も一人で日が沈むのを写真を撮りながら眺めた。上手い具合に旧小屋の基礎部分が風除けになってくれた。
今日もピンクの球体が数分でスポッと入り込むという素晴らしい光景だった。
当たり前だが太陽が沈むとさすがに暗くなってくる。一気に疲れが出てきたので歯を磨いてシュラフに包まることにした。
その際1階の単独の男性と話したのだが、装備を見て只者ではないと思っていたがやはり只者ではなかった。
あちこちの山を旅をしながら登っている山旅人さんだった。長野県から来たとのこと。
さらに話を進めていくと今回は初日に祓川山荘に泊まり、翌日三国小屋へ泊まったとのこと。途中バカ虫の大群に襲われてパニックになり道を間違えてしまったので三国小屋までしか入れなかった。今日はここまで来て大日岳をピストンしてきた。明日は弥平四郎に降りるか三国小屋泊になる予定とのことだった。
そこまではよくある話なのだが、この方の装備と食事がすごい。足回りは厚さ2〜3cmほどもあるフエルトシューズ(普通は1cmくらい)で、雪があるときは滑りどめとして荒縄を巻いていく。食事は米と味噌と調味料だけ持って、あとは山菜などの現地調達で賄うとのことだった。
まるで仙人のようだ。後ほど我々の間ではこの方を山旅仙人と呼ぶことになった。
話をしているうちに、なんと我々にも山菜のイラクサを分けてくれた。くせがないのでそのまま刻んで味噌汁に入れてもおいしいとのことでありがたく頂いた。
6月4日(晴れ)
コースタイム
御西小屋5:44〜大日岳7:37/7:50〜御西小屋9:32/10:09〜飯豊本山11:40〜本山小屋11:55/12:14〜切合小屋13:50/14:17〜三国小屋16:00
うれしいことに今日も天気がよさそうだ。
風が強く寒いくらいだが、雲ひとつない快晴で予定通り大日岳へ行ける。
朝日に照らされた連峰が恐ろしく美しかった。
山旅仙人は我々が食事を終える頃にはすでにパッキングを済ませて出発して行った。
こちらは余り早くても大日岳山頂直下の雪が固くて苦労するだろうと踏んでゆっくり出発することにした。小屋に荷物をデポしてから昨日以上に風が冷たく強いので、防風対策をして出発した。
すぐに雪堤歩きとなった。
やはりまだ雪面は固いが緩い下りなので快適に歩けた。
雪堤歩きもさほど長くなく、10分ほどすると夏道が現れるようになった。するとモコモコさんが「モ
グーラ(
グにアクセント)」と言うのでなんだなんだと覗きこむとモグラの死骸があった。なんでこんな所にこんな状態でと思ったが、それよりもさすが地面を掘って進むだけあって立派な手に感心した。
文平ノ池を過ぎると風の当らないところは暑いので、汗をかかないように意識してゆっくり歩いた。
いよいよ大日岳直下の登りだ。
結構気温も上がりここまでの雪面も随分と柔らかくなってきていたので、アイゼンを付けなくてもいいかな?と一瞬思ったがせっかくここまで持ってきたし、念のため装備していくことにした。ストックからピッケルに持ち替えて、ストックはデポして行く。
これが正解で、やはり標高が高く冷たい風が始終吹きつけるためか他の箇所よりも雪面が固かった。
少し登ると夏道が一部出ていたのでモコモコさんから夏道を使うように言われたが、そのまま雪面を登っていくことにした。これには後で文句を言われたがなんとか頂上の肩に着いた。頂上自体には既に雪はなかった。
さすが大日岳山頂は別格で、冷たい風は吹いているものの、数少ない大日岳山頂から眺めた景色の中でも随一の眺めだった。やはり山の良さと満足度を左右するものの一番の要因は天気であると実感した。
牛首山との鞍部付近まで偵察に行きたかったが、モコモコさんから「下りはバックステップでゆっくり降りることになって時間がかかるからだめ」と言われ断念した。
さて懸念の下りは、やはり10分程度では雪面の状況は変わらずまだ固いので後ろ向きで慎重に下ることにした
登ったときとほぼ同じ所を下ってストックをデポした所まで無事に到着。ほっとしたところでモコモコさんを見ると、まだまだ上の方でほとんど止まっているような早さでしか降りてきていない。
これではいつ降りてくるかわからないので、途中夏道が出ている所へ誘導することにした。
雪道の歩き方云々の前に、モコモコさんはバランスをとる能力がなさすぎる(だからスキーも下手)のでバランス感覚を高める訓練が必要なようだ。
やっとストックデポ地へと戻りアイゼンを外した。ここの登下降では風が吹き抜けていて涼しかったのだが、緊張したのか喉がカラカラだとモコモコさんが訴えた為で、こちらとしてもお腹がすいたこともあってここでゆっくり休むことにした
普通帰りは早く感じるものだが、暑くなってきたので長く感じた。途中のモ
グーラが良い目印になった。
残雪上を登り始めるようになれば小屋は間もなくだ。サングラスを小屋へ置いてきたので少し眩しくなってきたがなんとか小屋へ着いた。
小屋でゆっくり休みながらパッキングをして、そろそろ出発するかというときにヘリコプターの音が聞こえた。最初は単に近くを通るだけかと思ったらなんだか小屋近くに着陸でもするのではないかと思うほど音が大きい。
急いで小屋の外へ出た。旧小屋の基礎部分に立って、両腕を腰に当てて偉そうにヘリを見ていた。すると次第に目の前にヘリコプターが寄ってきた。戦闘機にロックオンされたかと思うほど接近してきたのでうれしいやら怖いやらでもうパニック状態。
モコモコさんもいつの間にか外に出ていて、そのヘリコプターを目撃した。慌てて外へ出たのでカメラを持っていなかったので写真をとることが出来なかった。黒光する格好いいヘリコプターだった。
少しの間小屋近くでホバリングしてから主稜線に沿って梅花皮小屋方面へと飛んでいった。
二人とも興奮しながら出発をした。
そして少しでもヘリコプターの音がすると注意をしてみたが、先ほどのように近くに飛んではこなかった。
写真を撮れなかったことを悔みながら歩いていると、御西岳を過ぎたあたりでヘリコプターが近づいてきた。二人とも歓声を上げた瞬間だった。
小屋のときほど近くはないが、何とか写真を撮ることができた。
御西から駒形山間はだだっ広く、広い雪原となっているところが多いので視界がないと大変だが、天気が良い今日はそんな心配は皆無。
よそ見をしながら歩いても大丈夫なほど歩きやすいので、周りをきょろきょろしつつヘリコプターを観察しながら歩いた。
ヘリコプターは今度本山方面へと飛んでいき、本山小屋に着陸しそうなほど近づいてホバリングしていた。御西小屋でもそうだが、何度もフラッシュらしきものが光って見えたので、どうやら飯豊連峰全体の撮影をしてるらしい。特に小屋や山頂に重点を置いているようだ。
本山小屋の撮影を済ませると、切合小屋や三国小屋の撮影はしないらしく遠くへ飛び去ってしまった。これで見納めかとテクテク歩いていると、またもや後方から音が・・・・。振り返ると大日岳山頂に移動しており、山頂を熱心に撮影しているようだった。
かなりの時間を費やしていた。ヘリコプターは再び梅花皮小屋方面へ行ってしまい、さすがにもうこちらには来ないだろうと思って駒形山手前の鞍部からは全く雪のない登りに集中することにした。
駒形山に着いたが暑いので、写真だけ撮って通過しようとしている時に、なんともう一度ヘリコプターが近づいてきた。駒形山を下り始めていたモコモコさんに慌てて声をかけた。
しかし残念ながらヘリコプターは駒形山までしか来なかったので、モコモコさんの姿を見たら撤退したような感じになってしまった。
かれこれ我々が目撃して1時間以上経っているのでそろそろヘリのチャーター時間や燃料の関係等で終了らしく、新潟方面へと飛び去って行きその後ヘリコプターの姿を見ることはなかった。ヘリコプターをチャーターしてまで写真を撮りに来たということはプロの写真家かな?もしかすると写真集とか出るのかな?山渓DVDか?
ここから本山への登りは特に長く感じた。
特に岩からの反射してくる熱が暑くて堪えた。また、山頂に近づくにつれてバカ虫が増えてきて煩わしい。山頂に単独の人がいるのが見えたのが励みになった。バカ虫が寄ってくるので立ち止まることが出来ない為、息が乱れないようにできるだけゆっくりと登ってやっとのことで山頂に着いた。ここも写真撮影だけ済ませて通過した。
小屋内に先行していた単独の方がいるかな?と持って覗いてみたが誰もいなかった。バカ虫はいるものの外の方が気持ちが良いので小屋の外で休憩した。
水場はこの時期どうせまだ出ていないだろうとうことで見に行かなかった。御前坂の下りでは一層増えたバカ虫を追い払いながらの歩きとなって暑いこともあり疲れた。御秘所を通過する前にモコモコさんは防虫ネットを被った。
次は草履塚の登りだが、気温が上がりバカ虫が凶暴化してきたので姥権現の所で二人とも防虫ネットと長袖を着用した。
ここの登り返しはいつもきつい。加えて風がぱたりとやんでしまったので暑くてたまらない。
登り途中のわずかな木陰で息を整えながら登った。草履塚からの下りはこの時期最も楽しい所の一つ。雪面に覆われて気持ちが良い。最初喜んで下っていたモコモコさんが水不足を訴えてきた。
小屋に着く直前に限界が近づいてきたらしくペースが上がらない。山人が先行して水を見に行くことにした。
シーズン外でいつもお世話になっている水場へいくと、ちゃんと出ていた。冷たくておいしい水だ。休憩時に必要な分だけ汲んで小屋へ戻り小屋内へ入ったところモコモコさんは既に床に転がっていた。
あまりにも暑いのであれほど欲していた水も飲まずに床で体を冷やしていたとのことだった。汲んできた水を渡すと一気飲みしてようやく落ち着いたようだった。
ここから三国小屋までコースタイムで1時間40分だ。種蒔山からのヤセ尾根についている残雪の処理で時間がかかったとしても2時間あれば着くだろう。
先ほどの水場で明日の行動分を含んだ水を汲んで、顔や手を洗ったらすっきりした。
荷物は重くなったが、後もう少しだと思うと頑張れる。
種薪山直下の沢の源頭部のトラバースは、一部夏道が出ていたので一度降りたが登り返しが面倒だった。まだ残雪がたっぷりあるので夏道へ降りるのでなくそのまま少し登ることになるが、稜線上を歩いた方が良かったかもしれない。
種蒔山からヤセ尾根へと変わる直前はカタクリが沢山咲いているカタクリロードになっていた。
ヤセ尾根が始まる岩場の直前はわずかな距離であるが急な残雪に覆われており、雪が柔らかくなっているのでそのまま降りても何も問題はなかったが、モコモコさんは前回同様ヤブの中を下降していた。
七森のトラバースに入るまで所々残雪を踏むことがあったが、夏道との切り替え場所での隙間がないので問題なく歩けた。
七森を過ぎると、雪堤が痩せていたり亀裂が大きくなったりして、時間がかかった。特に恐怖を感じると言うことはないが、夏道の上だけ残雪があったり、残雪と夏道の隙間が大きくなっているのでヤブを使って通過したりと数か所、面倒なところがあった。
七森の梯子ではモコモコさんはストックを腕にかけたまま梯子を降りたので、注意力が分散したのか浮き石を自分の膝に落として痛がっていた。幸い石の落差がほとんどなかったので、痣を作っただけで済んだが危ない所だった。以降厳重注意だ。山人はストックを予め落としておいたので何も問題なし。
梯子を通過した後はほぼ夏道が完全に出ており、小屋直下は雪堤の登りとなるが、雪堤は再びきれいな状態になったので夏道との隙間が少しあったものの問題なく雪堤に乗ることができた。
足元に注意して登っているとひょいっと頭上に小屋が見えた。やったこれで今日の行程も終了だ。
早速小屋内へ入る。もしかしたら山旅仙人がいるかもと少し期待したが、バカ虫で嫌気がさして一刻も早く降りたかったのか仙人の姿はなかった。
2階に上がったところ、暖かいところが熱気が物凄く、暑いくらいだった。夜のことを考えると2階の方がいいので、窓を開けて換気したところちょうどいい暖かさになった。小屋の1Fには正月山行のデポ品があったのが気になった。
モコモコさんが弥平四郎からのデマンドバスの予約を入れている間に、小屋近くの残雪にここまで大事に担いできたお楽しみ(ビール)を冷やしに行ったり、水が足りなくなりそうなので雪取りをしたりしてから2階に上がって落ち着くことにした。
小屋内が暖かいので、色々荷解きなどしているうちに雪はどんどんと融けていってくれた。
燃料も水づくりでさほど使わず、水の心配もなくなったので昨日仙人からいただいた山菜をゆでておひたしにして食べた。感想はおいしかったです。
ちなみに頂いた山菜はイラクサ。トゲトゲが刺さって痛いので食べられることは知っていたが無視していた山菜だ。今回は仙人が変なところを処理してくれていたので簡単に美味しく食べられた。
今日も天気が良く、飯豊最後の夕日も見事だった。三国小屋は樹林が近いお陰か、暗くなりかけても鳥の声特にウグイスのホーホケキョの声が聞こえるのが微笑ましかった。
もっと長く宴会をしていたかったが、明日は下山するだけでも、これまでの疲れがたまっているのと標高が低くなった分暑さとの戦いになりそうなので早目にシュラフに包まった。無事降りられるように頑張ろう。
6月5日(晴れ)
コースタイム
三国小屋5:37〜疣岩山6:43〜上ノ越8:23〜鏡山9:32〜水場10:21〜弥生分岐10:34〜林道12:00〜弥平四郎(バス停)12:20
縦走もいよいよ最終日。
長かったようで短かったような気もするが、疲労は確実に溜まっていた。
なるべく早く出発するつもりでいたが、のんびりコーヒーを味わっていたら予定よりも遅い出発となってしまった。
三国小屋からみて疣岩山は2つほどピークを越えていくことになる。松ノ木尾根分岐を少し過ぎた先まで夏道がはっきり出ていた。
疣岩山に近づいていくと途中残雪を踏んだりするところもあるが、涼しいので気分良く歩け順調に疣岩山直下に着いた。
稜線からも見えていた通り疣岩山の直下は前回同様雪の壁となっていた。ふと見ると雪壁から融けた水が汲めるようになっていたので、水を補給して行くことにした。冷たくておいしい水だった。
前回は今日よりも時間が早いこともあり雪が固かったのでアイゼンを着けて登ったが、今日はこれまで歩いてきた様子では雪面が柔らかくなっていたのでアイゼンなしでピッケルだけで大丈夫だろうと踏んで取り付いた。
実際取り付いてみると、思ったよりも雪が固かったので、数mの登りであるがキックステップにも力が入った。モコモコさんはさらにカッティングして登ってきていた。
雪が大きく割れていたところで一旦一息つけた。このまま残雪を登るには大きく割れたところを迂回しなければならずアイゼンを付けないと危なそうだ。あともう少しで傾斜が緩むので雪が消えたヤブ交じりの草付きを登ることにした。幸いピッケルがあるので草付きも危なげなく登れた。
ここをこなしてしまえば残雪の処理はほぼ終わったも同じだ。
まだ先も残雪が出てくるが、短いトラバースだったり、雪堤上を歩いたり傾斜も強くなかったりと緊張するような所はない。
巻岩山を過ぎると上ノ越を目指してやせ気味な尾根をずんずん下るようになる。こんなに降りなくてもいいのにと文句を言いたくなった。すると今度は折角降りたから登らなくても・・・となる。地図では読めない小さな急な登下降を何回も繰り返すところだ。これがボディーブローのように効いてくるので、かなり時間がかかってしまった。
それでも前回はこれがいつまで続くのか様子が全く分からなかったのでえらく長く感じたが、今回はこんなものだったと歩いているうちにいつの間にか上ノ越まで着いていた。
出発が遅れたのと、疣岩山通過が予定よりも遅れていたので上ノ越から鏡山経由で行けるかどうか怪しかったが、なんとかギリギリ行ってもよさそうだ。
上ノ越の標識へは雪堤から降りないといけないが、うまい具合に雪堤が上ノ越からの登り返す登山道に続いていたのでそのまま雪堤上を歩いた。
上ノ越から先も残雪を踏んでの登りが結構あった。
また、こちらも登ったかと思ったら下ったりで距離のわりに時間がかかった。この尾根は鳥の鳴き声が良く聞こえるのが慰めになった。
カッコウ、ウグイスやホトトギスはもちろんのこと、特に我々が聞こえるとうれしくなるのがツツ鳥だ。「ホホホホホ・・ ホホ ホホ」と聞こえるので我々はホーホー鳥と読んでいる。実際に鳴いている姿を目撃したことはない。
この辺りで印象に残った鳴き声は、「ピピ、ピピ、ピピ・・・」とピピの音程?が少しずつ上っていって最後は必至に叫んでいるような感じになるものだった。何という鳥の声なんだろう。
樹林の陰の時はいいが、直射日光が当たると今日も暑い。
水の消費が激しいので、疣岩山直下で水を汲んでおいて良かった。やがて登りも急になってきたが、
大日岳から本山などの稜線の眺めが最高に良くなってきたので頑張って登ることができた。気が付くと鏡山だった。
前回はバカ虫の大群にたかられたが今回はバカ虫がいるにはいるが、なぜか数が少なかった。飯豊の眺めを堪能しながらゆっくり休みたかったが、予定よりも遅れているので休憩をとらずに下りにかかった。
山頂から1時間弱下ると水場だ。前回は寄らなかったが、顔を洗いたかったのと登山道から水場が見えるほど近かったので水場に寄ることにした。
冷たい水を飲んで顔を洗え、生き返った気分だった。
水場を出発するときに、登ってきた男性2人と会った。さらに弥生口手前でも二人組の登山者とすれ違った。
この山は本当に地元の方に親しまれているのだなと思った。
弥生口分岐を過ぎると、弥平四郎からの登山者がめっきり減るのか、落ち葉が積もった道となって滑りやすくなった。
杣道のような感じで山腹をトラバースする様な所を過ぎると、怒涛の下りが始まる。この下りは辛かった。これまでの行程で出来てしまった足指の靴擦れに響いた。
一気には降りられず一度休憩を入れた。休憩してから先は益々急なヤセ尾根となって転落しているかのような下りを頑張るといきなり平坦になった。
シダ植物が茂る森を歩くとすぐに沢の渡渉点だ。ここから熊鈴を付けた。
沢の渡渉点で少し時間をとって体を拭いたりした。たったこれだけでもすっきりした。ここでモコモコさんが足を滑らせて左足を濡らすドジをおかしたのはいつものことだ。暑いのですぐ乾くだろう。
前回よりも分かりにくくなった道を歩く。特に最初の渡渉点と次の渡渉点の間は忠実に沢の流れの横を進むのだが、増水したら通行不可だろうというところが道となっているので、間違ってしまったのではと別の道を探してしまった。
この間を通過してしまえば、シダなどで隠されているが踏み跡ははっきりしているので迷うことはなかった。植林地帯に入れば林道終点まで間もなくだ。
林道終点には1台車が止まっていた。
ここまでくれば一安心、あとはバス停までただ足を動かせば辿りつける。弥平四郎登山口からバス停までは少し歩かないといけないが、これまでの歩きからいえば惰性で進める距離だ。
今までのバスは、夏山シーズンしか弥平四郎まで入ってこなかったため、タクシーを利用するか更に先にある極入のバス停まで歩かなければいかなかった。ところがうれしいことに昨年から運行されるようになったデマンドバス(後述の*1参照)で弥平四郎からは野沢駅まで出られるようになった。
予約をしないといけないのはタクシーもバスも一緒だが、町外の者でも町民の方とほとんど差がなく利用できるのがありがたかった。
バス停となっている分校跡の軒下で荷物整理をした。
分校跡には新しい携帯電話のアンテナが建っていた。なんでもこれまでは携帯電話の圏外だったのがこのアンテナが建ったので弥平四郎から携帯電話が使えるようになったとのことだ。
荷物整理が終わったところで、野沢駅までの時間を利用してこれからの行動計画を練った。
というのも、久しぶりの長時間行動と暑さやバカ虫の攻撃等で体がボロボロとなってしまい、一刻も早く帰って家の布団で寝たかったが、大荷物を抱えて乗り換えをしながら帰宅する気力すらも残っていなかった。
そこで出した作戦が、平日なので予約は取れるだろうと踏んで、乗り換えなしで東京駅まで運んでくれる夜行バスの利用だった。乗る予定のバスはJRバスなので高速道路での停留所がなく余計な休憩はほとんどないので最低3時間は通して寝ていられる。これだけ仮眠できれば東京駅から家まで何とかたどり着けそうだ。
野沢駅に都合よくバスの営業所があったので、早速バスの申し込みをしたところ予約が取れた。
安心して磐越西線までの時間を利用してお風呂(ロータスイン 日帰り入浴¥300)に入りに行った。
靴擦れにお湯が沁みたが4日ぶりのお風呂はなんとも気持ちが良かった。
休憩処でそばを食べて駅へ戻った。野沢では
大山祇神社の大山まつりの最中で、丁度バスが到着して参拝してきたらしき人も駅に来てにぎやかになった。
デマンドバスの運転手さんに聞いた話によると、最近はめっきり参拝者が少なくなったが、以前は県外特に新潟県から観光バスが何台も連ねてくるほど賑わっていたそうだ。
会津若松まで移動してから夜行バスまでゆっくり食事をしたりして過ごした。バスは定刻に東京駅に着いて無事帰宅できた。
幸い予備日を使わなくて済んだが、帰宅してからは一気に疲れが出てしまい結局一日中寝て(ゴロゴロしてという意味でなく文字通り睡眠して)過ごすことになったが、5月の連休に十分歩けなかった分と昨年夏の天気を一気に取り戻すことができ大満足だ。
*1
西会津町デマンドバス(こゆりちゃん号)
前日17:00までに要予約。町民でなくても利用可能(¥300)なのがありがたい。弥平四郎から野沢駅まで約1時間。利用者の数等により所要時間が変わってくるため、予約したときに発車時間を教えてもらうことになる。早い時間に予約したときは発車時刻が確定していないことがある。前日の夕方に三国小屋から予約を入れておくのが一番いいと思う。
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東俣彫刻公園を10分程進んだ水場 |
林道上、唯一残っていた雪渓 |
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橋手前の沢 |
一号橋 |
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東俣川 |
2号橋 |
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倒木とモコモコさん |
カモス峰 |
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前エブリ差岳が聳える |
気になる稜線 |
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雨量観測所 |
前エブリ差岳が迫ってきた |
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振り返る |
花には癒された |
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前エブリ差岳に到着。えらく疲れる |
気持ちのよい稜線。バカ虫多し。防虫ネットを被る |
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振り返る |
長者平付近の水を汲んだ所(水が流れている所は登山道) |
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冷たくておいしい |
地塘と主稜線 |
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長者平 |
卵ランド。ポカポカうれし〜。 |
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エブリ差岳、山頂 |
エブリ差小屋 |
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夕焼けに染まる主稜線 |
日本海に日が沈む |
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朝日に染まる主稜線 |
朝日を浴びる二王子岳 |
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主稜線とイチゲちゃん |
これからが本番かな? |
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藤島玄のレリーフ |
蒜場山と赤津山 |
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地神山は大きい。 頼母木小屋が小さく見える |
鉾立峰とエブリ差岳 |
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大石山 |
後方は胎内尾根、赤津山方面 |
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後方は二ツ峰 |
後方は地神山から西に延びる尾根、きれいなライン |
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両手に花の登山道 |
頼母木小屋に近づく |
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二ツ峰 |
振り返るエブリ差岳 ミネサクラが見頃 |
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頼母木小屋 |
管理棟 |
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二階の雨漏り対策 |
毛布の存在がうれしい |
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頼母木小屋付近よりエブリ差岳 |
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地神北峰 |
のびやかな梶川尾根、雪がびっしり |
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頼母木小屋とエブリ差岳 |
扇ノ地紙 |
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赤津山方面 |
二王子岳 雪渓が一直線に延びている。スキーで滑れるるのかな? |
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もうすぐ次のステージが見えてくる |
梅花皮小屋が見えた |
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本山方面 |
北股岳方面 |
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門内小屋が見えてきた |
二ツ峰方面 |
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門内小屋の水場 |
水場、しっかり出てます |
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2F、癒しの毛布は主人を待っている |
1F 岳人の日本列島山岳地図があればマイナーな話に花が咲く |
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北股岳へ向かう |
ギルダ原の花 |
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門内岳と二王子岳を結ぶ稜線 |
うねっていますね |
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ギルダ原の花 |
門内小屋を振り返る |
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石転び沢 |
北股岳より梅皮花岳 |
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北股岳 |
ほん石転び沢 |
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御西小屋までの巨大雪堤歩きの始まり |
広い雪原となっていて気持ちが良い |
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桧山沢源頭部 |
延々と雪堤が続いているのが良く分かる |
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雪堤も大きければ亀裂も大きい |
烏帽子岳、梅花皮岳方面を振りかえる |
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ガスっていると分からなくなりそうだ |
下りだと早い |
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意外とアップダウンがあった |
まだまだ雪堤は続く |
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広くて距離感覚が狂う |
大日岳が近くなってきた |
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やっと天狗の庭 |
登り返す所は夏道が現れていた |
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本山方面もくっきり |
大日岳の見え方も変わってきた |
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これは?モコモコ蜂 |
御西小屋が見えた |
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土臭いが水を汲んだ |
御西小屋へ到着 |
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日の入り その1 |
日の入り その2 |
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日の入り その3 |
日の入り その4 |
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朝の大日岳 |
朝の北股岳方面 |
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大日岳へ向けて出発 |
すぐに雪道となった |
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モグーラ |
遠くの山並みまで見えた |
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主稜線 |
主稜線 |
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牛首山方面 |
最後の登りにかかる |
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岩稜 |
直下の登り |
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西大日岳方面 |
本山方面 |
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山頂からオンべ松尾根 |
山頂からオンべ松尾根 |
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慎重に下る |
オンべ松尾根が気になって仕方がない |
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御西小屋から本山へ向けて出発 |
大日岳へのラインがいいね |
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御西岳山頂、手前 |
この大きさでしか撮れなかったのが残念 |
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雪原歩きが楽しい |
この辺りも芽が出てきた |
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広いね |
昨日歩いた主稜線 |
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後ろを振り返る |
大日岳は別格 |
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本山山頂から大日岳方面 |
本山山頂から北股岳方面 |
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なんだか面白い |
ダイグラ尾根 |
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本山小屋を目指す |
その途中から |
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本山小屋には誰もいなかった |
眺めが良い 朝日連峰 |
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切合小屋方面 |
御前坂から |
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大日岳 |
御西への稜線 |
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姥権現様 |
本山を振り返る |
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草履塚のつらい登りを忘れさせてくれる |
何度も撮ってしまう大日岳 |
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主稜線 |
草履塚からの下り |
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切合小屋 |
水が出ていてありがたかった |
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種蒔山への途中で振り替える |
なぜかここだけ夏道が出ている、先は滑落注意 |
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種蒔山からヤセ尾根へと突入 |
三国小屋が見えた |
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カタクリロード |
七森へと続く尾根 |
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七森までは雪堤歩きが結構あった |
七森でいつも撮影するニョキニョキ |
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もうすぐ崩れるのかな? |
ツツジが綺麗だった |
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三国小屋が近づいてきた |
明日歩く疣岩山方面 |
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ここを登り切れば今日の行程は終了 |
小屋前から振り返った |
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日が暮れてきた |
飯豊で見る最後の日の入り |
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飯豊で見る最後の日の入り2 |
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三国小屋 |
まずは松ノ木尾根分岐を目指す |
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剣ヶ峰への尾根 |
疣岩山へはいくつかピークを踏んでいく |
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大日岳を眺めながら楽しい歩き |
疣岩山手前 |
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いやらしい部分を越えて三国小屋方面を振り返る |
猪鼻分岐手前のカタクリロード |
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巻岩山までは快適な歩き |
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上ノ越 |
鏡山への登りはかなり辛く感じた |
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鏡山から大日岳 |
鏡山から本山 |
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足に堪える下りでは花たちに慰められた |
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シダの茂る平坦地まで降りてほっとした |
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